機動戦士Zガンダム クワトロ・バジーナ 百式・51
☆本日もZガンダムにおけるクワトロ大尉(シャア・アズナブル大佐)をリスペクトした100回シリーズになります。
本日は百式の装備とその武装による攻撃のワンシーンを回顧したいと思います。
このシリーズで書いているように百式の武器はこれといってオリジナルなものではないと思われます。武装はリックディアスとほぼ同じ仕様になっています。
百式の装備とリック・ディアスの装備
MSN-100 百式
【仕様・1】ビームライフル、バルカン
【仕様・2】クレイ・バズーカ、バルカン
ビームサーベル
メガ・バズーカ・ランチャー
百式は高い運動性と攻撃力を備えているが、シールドは無く、装甲も薄いので高い回避技術を求められる。機体独特の癖に慣れないと性能を引き出せないという、クワトロ・バジーナ専用機だからこそ乗り手を選ぶ機体である。
RMS-099 リック・ディアス
【仕様・1】ビーム・ピストル、バルカンファランクス、背部ビーム・ピストル
【仕様・2】クレイ・バズーカ、バルカンファランクス、背部ビーム・ピストル
ビームサーベル
リック・ディアスは追尾性能の高いクレイ・バズーカとビーム・ピストルを選択出来る機体である。空中での機動性と撃ち合いに難はあるこそものの、射撃武器の性能が良いので地上では撃ち合いに強い。サブ武器の背部ビーム・ピストルは機体の上部と背部に撃てる特殊な武器である。
さて、この後はシャアの百式による各武器で敵と好戦した、ベストシーンを独断と偏見&個人的ひいき目で選んでいきたいと思います。
百式のビームライフル攻撃
百式のビームライフル攻撃で目立った戦いは本当にない。後半戦に行けば行くほど百式は不利になり、一年戦争でサラミスやマゼランなどの戦艦を撃沈してきたシャアとは思えない残念な活躍ぶり。
メッサーラに乗るレコアでさえも墜とせなかった。
おまけにロザミアの搭乗したバウンド・ドックに対して、ビームライフルがボディに直撃しているのに、全く効かないといったお粗末さ(ジェリドとゲーツ・キャパのバウンド・ドックにはビームライフルは効いていた)。
個人的に百式の好戦を選ぶとすれば、前半戦のジャブローに降りた後のケネディ空港での戦い。
ブラン・ブルターク少佐のMAアッシマーと空中戦に不利な百式が、地上から放ったビームライフルの一撃。最終戦ア・バオア・クーでの、ガンダムのラストシューティングを思わせるシーンである。
Episode 13 シャトル発進
ブラン「醜いな」
クワトロ「なめるな!」
これはカッコよかった。シャア版ニュータイプの閃きもあったし。ブランもかっこいい!なかなかどうしてオールドタイプの中では強いパイロットだった。
百式のクレイバズーカ攻撃
リック・ディアスの背面に装備されているものはビームピストルというネームが付けられているが、リック・ディアスが武装する、このクレイバズーカとビームサーベルは百式は同じで、いわゆるお下がりである。実弾を装填したりあらゆる場面で効果はあったはずだが…。
このクレイバズーカの使い所も中盤戦から後半戦に掛けては無に等しかった。というかほとんど使用もされなかったのでは?
少ないシーンから選ぶとするならば撃墜に執念を燃やした、またもやブランのアッシマーとのバトルである。百式のメインカメラの黒いバイザーが赤く光った!
Episode 14 アムロ再び
ブラン「散弾ではその程度だな」
クワトロ「ええい!」
モビルアーマー相手に苦戦したカミーユとシャアだったが、ドダイ改無しで空中戦を良くこなした戦いではなかったろうか?アッシマーのパンチで突破されてしまったシャアだったが…
結果アムロにアウドムラは助けられたのだが…そしてブランはアムロが倒すことになった。
百式のビームサーベル攻撃
シャアのオンリーワンMSなのにここまで強さを見せつけられなかったのも珍しい。だんだんネモを金色にしただけなんじゃないか?と思い始めてきた。
なんならリック・ディアスに搭乗していたシャアの時の方が活躍していたのではないだろうか?
