kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

福島第一原発についてのテレビ マスコミ メディアの報道に関して

一個人のブログを書くものとして書き留めて起きたいことです。

テレビは報道はジャーナリストは一体何を発信しているのか。

『紀州のドン・ファン』など国民に必要な情報か。

つい先週、2018年6月7日木曜日17:00からニコニコニュースでの『東京電力の会見』の通知が来た。それは前日の6月6日において1F(福島第一)で作業中の作業員が16:00に死亡したとの会見。

冒頭「福島ビジターセンター」での東電の広報社員3人は、亡くなった方へのお悔やみを申し上げてから説明が始まった。

亡くなられた方は協力企業の50代の男性。東電の説明によると男性作業員は防護服を完全着用し、出勤前の健康チェックも異常無しで、同日朝8:00から始めた作業内容は、ブルータンクという震災当時に持ち込んだ横長のタンクが有り、数基まだ汚染水が残っている。その汚染水用タンクのメンテナンス用の塗装に使う足場を作っていたのだが、その足場解体作業を行っていたという。休憩時間の10:40頃にトイレで嘔吐、昼食後の12:45分頃にも2度目の嘔吐をする。その後、敷地外にある協力企業の事務所で13:45分頃に同僚と会話していた際に突然倒れ、双葉医療センターに搬送されたが16:00に死亡が確認されたとの説明。その後は建屋の空間線量の説明など、作業の進展の状況を補足していたが、結局専門用語を並べ立てその説明の方が大方を占めた。

記者からの質問が始まる。私は見ていて違和感を感じた。それは福島での広報部会見場と東京本社本館会見場での報道記者のあまりの少なさ唖然としたからだ。

質問記者は朝日、毎日、時事通信、東洋経済、あとよしもとクリエイティブ???

これはテレビでは報道されないな、と。

一通り質疑応答を聞いて、福島県警によると事件性もないし、作業との因果関係も無いとのこと。しかし死因などの病名や誰が亡くなったのかは、個人情報関連で言えないとの事。そりゃそうだ。最初の説明では食事を取れずに2度目の嘔吐と言っていた。さらにはバスの中でも嘔吐していたとも言っているが、話が二転三転している。2度の嘔吐は異常だ。

熱中症?しかしこの日の気温は23℃。水分補給管理は徹底している。

食中毒?では何故この方だけ亡くなられたか。

しかもこの作業員の方は健康に異常が見られなく通常出勤している。さらに同僚との会話中に最後には突然倒れるとある。急性放射線障害の症状に極めて酷似している。

この作業員の方は足場で作業をしていたらしいが、東電のデータによると空間線量がぐんと数値が上がっている時間帯がある。その数値も曖昧である。最高でもマイクロシーベルト単位とでしか答えない。

そして亡くなった作業員の男性は既往症があったとのこと。その既往症は何だったかも言えないと。疑問点があまりにも多い。

福島第一原発で事故や作業員の怪我、死亡などは福島第一から東電により、報道全社に一斉メールが送られるシステムになっていて、今までも守られていたのだが、今回は東京だけメールが送られなかったという返答。

記者の質問と最初の説明で段々と話が食い違っていく。空間線量の一時的な高さの原因など、どうもうまく誤魔化しているようにしか思えなかった。

私は50代の作業員の方1名が亡くなったから、それだけを問題にしている訳ではない。福島第一原発で従事する限りは、突然死してもおかしくない現場であるからだ。

その方は平成28年3月から働いていたとのこと。今は平成30年の6月である。通算被曝量を東電は守っているとのことだが、現場で働く協力企業ってのが問題である。東電の体質が問題なのだ。何も変わっていない。

東京電力から現場で働く企業に一体何社入っていると思いますか。現場の最前線で働く方々は「一番弱い立場の人間」です。その時の状況状況で、朝具合が悪いから職長に「今日休ませて下さい」と言えますかね。私は土木関連で働いていたのでよくわかります。無言の圧力があります。

普通の建築現場ではありません。今でも放射線が高い日本で、いや世界一危険な現場です。しかも表向きは規律正しく、上司からの命令は絶対の縦社会です。

私が何故このように不安に思っているのか。元特殊な土木工事に携わった事のあるの作業員だったからです。簡単な作業と言えどもそこら辺のズブの素人には任せられないんです。私も5次受けの下請け会社でした。

現場ではパイプレンチを持ってパイプを繋ぐにもそれ相応の『スキル』が必要です。ましてや最下級で働く作業員のほとんどは作業に対して向上心はありません。何故か。給料と作業が見合ってないのと無理難題な作業や、不条理な作業をさせられるからです。

あと一般作業員は無記名でのER(緊急救命室)の使用が出来ないと東電が変えたところです。何故でしょう。ERは極力使うなということでしょうか。

明らかに人手不足な福島第一原発の作業員。

北海道の泊原発では下請け企業に韓国企業を受け入れているという、もはや呆れる自体。福島第一も原子力を学んでもらうとの建前で、外国人作業員を入れるという話も進んでいる。

ついには金で外国人作業員を釣り、外国人を被爆をさせるのですか。日本終了です。

日本人で廃炉作業をすべきであります。 何故人員が集まらない?それは馬鹿な7次受けなどやり、最前線で働く作業員に危険手当さえ当たらないからですよ。

あたり前じゃないですか。何故そんな命を賭ける危険な作業で、日当8千円や1万円なんですか。中抜きしている奴らに言いたい。

いい加減にして下さい。

中抜きしている上位の下請け企業などは金満体質な上、企業内でぐるぐる金は回り、政治家へ献金などしている。もっとも下位の下請け会社は下へ行くほど極めてグレーな組織であり、その金はそっちの組織に流れる。

つまり人を人として見ていない働かせ方だ。仮に東電が1日1人につき20万払っていると言っても、現場作業員は1万円がせいぜい。19万円も中抜きしている。下に金は零れてこないシステム。

東電はもう何回も破綻してもおかしくない企業であり、米国のトモダチ作戦で被爆して訴えを起こしたアメリカ軍人には賠償金払うだろうに、何故自国の日本人には金を払わないのだ。

東電は日本人を舐めてるでしょ。

ここで、提唱したい。

もう東電ができる範疇を超えている。福島第一の廃炉の作業員は国が責任を持ってやるべきで、『原発廃炉公務員』を作るべきである。

もちろん厚い手当てで国家公務員。

そうでもしないと、適当な作業員で適当な作業やらせてたら、いつかまた大事故が怒りますよ。

あと廃炉の技術を進めて行くための、若い世代による『原子力工学者』を増やすこと。

絶対課題です。

福島第一原発のレベル7の大事故は収束してませんよ 。全国民の皆さん、福島に住んで居なくて他人事だと思ってませんか。違う地域に住んでいても私達自身の将来の問題です。

自分達で出来ることをやりましょう。それは現在の福島第一原発の現在の状況を把握し、福島の人達を思う心を持つのです。国民の関心が無さすぎます。私達は福島の人達と同じ空気を吸ってるんです、最低限関心くらい持ちましょう。無関心だから東電もマスコミも国民に情報を流さないのです。

放射線は空中で現在もダダ漏れ、雨が降り地下水になり川に流れる汚染水、海水に汚染水はダダ漏れ。汚染水タンクはどれだけの数があるかわかりますか。見て見ぬふりの事なかれ主義はもうやめましょう。日本人は全国民は被爆しているのを忘れずに。

福島第一原発構内でのモニタリングポスト計測状況

☆本日もお越しいただき誠にありがとうございます。

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