御飯の作法と世界一の日本米
ご飯、つまり日本人の主食である「お米」の日本人としての食べ方、作法を考えたいと思います。
まずは最低限の作法。
身近なところで見たご飯の食べ方
会社の食堂で食べている人達の姿を見てうんざりするほどであります。自分も立派な人間じゃないですけどね、まあ色々な人間がいるもんです。
一番酷いのは「ペチャクチャ食い」最低ですね。なぜ人の食べる様子を見てしまうのはこの下品な音から見てしまうんですよ。でなければ見ません。
次は口に食べ物入ったままペチャクチャ喋る。食事の時くらい大人しく食べてくれないかな?そしてしまいには「いただきます。」も言わない人が(うちの会社ではいないが、「ごちそうさま。」を言わないやつがいる)。
そしてこれもうちの会社では見られないが、だらしがない無頓着なやつの食べ終わったお茶碗を見るとご飯粒がいっぱい残してある。
自分は親からは「ご飯粒は一粒も残すなと教えられた」お百姓さんが丹精込めて作ったお米の一粒一粒を残したら目がつぶれるよと。
もちろん反論する人もまれにいる「貧乏たらしい」とか。全然貧乏じゃないと思います。ただご飯粒がお茶碗にこびりつかないような食べ方がしっかりあるんです。
そういう食べ方をすればいいんです(後述)。一粒残らず食べ終わったお茶碗の見た目は綺麗だし、洗い物する人だって楽でしょう。ご飯を炊いた人だって「きれいに食べてますね」と思うでしょう。ちゃんとした日本人なら最低限のご飯の食べ方は知っておくべきです。
まだまだ御飯を食べるマナーってのはあるんです。
特にご法度なのは、ご飯の入ったお茶碗におかずを上からかけてぐちゃぐちゃに混ぜてかけこんで食べる人(漬物をご飯の上に乗っけて食べるのもタブー)、箸をねぶる(なめまわす)、迷い箸(料理の上で箸をまわす)、寄せ箸、涙箸などなど。
戦後から続く日本の学校給食
「一汁三菜」が日本食の伝統。
あれ?俺たちの学校給食はパンと牛乳ばかりではなかったか?戦後私たち(第2次ベビーブーム)ではそれが当たり前のことになっていて、学校教育では日本食の「しょ」の字も教わらなかった。
それが北海道民なら尚更だ。
箸をまともに持てない奴さえ学校にはいた。
小学校二年生の時、月寒小学校のホームルームで箸を使う訓練をしていたのを覚えている。茶碗を2つ用意して小豆が入った茶碗から、空の茶碗へひとつずつ入れる練習。そしてこの学校よく給食ではご飯が出ました。校舎のグラウンドの奥には栗の木が立ち並び、秋になると生徒達自らが収穫して給食に栗ご飯が出るんです。
あの小学校は今思うと日本教育はしっかりしていたと思います。残念ながら1学期半だけで転校してしまいましたが、栗ご飯の時期にいれたのは良い思い出かと思います。
でも、地下には障害学級(障がいとか使う必要ないと思うんですが)がありまして、知能が低いとか先天的な問題がある子供がいましたね。よく叫び声とかが聞こえました。しかしなぜ地下なのか?それは少しおかしいか?と。
結局はパン(余った小麦)と牛乳(脱脂粉乳)を日本人の子供達に押し付け、食べさせて日本の食文化を潰したアメリカの大成功というところでしょう。
精製された小麦は体にはよくありません。牛乳も日本人の体質にはあっていません。そんな私はアレルギーになり、腸は過敏になりいつも体調を崩してましたよ。
高校に入ってからは昼食は自由なんでお茶と米を食べてました。そのおかげで授業中いきなりお腹がギュルギュルと緩くなったり、鼻炎にも悩まされなくなりました。
パンと牛乳を食べ飲むのをやめたからです。
コッペパンやマーガリン、よつ葉牛乳(よつ葉でなくても良い)なんていらない。
バブル景気の時代はアメリカかぶれしちゃってもうみんな米を食べなくなった。
「だって、食の選択の自由でしょ!」とばかりに、皆食卓テーブルにはパンと目玉焼きとベーコンに牛乳とオレンジジュース。
もうここまで来たらアメリカの日本国民の洗脳は完了し、今後も変わらない。
震災や災害時に並ぶのは何?
去年なんかは北海道大震災がありましたが、過去震災以外でも災害時に食料として持ち込まれるのは、「おにぎり」です。日本人が考えた立派な「おにぎり」。
そりゃ、パンなんかも配給で回って来ますが、やっぱり炊き出しにはおにぎりじゃないですか?
去年の震災時に近くの居酒屋さんが、おにぎりを無料で道行く人に配ってました。
減反政策で米農家は減りました。しかし2018年の半世紀ぶりの政策転換で「減反政策廃止」が決まりましたが、喜ぶどころか現場では「米の生産は増やさない」というものでした。ようするに実際は「減反政策強化」であります。
減反政策廃止とは、廃止することで米農家に国からの補助金は一切出なくなる、2018年の昨年から始まっている。つまり農家は米を作りたいだけ作っても構わないが、TPPによって決められる海外から安い米と日本の農家は戦わなければならない。
だからブランド米を作り、いかに米のブランディングを図っていくかが問題だが、そこに「種子法廃止」も絡んでくる。
つまり日本古来の米を失くしてしまうということを日本人は決定してしまった。ササニシキ、コシヒカリ、あきたこまち、ヒノヒカリ、ひとめぼれ、きらら397、ミルキークイーン等など...北海道では"ゆめぴりか"や"ななつぼし"が多いですが…
(ちびっこ向けデータはホントか?農林水産省?)
大豆もアメリカ・カナダの遺伝子組換え作物。豆腐や納豆はいずれそれで一色になってしまう。米の未来もそう遠くない。
御飯の作法・本題
まずお茶碗を四本の指で底を持ち、親指をふちにそえます。
そしてお茶碗を持ったら、ご飯を見て“間”を取ります。それから箸をとります。
ご飯をつまむ量は3cmほどではさめるように取ります。この時に御飯をすくってはいけません。
ご飯を取ったらそこで一呼吸“間”をおき、湯気が立ち上るご飯を見てゆっくりと口へと運びます。
これが日本人の御飯を食べる最高のテーブルマナーであります。
ごく普通なことです。誰でも出来ます。
日本人は“間”を大切にします。それが和食の心、日本人の気持ちの余裕であり“美意識”なんです。
間を大事にしないとがっついて食べてるように見られるでしょう。とても下品です。
ご飯と言えども、一呼吸おいてゆっくりゆっくり一粒一粒味わっていただくものなのです。
【正しい「一汁三菜」の食べ方】
一汁三菜の食べ方 -How to eat one soup with three dishes-
(「和食検定」公式WEBサイトより)
さて、我が日本国を代表する安倍晋三総理大臣に御飯の作法を見習いましょう。
【安倍首相「それではいただきましょう」】
This is "Washoku," traditional dietary cultures of the Japanese!- 2013.12.20
(首相官邸チャンネルより)
みなさん御飯の食べ方の違い、わかりますか?
☆最後までお読みいただきましてありがとうございます。