ラーメン 函館麺や 一文字総本店
ラーメン店 一文字。
今まで一度も食べに行ったことのないラーメン屋で、函館では有名なチェーン店。
名前を聞いてもピンと来ないし、ラーメンの画像を見ても「行ってみるか?」ってならなかった。完全にノーマーク。その理由も何かを感じていたのかも…
先週の金曜夜外食しに行く予定は無し。
仕事から帰宅すると、みきっぺがいつものように普通に晩御飯を作っていた。久しぶりに弟のバリピルと長電話している最中、長男が友人とラーメンを食べに行くようで、それをみきっぺが聞いて突然無性に食べたくなったとのこと。
次男はバイトでいないので、2人で戸倉町の笹浪屋に食べに行くことにした。時刻は20時前。笹浪屋は調べると21時までやってるとあったが、暖簾が仕舞われていた。なんで?スープ売り切れ?
さてどうする?
自宅に戻って夕飯を食べるか?
いや、ラーメンを食べよう。
先日クワガタの動画でチャンネル登録してくれた“なおさん”の投稿動画を見ていると、どうやら同じ函館人。その動画のひとつに一文字に行ってる映像があった。
一文字は氣になった。
なおさんもクワガタを飼っていた。
◆なおさんのチャンネル
早速近くの一文字をググッたら湯の川が出てきた。
しかも総本店で0:30まで営業している。
本当か?閉まってるんじゃないのか?
車ですぐに向かった。
あいてるじゃないか!
中へ入ると「ご案内しますのでそのままお待ちください」の貼り紙が内扉に貼ってある。会計の客で玄関が混んでいたのでそのまま待つ。
なかなか経っても案内されない。そんなに店内に客がいる訳でもないのに、かといって店員が少ないと言うわけでもない。
この時点で少し苛立った。
嗚呼、ダメだなこの店。
腹が減ってたので食べられりゃいいかな?なんて思ってたところ「すみませんー」って店員に声を掛けたら「お待ちください」と言われた後にやっと入店出来た。
味には全く期待してなかった。ただノーマルなラーメンを2つ(正油と味噌)とチャーハンを1つ注文。
頼んだ若い店員も愛想が良くない。やっつけ接客みたいな対応。
これは、らーめん旭の店員(店長)さんの圧勝だねぇーだなんて2人で話していた。
早速俺の正油ラーメンが来た。見た目はフツーのラーメン。ネギはそんなに乗ってないし、海苔がひん曲がって運ばれて来た。
しかしみきっぺの味噌がなかなか来ない。まぁ、丁度良いというか俺はラーメンの写真を撮ってるので、その時間待っていられるが、麺が伸びたらたまったもんじゃない。
みきっぺに「先に食べててよ」と言われたので、にんにくを潰す。ここも旭と同じくニンニク潰し機があり、まるまんまの裸にんにくが置いてある。
どれどれ…にんにく潰してたら、みきっぺの味噌ラーメンがやっときた。
らーめん旭でにんにく2個いって後悔したので今回1個で終了。さあ食べます。いただきます。
ズルズル
、、、、ドうめえズラ!
見た目シンプルなのに、なんだこの深いコクは・・・
とろける香り高いチャーシューがクソうめえや。クソとかズラとか使ってすいません!
スープはあっさり正油で脂っこさもないのに、このまったりな旨み感はいったい何処から来るのだろうか?残念ながら旭のあっさり正油は勝負にならない。
旭の“汁なし坦々麺”はまじ美味だったが、ノーマルラーメンならこっち一択!
…だがっ!
こんだけ食べ進めてもチャーハンが一向に来ない。
注文し忘れとか?
残り、麺が僅かになってからやっと来た。
うん。チャーハンは、ごく普通一般的。ちなみに取り皿貰って、みきっぺと半チャーハンにして食べた。
味はまずくもうまくもない。チャーハンは旭の方がかなり美味かったね。
みきっぺの味噌ラーメンを食べさせて貰ったが、これまた激ウマ。味噌が濃くてこってり味。今まで食べたラーメンで例えれば「白樺山荘」の味噌に似てる。こってり脂嫌いの俺でも飲み干したくなるスープ。
やめようと思ったが、味噌の分も自分がすべて飲み干してしまった。
実際似て非なる。味噌は白樺山荘より一文字の方が味は上。
白樺山荘とは正油の味は断然に違うし。
味噌はちぢれ麺で正油はストレート麺(麺の硬さ変更は書いてあったが、ちぢれとストレートは変更可能かどうかは不明)。
好みもあるだろうが、味噌も正油も札幌のすみれや純連なんかより断然こちらが美味い。
次回来店の際にはこの函館ブラックラーメンを食べてみたい。
今宵は新たな発見をしてしまった。
流れは完全に作られている。
一文字はこの先も行くことはおそらく無かった。
何故なら函館人の妻が一度昔に食べに来たことがあり、美味しくなかった印象がとても強く、これからも一文字へ行くことは無かったよう。
ラーメンを食べて美味くて感動したのも久しぶりである。これまで不味くて一生食べることはないと誓ったのちに、食べた山岡家のラーメンの旨さに感動したのと似たような感覚。
長男に一文字が美味しかったことを伝えると、その後友人と同じ一文字総本店へ食べに行ったようで「美味しかったァ」と言って帰宅してきた。
いやぁ、本当に美味しかった。一文字のラーメン。
この感動を引き寄せた始まりはクワガタだった。
今年初めてクワガタを発見したのは妻であるが、捕まえて動画を撮りYouTubeにアップしたのは俺。クワガタを飼い始めた一つ目の「喜び」。
その動画を見てチャンネル登録しコメントをくれたのは“なおさん”。過疎過疎YouTubeチャンネルにコメントを頂いた二つ目の「感動」。なおさんの動画を見て同じ函館人と知り、興味が湧いて見進めると「一文字」の動画があった。
そしてこの日夕食をつくったのにも関わらず、ラーメン食べようといった妻。妻が決めたラーメン屋がいつも営業中な筈なのに何故か閉まっていた。
この時点でフラグが立ち「一文字」への道が開けたのである。
店員の接客がぶっきらぼうで逆に良かったのかもしれない。最後会計レジに立ったお姉さんは非常に感じが良かった。
評価が妻と同じということもこれまた幸せこの上ない。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。