kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

機動戦士Zガンダム ニュータイプとオールドタイプ

もはや機動戦士Zガンダムだけの為の機動戦士Zガンダムブログとなりつつある、「kemoxxxxxの日記」

さて、ニュータイプとオールドタイプ、アニメの中だけの話ではなく、現代人と同じように考えたらどうなるか。ニュータイプとは?オールドタイプとは?一体...。

(これはあらゆるアニメでも描かれていることだと思います。エヴァンゲリオンなんかもそうです。)

ニュータイプとは誤解を恐れずに言えば単に超能力者です。...じゃなくて現代に置いて考えれば常に新しい思考をしている人、創造性がたくましい人、直感力がずば抜けている人、他の人にない突出した特殊能力があるってとこですかね。

反対にオールドタイプとは、古い考え方の保守的な人、単なる凡人でしょうか。...とはいえニュータイプとは真逆の人のことでありますが...しかし。

オールドタイプの中にはニュータイプを理解する事が出来るオールドタイプの人もいるので、至って普通の人ですが、何かをきっかけに準ニュータイプ属に変われる可能性を秘めている人もいるってことですね。そのポイントはニュータイプを認め、理解出来る人ってことです。

人は共感出来ない人とはお互いを分かり合えず反発し合います。それがオールドタイプの特徴です。

現代人はほとんどがオールドタイプでしょう。これからニュータイプという人類が生まれてくるかどうか?

これが言われている人工知能AIが人を超える可能性があるシンギュラリティ(技術的特異点)、2043年問題でしょうか。ニュータイプが現れない限り、恐らくこの問題は実現化しそうな気がします。

Zガンダムの宇宙世紀0087では、ひと握りのわずかな人達がニュータイプに覚醒しつつあり、AIのような人工知能なんかも凌駕したコンピューターシステムを軽々と操っています。

しかし人工的に作られた、強化人間は精神の不安定さからコンピューターシステムに脳を破壊されたりして廃人へとなってしまいます。自然なニュータイプだったカミーユも精神破壊してしまったので、機械と人間は永遠のいたちごっこになるのかも知れません(Zガンダム〜逆襲のシャアまでに限って書いてます)。

ニュータイプ(ヒューマン)とニュータイプ専用モビルスーツ(マシーン)。

日常で言えば現代人の脳とコンピューター(CPU)のインターフェースの作業になります。

我々一般人であれば、人とPC(スマホ)のその間で起きている現象とは。一体...。



第47話「宇宙の渦」

カミーユはハマーンを誘き寄せる為に陽動作戦に出ます。ハマーン艦隊はコロニーレーザーを防衛していましたが、アクシズのMS隊はエゥーゴのMS隊に押されとうとう我慢出来ずに自らキュベレイで出ますが、ハマーンは不快感を感じます。ミネバもそれを感じていて、このプレッシャーは誰の者なのか、不思議に思いながら出撃します。

そして待っていたのはカミーユでした。カミーユの大きなプレッシャーがハマーンを不快感にさせていたのです。

カミーユ「ハマーン!お前は生きていては行けない人間なんだ!」

ハマーン「俗物が!」と1VS1のモビルスーツ戦が始まります。 そしてカミーユとハマーンが直接対決している間に不思議な現象が発生します。

それは、お互いがニュータイプ専用機の「ゼータガンダム」と「キュベレイ」は最新兵器をお互いに繰り出し、激しい「戦争」殺し合いをしていた時でした。

その一瞬(オールドタイプには分からないほどの長い時間)をカミーユとハマーンの感情が2人の脳波から生み出され、それがマシーンに搭載されているサイコミュを通して、お互い敵同士の2人は同じ体験をします。

カミーユはフォウ、ロザミィ、エマ、レコア、ファ、そして母と幼き頃の自分を見ます。

ハマーンはシャア、シロッコを、そして恋人だった頃の自分とシャアを見ました。

そして2人は同じものを見た!「人は分かり合えるんだ!」ということを知りました。

ハマーンも認めました。「分かり合える、そうか、そういうことか。」と...。

しかしハマーンはその感情を一蹴し、カミーユの事を「貴様は確かに優れた素質を持っているらしいが、無礼を許す訳にはいかない!」と戦いをやめません。

カミーユは「僕達は分かり合えるかも知れないんだ !やめろ!ハマーン!」と戦いを止めようとする。

ハマーンはニュータイプです。では何故カミーユと分かり合えなかったのか?

ハマーンから「鍵」となる、ワードが飛び出します。

それは「貴様もシャアと同じだ!」です。

ん?カミーユとシャアは同じだったのか?カミーユが精神崩壊していなければシャアと師弟関係になってたのではないだろうか。カミーユはアムロを理解出来なかったと私は見ている。何故ならばカミーユとシャアは同じ立場に立たされた運命にあったからだ。シャアはザビ家に父ジオン・ダイクンを両親を殺され、カミーユはティターンズに両親を殺された。ちと短絡的かな?

