本庄保険金殺人事件 死刑囚八木茂
公開日:2018年12月04日 更新日:2019年04月09日(記事一部加筆修正)
埼玉県本庄市でトリカブトによる、保険金殺人事件という恐ろしい事件が今から20年前にあった。
別名「本庄事件」「さいたま本庄事件」
死刑囚八木茂。
主犯八木茂は2019年現在東京拘置所に収監中、現在も無罪を主張し尚再審請求中、特別抗告中である。2008年に最高裁で死刑が確定、何故早く死刑に処さないのか?
八木茂とは一体どんな男なのか?
YouTubeなどで検索して見て頂ければ分かると思うが、極めて粗暴な人間であり(毎日新聞の記者を暴行)、他人をマインドコントロールして洗脳し、自らの手で犯罪を犯さず相手に殺しを誘導させて殺すという、極めて凶悪で悪質な人物である。
真相を知るなら裁判記録を見るべきである。
この八木死刑囚の弁護団(ゴミクズ)は冤罪を求めているのだが、保険金殺人事件と言えば死刑囚 林真須美「和歌山カレー毒物混入事件」も有名。しかしあれは当ブログでは冤罪の可能性が高いと見ている。この林真須美死刑囚のことについて今回はふれない。
しかし八木はクロだろう(動機はある)。
今回取り上げるのは1995年6月、元工員の45歳の男性に対して猛毒トリカブトを使い、アンパンに仕込んで致死量以上のトリカブトを混入させ食べさせて殺害。自殺に見せかけて利根川に死体遺棄し、後に水死体で発見。当時警察は自殺と断定、八木のスナックで働いていた共犯のホステス、被害者と偽装結婚相手の武まゆみへ保険金会社から3億円が支払われたのが最初の事件である。
これに味をしめ、金を得た八木は金融会社を作りホステスらを使って、家族もいない孤独な男性をターゲットにしてさらなる保険金殺人計画を立てた。
トリカブトを使う前はアルコール漬けにして過労死させるつもりだったが、被害者がなかなか過労死も病気も起こさない為、分からない程度のトリカブトを微量に被害者の好物である、お菓子やパンなどにいれて殺そうとした。しかし死ななかった。そこで致死量以上のトリカブトを使用し殺害した。
次に殺す道具として使われたのが、
風邪薬である。
市販薬が毒になるとは空恐ろしい。
もちろん八木は酒と共に毎度飲ませることを強要した。酒だって合法的麻薬アルコールだ。
これはアセトアミノフェンを含む風邪薬というからおそらく、パブロン系統だと思われる。
1999年5月29日、元パチンコ店員61歳男性を大量の風邪薬と酒で殺害。
1999年5月30日、元塗装工の38歳の男性が病院に運ばれて重体。共に大量の風邪薬と酒を飲ませ続けた結果である。
アセトアミノフェンを含む風邪薬は沢山あるので、一概に一部の市販薬メーカーだけ使用したとは思えないので、アセトアミノフェンが入った売れ筋の風邪薬から見てみよう。
アセトアミノフェン入りの風邪薬売れ筋一部
【パブロンゴールドA 微粒】
大正製薬から販売されている市販薬。いわゆる「金パブ」というやつで市販薬物オーバードーズ(OD)者が使用するのに人気でもある。これは1包(0.96g)中、300mgのアセトアミノフェンが入っている。これをODする者は数包も大量に服用する。飛ぶ成分としてジヒドロコデイン酸塩とdl-メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩と無水カフェインを大量に取り入れることで、副作用として脳や身体に異変を起こす。これらの成分(副作用としての有効成分)が少ない為に大量に誤飲するのだが、同時にアセトアミノフェンも取り入れてしまうこととになり、常用連用するとかなり危険な市販薬である。
【パイロンPL 顆粒 】
シオノギヘルスケアから販売されている風邪薬。アセトアミノフェンが1包(0.8g)120mg含まれている。少なくていいじゃないか。ラリる成分もこれといってない。
医師監修のおすすめ風邪薬サイトではなんと、
「1包中の成分が少なめで残念ですね。」と書いてやがる!根本的に風邪薬なんて飲んで体にいいはずが無いのに、無責任極まりないことを書いている。市販の風邪薬なんかは添加物まみれだぞ!
