そば処 大善 とろろそば
札幌は現在も肌寒く、なんと我が家ではまだストーブを点けたり、消したりしています(昨日から少し暖かくなってきたけど…)。寝室の天井はまだ穴空いたままだしよぉー。
ということで昨日の夕食は「温かい とろろそば」を作りました。
今は無き平岸街道沿いにあった蕎麦修行時代の「そば処 大善」のとろろそばを再現します。
そばとかけつゆは、市販のものを使わせていただきます。もちろん本気モード時は、かえしと一番つゆをあわせて二番つゆでかけつゆ作りますよ。
大善ではちょっと工夫された、とろろそばを作っていました。
長芋は長く太い1本ものを買い付けて、一気にすりおろしてタッパで冷凍して置き、その営業日にある程度出そうな量を朝一で解凍しておいて使いました。
では材料から。
卵1個と長ねぎと長芋だけです。買って来て2日程たった長芋をすりおろします。すると見ての通り、すりおろしたばかりなのに安い洗い芋は赤っぽい色に変色していきます。
このまま、とろろをそばに入れたら画がとても悪いものになります。
さて、どうするか?
黄味から白身を取ってとろろに入れます。そしてよーくかき混ぜます。
泡立てるように。
するとメレンゲパワーで赤っぽい色だったとろろが白くふわふわになるんですねえ。
これはですね、個人経営の店舗だったそば処大善の親父さんの知恵ですね。長芋とろろをいかに綺麗に見せるか。長芋を使う量も少なくて済むし、卵の白身を捨てることもしなくて無駄もないし、材料費も浮くし見た目も味も良い!
しかも白身のメレンゲ効果で、とろろはしばらくふわふわ。
さてと…そばを揚げますね。
その上にとろろを優しく乗せて黄身を真ん中に、そしてネギを添えます。
出来上がりー!
頂きます。ずるずるーずるー!
うんめーよ!
ありがとう、大善の親父。店長…何してるか?元気かな?
実は昔はですね、長芋をすりおろした「とろろ」は好きじゃなかったんですね。ご飯にもかけるのも嫌でした。
長芋は絶対細切り派だったんです。
大善で働いている時も、とろろそばはまだ苦手でした。温かいそばに生卵を入れて食べるのにも抵抗がありました。だから月見そばも好きではなかったんですね。
特にとろろは嫌でした.......
何故かって?
だって鼻水をすすって食べてる感じがするんですもん!(笑)
でも今はそんな感覚はなくて、逆にズルズルヌルヌルが美味しいんですよね〜
ネバネバ系は身体に優しいし、
健康にいいし・::・( ̄∀ ̄ )。・::・ポワァァァン・・・
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