ビームサーベルでの戦いとなると超接近戦である。シャア百式のベストバトルを思い出そうとしても、Zガンダムを何百回も見た私でさえ、ビームサーベルでの戦いを思い出せない。
ビーチャでさえ、ビームサーベル使って接近戦で敵機をなぎ倒してたというのに…Zガンダムでの百式はビームライフルでの戦いが主だった。
ビームサーベルでの百式無双を上げるとしたら、ここしかないかね。ハマーン様も登場するエピソード、ティターンズの無法者ハイザック2機カラとソラマを相手にしたワンシーン。格下のソラマをビームサーベルで撃破。ついでにガザCもビームライフルで撃ち落とし、計3機のMSを撃破したがコロニーが穴だらけに。
Episode 39 湖畔
クワトロ「パイロット!モビルスーツから降りろ、これ以上コロニーを…」
クワトロ「馬鹿な、分かっているのか…ええい!ままよ!」
「もう一機は爆破せずに倒さねば」と言ったが結局、ビームライフルを使ってしまうシャア。
百式のバルカン攻撃
バルカン攻撃でワンシーンを選ぶなら、やはり誰もが印象に残る百式とキュベレイの最後のシーンだろう。絶体絶命だが逃げの一手の応戦、起死回生のバルカンが炸裂し戦艦残骸ごと爆破、自爆劇を演じた最終回。
百式もそうだが、マークⅡもゼータも、敵モビルスーツを追い詰めた時に使用するバルカン。
戦い方によって接近戦で非常に役に立つ武装兵器だろう。バルカンに合わせてビームサーベルで叩き斬る。
理想的なコンビネーションではないだろうか?
Episode 50 宇宙を駆ける
クワトロ「そんな決定権がお前にあるのか!ハァ!」
ハマーン「口の利き方に気をつけてもらおう!」
「へぇー、バルカンってこうやってつかうんだぁ」なんて思いました(爆)。
最後に百式のメガバズーカランチャー攻撃
度々使用した百式の唯一であるオリジナル超兵器、大型メガ粒子砲がメガ・バズーカ・ランチャーである。
バイオセンサーも搭載せず、変形も出来ず、唯一運動性だけが際立った百式の機体なのに、それを生かさずに巨大な大砲メガ・バズーカ・ランチャーを用意するとは…シャアらしくもない。
だからガンダムZZではメガ・バズーカ・ランチャーは登場しない。はっきりいって失敗作だからである。
莫大なエネルギーゲインを必要とし、数発しか射撃出来ず、百式がメガ・バズーカ・ランチャーを構えただけで、ガンダムGP03(デンドロビウム)のような拠点型モビルアーマー的な扱いにもならない。
逆に金色で目立つ、敵に対して格好の標的となる。
ただカッコ良さだけは際立っているのは間違いない。
ティターンズが用意したサラのハイザックによる、その辺の強化型ランチャーとは訳が違う。
メガ・バズーカ・ランチャーの射撃名場面集はこちら👇👇
メガ・バズーカ・ランチャーの威力を大発揮したのはもちろん言うまでもない、哀れガザCの群を殲滅したシーンである。
しかしもっとも印象に残ったのはウォンさんも白熱した、ドゴス・ギアへの射撃だと思う。このシーンはあわよくばパプティマス・シロッコと共に、ティターンズの旗艦ドゴス・ギアを撃沈出来るかも知れないぞ!今後も活躍するのか?!超兵器メガ・バズーカ・ランチャーのワクワクさと期待感を思わせたのである。
もっともシャアが超覚醒していたならば、ドゴス・ギアのブリッジを撃ち抜くのは容易だったはず…残念無念眠った超兵器メガ・バズーカ・ランチャー・・・。
Episode 32 謎のモビルスーツ
クワトロ「目標は大きいな…なまじ大きいと一発で致命傷という訳にはいかんのが致命傷だ」
クワトロ「なんだ?!このプレッシャーは!・・・パプテマスシロッコ!」
クワトロ「はずれた?あと3発か・・・退避だ!」
以上、百式の全武装による攻撃のベストシーンを選んで見ました。
シャアが百式で活躍できなかった理由としては、シャアを指導者・政治家として使いたかったエゥーゴ・アナハイムの上層部の思惑もあったが、シャアの本心はアクシズで悶々としていた頃からずっとモビルスーツのパイロットとしての再起に燃えていたのだ。
ブレックス准将の後を引き継ぎ、片手間で政治活動、パイロットと動いたために、純粋にモビルスーツ・パイロットとしての覚醒(ニュータイプ)が遅れたに違いない。
私はシャアがZガンダムではニュータイプとして成長するのを、自ら止めてしまったと考えていますね。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。