何が残念ですね!だ。アホか?
【パブロンSゴールドW】
【指定第2類医薬品】パブロンSゴールドW錠 60錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
パブロンの上位錠剤バージョン。1日3回2錠服用。2錠中のアセトアミノフェン300mgということは1日900mgのアセトアミノフェンが肝臓で代謝されることになる。もう、毒でしかない。エスエス製薬のブロン錠(アセトアミノフェンは含まれていない)もそうだが、何故こんな体に良くない市販薬が売られているのかが謎。
しかも近年周り見渡せば「新店舗開店ドラッグストア祭り」状態。
普通に使えば安全、これは間違ってますから。風邪は風邪薬で治りません。
エスエス製薬の創業家の孫娘が嫁いだのが、小泉純一郎。将来自民党総裁候補の小泉進次郎の母と繋がる。つまりエスエス製薬と自民党はズブズブということだ。
パブロンは大正製薬。リポビタンDで有名な製薬会社。リポビタンDも昔は中毒者が出るほど実は危険なドリンク。毎日飲んでいれば糖尿病、肝臓腎臓悪くなること間違いなし。
そもそも厚生労働省と製薬利権を調べると医療界はピラミッド型になっていて、そこに薬害構造が見られる。悪魔は薬(お菓子)をばら撒く。ちなみにこのパブロンSゴールドW錠もODの格好の市販薬となっている。入っている成分は若干違うも、コデインとエフェドリンはしっかりと入っている。
【タイレノールA錠】
武田コンシュマーヘルスケアから販売されているタイレノールA錠。なんとAmazonの商品説明に タイレノールAは、主に脳(中枢神経)に作用し、痛みや熱をおさえます。 とある。とんでもねえ薬だ。中枢神経に直接作用するなど、とても良いとは思えない!しかもこの薬1錠中にアセトアミノフェンが300mg他は添加物で、アセトアミノフェンのみの市販薬となっている。毒の塊ではないか?
【バファリン プレミアム】
【指定第2類医薬品】バファリンプレミアム 40錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
- 発売日: 2014/02/26
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
ご存知「バファリンの半分は優しさ出来ています」のライオンから販売されている市販薬。これにもプレミアムというだけアセトアミノフェンが2錠中130mg入っている。これを1日3回限度。とんでもねぇ優しさだな、おい製薬会社。利益優先か。こんなキャッチコピー考えやがって!
調べればまだあるだろうに。(セデス錠など解熱鎮痛剤他)
アセトアミノフェンをそんなに悪く言うなって?解熱鎮痛剤としては有効だが、そもそも体が発熱しているということは人間の自然な作用であって、それを無理やり薬で解熱させる。どうなるかわかるであろう。重病ならまだしも、風邪如きにに使う薬ではない。使うなら漢方とかまだ手はあるはずだ。こんな安価で売上ナンバー1の添加物まみれの薬ほど恐ろしいものはない。
もしアセトアミノフェンと酒を一緒に飲んだらどうなるか?体へのダメージは大きい。
もし単体で大量に摂取したらどうなるか?症状は、眠気、めまい、頭痛が起き、悪心、嘔吐があって昏睡に陥る。最終的に肝臓がやられて死ぬ場合が多い。アセトアミノフェンの致死量は一般的に0.2〜1g/kgと言われています。
<清水 勝 他「アルコール常用者に見られたアセトアミノフェンの急性肝不全」1例>
結局何が言いたいのか?
八木を冤罪だと主張する人も存在する。確かに“疑わしきは罰せず”を取るべきだが、こんな腐った司法制度を持つ日本は“疑われると罰せられる”は抗えない現実である。しかしやろうと思えば、
風邪薬で人は殺せるという可能性は高い。
そしてさらに酒があればもっと早くに殺せるという身近で簡単な合法的殺人。
✟最後までお読み頂きましてありがとうございます。