映画 2001 SPACE ODESEY
昨日はAmazonで注文した「2001年宇宙の旅」が届いた。デジタルリマスター版BluRay、通常盤だと面白くない。AmazonプライムのDVDがあるのだが、あえて2001年に発売された「2001年宇宙の旅 スペシャル・エディション BOX」を購入した。
SFの名作なので、とても有名な映画だが、これは映画として楽しむだけではなくミュージックとして鑑賞する側面もある。随所に楽曲が挿入されている。この作品が世に出たことで後々のSF作品に多大なる影響を与えたのは間違いない。スターウォーズしかりブレードランナー、エイリアンなどなど。
2001: a space odyssey
監督はスタンリー・キューブリック。原作のアーサー・C・クラークのアイディアを元にキューブリックが脚本化し、1968年にイギリス・アメリカで製作公開された。映画製作費約60%以上の費用が特殊効果にかけられていたという。
我々は「ツアラトゥストラかく語りき」「美しき青きドナウ」「舞踏組曲ガイーヌより"アダージョ"」と言ったオーケストラによる演奏曲を楽しみながら、あの沈黙の宇宙の旅をデヴィッド・ボーマン船長と共に宇宙船により、鑑賞者は木星航路へディスカバリー号と長くも、短い航海を見ることとなる。
音楽はオリジナルのオーケストラ録音をソースとしている。
私はこの映画を20年前初見で見終わった時に、2回目を見たいと思った。2回目を見終わったエンディング「美しき青きドナウ」が流れるエンドクレジットでは感動して涙を流した。
そして、3回、4回と重ねて観ることでスタンリー・キューブリックのこの映画の製作意図が徐々にわかり始めてきた。「VHS版」を大切に持っていて、今でも再生可能だが、初見から20数年たって「DVD」を買うか…と決めた。
到着してDVD-BOXをみたのだが、ケースカバーは経年劣化によるダメージはあるものの、本体のボックスと中身のDVDはピカピカである。
CDとDVDの2枚組でフィルム入りポートレート/シリアルナンバー入りなど冊子特典が付いていて、一番気にいったのがオリジナルMUSIC CDが付いていることである。 さすが2001年に発売されたものだ、私にとっては貴重この上ない。
昨夜はリビングでCDをかけながらベッドルームに入り、脳内は宇宙の旅と共に眠りについた。
しかし途中で目が覚めて、また午前4時半に起きて眠れなくなった。
だから昨日観たばかりの「2001年宇宙の旅」のDVDをセットして、また再生した。何度見ただろうか飽きない、それは多分何度も見ることで新たな気づきがあり、発見を楽しむところにある。そしてこの映画の真実とは見て頭で考えるのではなく、身体全体で感じるところにある。
なんでも「100回聞き」を実践している私。良いと思ったら「本」も100回読むのをチャレンジしてるし、一番簡単なのはYouTubeなどの「100回聞き」である。「百」というのは好きなんですよ。
この映画に登場するモノリスとは?
モノリス(monolith)とは謎の人工物である。地球でいえばモアイ像やピラミッド、ストーン・マウンテンなどの巨石の類い。オーパーツと呼ばれるものだ。
この単純に見える黒く壁のようにそびえる、巨大な構造物。オープニングでは猿人達がそれに触れてから、道具を使うことを覚えるという人類の知的生命の進化を遂げるキッカケを作ったように描かれている。
当時の1950〜60年代の科学者達は水爆を作り、宇宙船で有人月面着陸までさせた。きっと2001年に人類は月面基地も完成させるだろう、と。
まだまだ50年程先の未知の話は遠い未来の話ではあったが、先人達、時の政治家や権力者や科学者たちにとって、2000年という区切りの世紀は人類の英知は、凄い進化を遂げた時代がきっと訪れるだろうと信じてやまなかったはずだ。
それがどうだっただろう?2001年には何が起きた?Nine Elevenが起きて世界は混乱しただろう。そして偽の正義を掲げたアメリカが世界を巻き込むイラク戦争を起こした。
なぜキューブリックは映画のタイトルを2001年にしたのだろうか?まったく不思議な人物である。自身は2000年を迎える前の前年の1999年3月7日にこの世を去った。
アポロ計画にも関わったと噂されるスタンリー・キューブリック。月面着陸とアポロ計画。この手の話には陰謀は尽きない。
あくまでも想像の話だが彼もこの映画を仕上げた、33年後に大きな絵を描く組織に参加していたと思っても不思議ではないはずだ。
デヴィッドと人工知能
この手のSF映画に欠かせないファーストネーム「デヴィッド」。ディスカバリー号の船長の名前は『デヴィッド・ボーマン』人工知能はHAL9000というネーミングだが、主演はキア・デュリア扮する「デヴィッド」である。
この前レビューした映画「プロメテウス」から「エイリアン:コヴェナント」に登場するアンドロイドの名前も『デヴィッド』。
スティーブン・スピルバーグ監督の映画「A.I.」での主人公役をしたハーレイ・ジョエル・オスメントの、人型人工知能ロボット『デヴィッド』。
これはキューブリックが12年振りに監督作品として温めていた作品「アイズ・ワイド・シャット」を試作し、キューブリック死後この作品を基にスピルバーグが脚本改め、なんと2001年に製作公開した。
まだまだ探せばいっぱいありそうだが、運命とは偶然ではなく必然である。人類初の人工知能ロボットに付ける名前は一番最初は『デヴィッド』が良さそうだ(笑)。
デヴィッドという名前の元は『ダビデ』から来てる。ダビデ王といえばイスラエルで生まれ、古代イスラエル王として40年間君臨し、エルサレムで亡くなった。これはかの有名なダビデ像だ。
実はスタンリー・キューブリックはユダヤ人である。
そっち系のスイッチ全開ONで考えると色々と面白い考え方が出来るってもんだ。いまや、デヴィッドとはイスラエル人だけの名前としてではなく、ありふれた世界にある(マイケル=ミカエルのように)名前の一つであるのだが、ついつい勘繰ってしまう(笑)。
何故ならユダヤ人は地球人類にとってキーマンだと思って見ている一人だからです。我々日本人もユダヤ人との繋がりは深いですしね。
まだまだこの映画は、死ぬまで見倒しますよ…ふふふ。
☆ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
«あとがき»
そういえば、昨日「2001年宇宙の旅」DVDと一緒に郵便ポストに入っていたのが、これである。
Odyssey「株式会社オデッセイ コミュニケーションズ」から来ていて、はて?何か?と思ったら先日マイクロソフトの試験で合格した証明書であった。Odysseyオデッセイ繋がりとは、どこまで宇宙とリンクしているものか(笑)。さすがはオカルト大好きな俺!