ハミルトンのフェラーリ移籍は面白い
F1ドライバーがフェラーリで走れるというのは、最高の地位と名誉を得るものである。
セバスチャン・ベッテルは現在フェラーリドライバーだが、レッドブルで4度のワールドチャンピオンを得ても、フェラーリに移籍してからパッとしない。
それどころか、ベルギーGPでは同僚のルクレールに完敗した形になった。
フェラーリドライバーになったからには、真の実力を求められる。
5度のワールドチャンピオンに輝いている、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンはフェラーリへの移籍の可能性があると含みを持たせた。
過去で言えば、フェラーリが低迷していたころのマクラーレンから移籍したアラン・プロスト。
1990年はフェラーリのプロストとマクラーレンのセナとの直接対決だと思われていたが、1989年のセナプロ確執が日本GPの鈴鹿で再現されて、チャンピオンシップはセナの手に渡った。
プロストはフェラーリ再建の為に、移籍したはずなのだったのに、当時の政治的な思惑やプロスト自身がフェラーリ内部で起こした内紛により、フェラーリの当時ディレクターだったチェザーレ・フィオリオはチームの求心力を失い、1991年からどんどんフェラーリは低迷していく。
その後、ベネトンでワールドチャンピオンを獲得したシューマッハがフェラーリ再建の為1996年に移籍、初年度こそ成績は振るわなかったが、翌年翌々年と低迷期だったフェラーリを底上げしていく。2年連続タイトルこそ失うも、1999年には1983年以来のコンストラクターズタイトルをフェラーリチームにもたらす事に貢献する。
それからシューマッハのフェラーリでの無敵モードが始まった。2000年にはやっとフェラーリドライバーとしてドライバーズチャンピオンシップのワールドチャンピオンタイトルを獲得した。
その後シューマッハはフェラーリを去るが、代わりにフェラーリに加入したフェルナンド・アロンソだが、フェラーリで結果を残すことはなかった。
それ以後、再びフェラーリもチームとしてパッとしない成績が続いた。
しかしベッテルがフェラーリに加入し、若手のルクレールが速さを見せて頑張っているのを見て、現在メルセデスがF1サーカスでのダントツ一強うんざりから、再びフェラーリ最強の時代を期待する声も高いと思う。
そこで、ハミルトンがフェラーリに移籍するのは面白いのではないか?ということである。
F1 Italian Grand Prix Qualifying
さて、今週末はイタリアモンツァでの戦いになる、地元フェラーリ陣営だがフェラーリPUが速い、あとルノーPUもストレートスピードが速い。
その土曜の予選だが、とんでもない珍事が起きた。
レッドブルのフェルスタッペンは、なんとノーパワーでQ1を走れずにNo Timeに終わった。決勝は最後方からのスタート。
Q3がスタートして1周目でライコネンが最終コーナーのパラボリカでクラッシュ。マシンの後部ギアボックス辺りに激しいダメージを受けて赤旗になり、全車各車一斉にPit inする。
その時点で赤旗が解除されるまで、ライコネンのマシンが撤去されるまでにかなり時間がかかった。
そしてQ3のタイムアタックの残り時間がどんどん無くなっていき、ギリギリの時間で全車がコースインすることになるのだが、なんと先頭にいたストロールが後方に下がっていくと、サインツが代わりに先頭に立ち、全車何故かスロー走行。
「え?これ、最後のタイムアタック間に合うの?」って思ってたら案の定、サインツはギリギリQ3のタイムアタックにスタートラインを切ったが、他は最後のタイムアタックに間に合わずに、レッドブルのアルボンは、なんとNo Timeに終わってしまう。
有り得ない!
formula 1 2019 ItalianGP A crazy end to Qualifying! www.youtube.com
しかしね、この現在の予選レギュレーション、ハミルトンがこの予選はクソルールと言ってるくらいだから、もう変えた方がいいのでは?ものすごく面白くない予選だと思いますね。
ハミルトンが言ってることはあながち間違っていない。
もうね、これは明日の決勝、見る気が失せた。マジで。どうせメルセデスハミルトン、ボッタス、フェラーリルクレール、ベッテルのトップ4で決まりでしょ。アルボンには頑張って欲しいとは思いますよ。
ただホンダPUのスペック4が期待ハズレ感が若干。ただホンダが焦点を合わせているのは、シンガポールだと思うんですね。レッドブル・ホンダは高速サーキットは不利ですね。
見どころとしたらティフォシ達が喜ぶ、ポールポジションをとったルクレールが決勝で、ハミルトンを抑えての2戦連続勝利を期待ですかね。
とりあえず、ホンダ勢は振るわないと思うんですが、決勝は見てみます。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。