ブロン錠 咳止め減薬、断薬についての不安
私のこのブログ「ブロン錠」についての記事は実体験と、ブロン中毒から抜け出すためには?ということで書いてます。だからブロン愛好者からは批判を浴びるかもしれません。
ブロン中毒から抜け出してそれなりに日数は経ってるのですが、自分が断薬しきれたからと言って、それほどまでにブロン錠中毒に対して批判をするべきか?と疑問を持ち始めまして、ある種ある程度寛容な精神でブロンに対して語らなければならないかなと思い始めてます。
エスエス製薬ブロン錠 84錠入り 60錠入り 36錠入り
ドラッグストアに置いてあるエスエス製薬の鎮咳薬ブロン錠は、「空箱」か「棚に置かれていないか」「薬剤師をお呼びください」と書いてあったりして、そのまま手に取りレジに持っていき、精算が出来なくなっていて一般の風邪薬、他市販薬と扱いが全く違います。
なぜなのか?
それはめちゃくちゃ万引き被害が多いからです。
一般の風邪薬や咳止め薬は一番目立つところへ、大量に山積みされていますが、ブロン錠は対面販売やしっかりと店舗内部で管理されているところがほとんどです。
ブロン錠の中毒になると、大抵一日一箱は消費します。一箱安いところで980円(もっと安いところもあります)くらいから高いところで1,575円はします。それを毎日一か月365日購入するとなると、生活費がばかになりません。
一昔前はネットで購入出来ましたが、規制されていて今ではお一人様一個までしか購入できません。関東や関西圏内に住む人以外は送料とか手数料を考えれば、近くのドラッグストアで買えば安いはずです。
この市販薬をOD(オーバードーズ)する人は、誤解を恐れずに言えば一般的に低所得者層が乱用している傾向にあります。経済的において中間層はこの様な市販薬を乱用の為に飲むことに使いませんし、高所得者はイリーガルなドラッグに手を出すでしょう。
万引きも中毒、病気であり「クレプトマニア」といい癖になると止められずに繰り返します。万引き常習者となり、刑務所に行き来をしている人は沢山います。
ですが万引きは重大な犯罪「窃盗罪」です。これは病気のせいにはせずに絶対犯してはいけないことです。ブロンを万引きしてブロンに中毒になる。もう本人も自己嫌悪でしかないでしょう。
本当は本人が一番辛い
依存、中毒、犯罪はいけないこと。みんな自分自身が一番わかっているんです。他人に言われなくても十分善悪は承知しているはずなんです。一部サイコパスを除いて。
辛いのは一番本人のはずなんですが、そういった行為を辞められずに、周囲の人も巻き込み振り回して迷惑をかけてしまいます。
では人は本当に辛い時に「何に逃げればよいのか?」「逃げてはいけないのか?」「逃げる場所を考えては駄目なのか?」
いえ、逃げていいと思います。しかし逃げ方によります。
簡単に考えてお酒があります。今日のちょっとした嫌だった思いもお酒で忘れたい。今日1日だけ...。
次の日もまた飲むか...それが常習化されて毎日飲酒生活が続きます。
だから酒も十分、中毒を引き起こしアルコール依存症になりますし、アルコール摂取をやめるとブロン以上の離脱症状を起こす、国が認めた合法ドラッグといえます。
アルコール依存症はブロン中毒よりタチが悪いかと思います。一般的に使用目的が違うということもあり、乱用という点ではブロンの方が駄目だと指摘されるのは間違いありませんが、コンビニで気軽に24時間買える安価で品質の悪いアルコール(ストロングゼロや発泡酒、リキュール類など)はありません。
アルコールや麻薬の力を借りて、現実から目を背けて逃げることは死ぬまで逃げ続けることになります。だから本当の逃げるというのは、自分としっかり向き合って自分の心を許してあげるという行為になります。
最近、特に考えます。自分はブロンをやめてから、全く何にも頼らずに不安も無く生きていられることに感謝をして、一体どうしてこうした安定した精神と感情を保ち維持していられるのか?
