公開日:2016年8月19日 更新日:2020年2月16日
今年も、あの8月12日が過ぎた。
暑い夏の朝、123便の御巣鷹山墜落事故。
今日は8月19日(金)7日過ぎました。
丁度、一週間です。
興味本位ではありません。御巣鷹山の慰霊の園まで行きたいんですが、なかなか行く機会がないので毎年個人的にお祈りをしています。
私にとってはチェルノブイリに並ぶ世界的な大惨事で頭から一生離れることはないでしょう。それはご遺族ならば尚更のこと。
あのヘリで運ばれた川上慶子さんの救出場面。
私は当時小学生でしたが、今でも脳裏に焼き付いています。
私が読者になっている方で、みきっぺさん(現在の私の奥さん)という方がいらっしゃるんですが、過去ブログのコメントのやり取りで、123便の事が話題になり、今まで書いて来なかった日航ジャンボ機123便墜落事故をまた考えてみたいと思い、ブログに思うところを記録して置こうかな?と思いました。
123便について、書くのは初めてです。毎年書こうか悩んで、書こうか悩んでは、年月が過ぎてしまい書くのは止めていました。
私はうやむやにさせたくありませんが、世間がこの123便の事故は“事件ではない”との認識だ。
謎ばかり残る航空機事故なのに納得がいかないのです。現在でも公表されているのは整備不良、また機体の金属疲労による垂直尾翼の破損によって後部圧力隔壁の損傷による破壊により発生した航空機墜落事故だというのである。
運輸省・航空事故調査委員会は、1987年6月19日に123便の「事故調査報告書」を公表した。
それは金属疲労に伴う後部圧力隔壁破壊による、垂直尾翼が破損した墜落事故だと認定した。
しかし123便の墜落事故はまだ謎だらけなんです。
時間はかかりましたが、チェルノブイリの真相は後に明らかになりました。
御巣鷹山の事故の真相はまだはっきりしてません。
日本人は何故隠したがるのでしょうか?
当時の中曽根首相は言っております。
「この事故の真相は墓場まで持っていく」と。
ということは事故では無かったのでは?
中曽根さん、亡くなる前に真実を国民に教えてください!
陰謀論は全てかき消されます。
月への人類の着陸や9.11テロなどなど。
陰謀論はデタラメだ!と強い何かしらの圧力で封印されてしまいます。
もちろん陰謀論にもデタラメや嘘は付き物です。
それは認めます。ネット上の情報にはフェイクが沢山あるので注意して見極める必要もあります。
123便についての関連本は色々な著者の方々のを読んできました。
事故だと関連づけ納得させる本。
まだ真相は明らかにされていない、謎だと訴える本。
それは様々です。
陰謀だ!というと周りから変な目で見られるんです。陰謀とはそのまま文字の如く“隠れたはかりごと”だから陰謀なのであってウソでもないんですね。だから声高にあれは明らかにただの墜落事故だとも言えないんです。
しかも31年たってこの事故も風化しつつあります。私達は重大な事件や事故など忘れがちです。
この事故は決して忘れず、真相が分かればいいのではないかと祈っています。
謎が謎を呼び、あらゆるケースが存在していますので、ここでは詳しく言及はしません。専門家でもありませんし知識も乏しいこの私が書いたところで意味がありません。
二つだけ言いたいことがあります。
1つはボイスレコーダーの存在です。
事故調査委員会でも政府関係者でもこの事故は終わったものだと収束させました。
しかし15年経って、ある人物がこのコックピットでのやり取りのボイスレコーダーを公表しました。
それは2000年6月。
ニュースソースは秘匿。
これはうやむやにしてはいけないと思った関係者が提供したと言われています。
【音声再編集】JAL123 日本航空123便墜落事故 RJTT- RJOO JA8119 【機内視点】
そして、このボイスレコーダーを聴くと矛盾や謎が出てきたのですね。
そして隠れていたストーリーが上がってきました。
一番、今でも気になるのが、聞き取れない人物の声。
(capは高濱機長、copは佐々木副操縦士、
f/eは福田航空機関士。黄色い文字は聞き取りづらい会話)
「スコーク77」は聞き取れるのですが、「スコーク77」は緊急事態の時にしか使いません。
SOS信号です。よっぽどでないと使わないらしいですね。
そして事故調査委員会が、
「オールエンジン」と名付けてしまったのは、違うのではないのか?と。
今から何年か前に123便の謎を解くという番組を見ました。