いやいや、クワトロがグラナダから帰って来るたびにカミーユは目を輝かせていた。だからたまにネオ・ジオンの制服を着たカミーユを想像さえするのだ(笑)。

地球圏から遥か離れたアクシズで育った、暗い宇宙を眺めていた少女ハマーン・カーン。シャアとハマーンとは蜜月があり、そこで一年戦争帰りのシャアと何かあったということですね。今ではアナザーストーリーなどで、アクシズ時代のハマーンとシャアの関係の物語など描かれていますが、うーん、私はあまりこの手の作品に理解がイマイチなんですね。

ハマーンがニュータイプ同士は分かり合えると最後に理解して戦死していったのは、ジュドーとの最終戦でした。ハマーンはジュドーを愛していたからではないでしょうか。 結局ハマーンも1人の女だったということに尽きる、というのが私の解釈。だからあの時シャアが一緒に行動を共にしてくれれば、彼女もシャアも変わったはず。

しかしシャアはハマーンを1人の女性として見ていなかった。うーん男女関係ってニュータイプ同士なら尚更拗れるんでしょうか?それがお互いに指導者争いなら尚更のことです。

そして、ファーストガンダム〜逆襲のシャアまで、なかなか人類全体がニュータイプに覚醒しません。だから争いが常に起きて戦争が絶えない。だからシャアは地球に寄生虫のように住み着く人々、人類を生んだ母なる地球を汚染へと導く、アースノイド達を懲らしめるべく、地球を寒冷化させる為に地球へアクシズ落としを決行した。

それはグリプス戦役で言っていたクワトロの言葉「私は人類がニュータイプへ自然と覚醒するのを待つ」と反する行動でしたが、第一次ネオ・ジオン抗争ではシャアは登場しません。結局エゥーゴも地球を汚染へ導く為の集団へと変化した時に、「自分が手を下さねばなるまい!」と考えを変えたのでしょう。



「わからない」と「わかりたくない」の違い

我々の時代に戻ります。世界の指導者達は自分達の富を得るために戦争に使う兵器を作り、売って儲ける。自分だけ幸せであれば良い。そんな考え方がオールドタイプの考え方なのである。ガンダムの地球連邦政府の政治家、官僚、高官、軍部を見てるとその通りであります。

さて、仕事上作業の際で段取りや手順などを教えている時に、相手から「わからない」という答えが帰って来る場合があります。

ただ単純に「わからない」というならば良いんですが問題は「わかりたくない」という考えの人にあります。

例えば、こういう話をしましょう。 暑いのでクーラーのリモコンに手を伸ばす。 そしてそのスイッチを押し、部屋をちょうど良い温度にする。本人は涼しくなり満足気だ。

この行動は普通に考えると、脳が先に暑さを感じて不快を覚えたので、エアコンを付けようと腕を動かそうと手に電気信号を出し、腕が動き、ちょうどいい温度に設定するように、脳が先に指令を出して考え動いている。

となるのだが、実際に脳科学の実験で電極を付け脳波の測定により検証されたことは、結果起きた現象は全く順番が逆であり、体の筋肉が先に行動を起こしており、全て終わった後に脳が物事を解釈・意図しているというのだ。

脳は遅れて物事を後付けで解釈している。

つまり人間の意図することより、潜在意識、つまり無意識下の元で全て行動が決められているということ。現実を解釈したがっている脳が勝手に錯覚して行動したと理解していいだろう。私もはじめは聞いて理解が出来なかった。 そうすると我々はほとんどの行動を潜在意識で行っていると、脳とは一体何なのだ?と思ってしまう。

これを聞いたところで、「どういう仕組みになっているんだ?」「いつ、どんな研究で行われたんだ?」と考える人は自分から理解を深めよう、または知識を補おうとしている人でこれから「わかろうとしている人」である。

一番厄介なのが「わかりたくない人」である。

「嘘だ」「信じられない」「そんなはずがない」「有り得ない」

つまり自分の固定観念、刷り込みされてきた教育、偏向的な思考、先入観、決めつけ、既成概念に拘り、自分に反する事実を認めたくないのである。それは私も含めて変えて行かなければいけないことである。人は客観的事実に基づいた考え方を変えていき行動できなければならない。

未だこの概念を変えられない人々があまりにも多い中で、AIを生み出した人間が人工知能に対抗できるのかだろうか。

「わかろうとしない人」に何を言っても無駄なんですから。だって絶対に「わかりたくない」んですよ。これがオールドタイプということなんです。

これから生まれ育つ若い世代にニュータイプが現れるのを期待するしかない。でなければ…我々はご先祖さまから受け継いできた、近代の科学や文明の凄さを考えると先人達に対して申し訳なく思える。人は必ず進化している、今もだ。

Zガンダム最終話でシャアは叫んでいるではないか。

『まだだ、まだ終わらんよ!』

ジオンの兵士達はザビ家に忠誠を誓ったのではない。ジオン・ダイクンに忠誠を誓ったのである。その王子が残ってそう言ったのである。国民と宇宙の民は意志を共にするだろう。

ZZガンダムで現れなかったシャアとアムロ。 しかし2人の影を感じる部分はあった。ZZガンダムの最終話でリィナを待つセイラは言う。

セイラ「時代を待っているのですか。兄らしい……概念だけのニュータイプなど、悲しいでしょうにね、なんで...」

ブライト「彼はそれを嫌って、具体的行動に移る用意をしているように思えます」

セイラ「そんな兄は見たくありません。いっそ死んでくれれば…野心ですよ。兄は何か宇宙の意志のようなものに従わねばならないと妄想にとらわれているような気がします」

そして、2人の勘は当たった。

人類は革新していくだろうか。お互いが理解を深め英智を養い戦争をやめることができるだろうか。 人の業はいつになれば浄化できるのか。

それはアムロとシャアのニュータイプが教えようとしたものなのかも知れない。

☆本日もここまでお読みいただきまして誠にありがとうございます。


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