ブロン錠に学ぶところが沢山ありました。何故20年間も依存し続けたのか?自分の身体に今後後遺症は発 生するのか?その点の不安はありません。
健康にこだわることも、また不安に繋がるのでやめました。すべての不安から解き放たれる為には、自分の中の悪魔と対話しなければなりません。私はその自分の悪魔を味方に付けて変われる事が出来たのです。
私はたまに付き合いがてら「酒」をたしなみますが、もう頻繁に飲むことをすっぱりやめました。煙草もやりません。
なぜにこうした嗜好品から足を洗ったのか?それは自分の中にいるもう1人、悪魔と契約を交わしたからです。
人間の中に住む悪魔と正義は紙一重
成功者と呼ばれる人々は"芯から強い心を持っています"。その心を強い心にするのは誰だって出来ることなのです。
みんながみんな簡単に出来るとは言いませんが、必ず思えば誰でも出来る方法なんです。あまりに我々は文明の毒に毒されてきました。テレビや低俗なマスメディアに洗脳され、弱い心を持たされ、劣等感を植え付けられてきたのです。
ただ、それから脱却すればよいだけの話なんです。
大衆の流れに身を任せない。一般人と同じじゃなくていいんです。「皆と同じ仕事をやりなさい!」と上司から命令されて、ブロンを飲みながら仕事をやっちゃ駄目なんです。
そして給料日にはブロンを買って、一生懸命働く為にブロンを飲んで、ブロンを買うために生きてる毎日。ブロンがなきゃ、マトモに仕事なんてやってられない。
これは酒にしても同じです。インターネット生配信者というのがいますが、「ニコニコ生放送」「ツイートキャスティング」「ふわっち」など代表されるライブ放送を見ても分かる通り、大半の配信者は皆煙草を吸い、酒を飲まなければ、生放送や動画配信も出来ない。
好きなことで生きていくYouTuber。これだってそう。これでは成功するなんて以ての外です。
ヤクをやりながら人と違うことを、「一瞬出来てしまう」この快感が癖になり、中毒者の道へと進んでいく。
人間は誰しもが「天使のような心を持つ人」は存在しないと思っています。存在するとすれば、
それは「神」だけです。
どんなに素晴らしい人間であっても、絶対内なる影と闇がその人の中には存在しています。
それは偽善者です。
偽善者ならば、多少人間くさい偽悪者の人の方が信頼出来ますね。偽善者は冷たく本当に信用に足らない。
だからブロン錠中毒者が全て悪だとは言いきれないんじゃないか?というのを最近特に考えているのです。
アルコール依存者よりブロン中毒者の方がマシなんじゃないか?と。別にブロンを勧めてませんよ!自分はブロン錠中毒の人達の不安を解消出来れば良いなと思っているだけです。
減薬・断薬についての不安に対する対処方法
私のブログサイトのアクセスは基本的に外部リンクから「ブロン錠」で流れてきています。毎日同じ記事にアクセスが集中するということは、やはりブロンを使用されて悩まれている方がそれなりの数いらっしゃるのだと、複雑な思いで見ております。
減薬と断薬はどちらが良いのか?
人それぞれだと思います。自分は完全断薬をおすすめしますが、理由は減薬方法はブロンを辞めるという、相当な固い決心と決意、そして意思が必要なんです。
なぜなら、手元にブロンがあると「嫌なこと」から小さなキッカケでまた大量にブロンを飲んでスリップしてしまうからなんですね。
だからやめようと思ったら、計画はしっかりと立てた方が絶対良いです。
アイカワタケシ「虫けら艦隊」
昔は薬物に関しての怪しい本を大量に所持してましたが、自分が覚せい剤を使用していた時期、そういう薬物関連の本を書店で買うと、購入し集めている人物を書店がマークして情報を警察に流すという恐ろしい噂が流れていて、覚せい剤使用からの強迫観念や被害妄想も手伝い、「確実に内偵されてる!」という事象がやたら起きまして。例えば警察官が自宅へピンポン、やたら多い職質、近くでタクシー強盗殺人事件が起きて、そこが通勤通路だった為に職質を受け住所と名前を聞かれ、後に刑事が自宅に来るなど、もう「これは覚せい剤をやめるしかないな!」と決意して一斉に薬物関連は処分したものです。
「危ない28号」は発行してたら書店でスグに買ってましたね。
今思えば貴重な資料として取っておけば良かったと思い、少し後悔していたりします。
過去にBURST(バースト)というハードコアやアウトロー、サイケデリック、tattooからマリファナなどを中心に扱った雑誌がありまして、それに連載していたアイカワタケシというイラストレーターがいまして、ブロンのことについて連載していたのをまとめて刊行されたのが「虫けら艦隊」という単行本になります。
ブロンについて書かれている一般的に売られている書物としては「中島らも」が有名ですが、どちらかというとこちらはアングラな感じで、アイカワタケシという興味深い人物が書いている貴重な一冊といえます。これは内容はともかく大事に持っておきたいと思います。
- 作者: アイカワタケシ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1999/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 12回
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ブロン錠を経験したからこそ、「今の自分がいる!」と思ったら、
「ブロン錠に感謝です!」
だけど、もう私はブロン錠は飲まない。今日も一日ブロンを飲まなかった。明日もブロンは飲まない!を毎日死ぬまで続けるつもりです。
☆ここまでお読みくださいましてありがとうございます。
✰あとがき✰
前回のブロン錠についての記事で、ブロンに関しての悩みや不安、相談したい、そういうことがありましたら、自分の経験範囲内で『お問い合わせフォーム』からのご連絡、ご相談をお受け致します。と書きましたら...
『お問い合わせフォーム』からのお問い合わせメールを多数いただきました。ありがとうございます。今後も私で良ければ、色々アドバイスをさせて頂ければと思っております。独りで悩んで悶々としているよりも、薬物の悩み事は全て吐き出した方が良いと思っております。ブロンに限らず、向精神薬など減薬や断薬についてお悩みの方、今後もどうぞお気軽にいつでもお問い合わせフォームからご連絡ください。時間帯など気にせずに結構でございます。これからも断薬に向けて共に、一緒に頑張っていきましょう!そんなあなたを応援しています!ありがとうございました。