全日空の元パイロット(日航だったかもしれませんが)の方がアメリカに飛び、番組ディレクターとアメリカの元パイロット、航空学者、音声分析のプロ達でこのコックピットでのボイスレコーダーの聞き取れない箇所を分析しました。
問題の部分、「オールエンジン」。
元パイロット達も専門家も、
「オールエンジン」という言葉は航空業界では絶対使わないと言う。
事故調査報告書の「オールエンジン」はかなりグレーなものであることが分かった。
しかし一同、結論は「ボディギア」でした。
発音の波長が合うらしいです。
そして金属疲労による後部圧力隔壁の損傷による墜落事故だと、アメリカの元パイロットも言っていました。
私はボイスレコーダーが収録されているコピーのDVDを持っているんですが、何度聞いても、
「ボディギア」とは聞こえる気がしません。
そこで新たに知ったのが、
「オレンジや」「オレンジエア」(ネットで氾濫している仮説)。
オレンジエアとは海上自衛隊の隠語で戦闘機を目標とするロケットみたいです (1985年当時はオレンジエアという隠語は存在していないという話もある。どっちにしても現在Wikiにもオレンジエアは存在しない) 。
何度も繰り返し聞いてみましたが、
「オレンジや」に聞こえます。
でも言った方は福田機関士なんですよね、分かりません。
もしかしたら「オレンジや」は機長が言ったのかもしれません。
特に高濱機長と福田機関士はなまりが強かったらしいです。
しかし、全く分かりません。
機長の高濱さんは元自衛官です。
羽田の管制官からの質問に対して、機長は答えない部分もあります。
cap「なんか爆発したぞ」も、
「なんかわかったの?」に聞こえる。
何度も聞いてみた。やっぱりそうだ。
だから相模湾で垂直尾翼が爆発する前から何かあったってことです。
機長はそのこと(重大性)を知っているから、重要なキーワードは言わず自衛隊とだけはコンタクトしていたのだろうか?
仮説は、
123便は自衛隊の誤射か、オレンジが垂直尾翼に衝突し破壊したのか?
当時あの空域では多数のボーイング旅客機や自衛隊、米軍機も飛び交う空域だったようです。
墜落現場や海上にオレンジの破片を目撃している話もあります。
仮にこれが真実ならば、公表するべきです。
しかし確たる証拠はありませんので、これ以上掘り下げることは出来ません。
二つ目。
何故機長、副操縦士、整備士らはコックピットで酸素マスクを付けていなかったのか?
酸素マスクを付けて話していたならば、ボイスレコーダーにはごもった会話になりますが、はっきり聞こえている部分が大半なので酸素マスクは付けてないと断定されます。
垂直尾翼を失った123便はハイドロ(油圧系統)が全滅して、ダッチロール(機体が左右に揺れる)、フゴイド運動(急激に上下を繰り返す)の為、コックピット内では、いわゆるブラックアウト状態で人は気絶してもおかしくない状況です。
有名な写真です。乗客の方が撮ったもので、遺族の方がご提供された写真です。
皆酸素マスクはしているようです。
仮に後部圧力隔壁の損壊だとしたら、123便の機内は「急減圧」になるはず。
実際にコックピットでも酸素マスクを最後まで着用していなかった。
生存者の落合 由美さんは「急減圧」はなかったと証言している。
でも事故調は「急減圧」はあったとしている。
おかしな話です。謎です。
中曽根氏には真実を話して欲しいですが、言った通り墓場まで持っていくでしょうね。
いずれ真実が明らかになる日はくるのでしょうか?難しいですよね。
520人の乗客乗員の方々に、
深くお悔やみと哀悼の意を表します。
<あとがき>
2019年11月29日に元首相の中曽根康弘氏が101歳で死去しました。
これで123便の真実は言葉通り「墓場まで持って行く」ことになりました。
最近見つけたYouTube動画で興味深い解析をしている人がいてなるほどなと思いました。
日航123便の真相に迫る③【ボイスレコーダーの音声をデジタル処理で甦らせる】
オレンジギア説とオレンジドア説は納得出来る話ですが、どうしても後半部分は「ギア」とは聞こえないんですよね。
ギアとドアは省略しちゃって「オレンジや」でドアとギアのパネルの色がオレンジ色の状態だったのでは?と思いましたね。
この動画の次回予告の続報を期待しています。
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