kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

機動戦士Zガンダム クワトロ・バジーナ 百式・49

☆本日もZガンダムにおけるクワトロ大尉(シャア・アズナブル大佐)をリスペクトした100回シリーズになります。

シャアは何故カミーユを見捨てたのか?

歴代ガンダム主人公の中、アムロ、カミーユ、ジュドー(ガンダムから逆シャアまで)で最強なのは、個人的に“カミーユ”だと思ってます。確かにガンダムフリークの方達は、アムロが一番だと言われると思いますが、自分が言うのは人が起こす精神の不思議なプレッシャーにあります。

それはカミーユだけが唯一霊的(Zガンダムのバイオセンサーを利用して)なものを発生させて「無敵=チート」モードになったからです。

確かに逆襲のシャアでアムロはνガンダムで割れた半分のアクシズが地球落下を防ぎましたが、あのカミーユのシロッコを倒した時の特攻モードは謎でしかありません(ヤザンのハンブラビはそれ以上のチート)。

アムロはサイコミュ使ってましたからね、しかもシャアがリークしたサイコフレームの技術でνガンダムは開発されたし…。

リ・ガズィでやってたら、それはアムロ最強ですよ。


カミーユをもっと理解していれば違うシャアがいたかも知れない

Zガンダム後半で強化人間に惹かれて、感情と精神が壊されていくカミーユを気づいていたのにも関わらず、気づかない振りをしていたシャア。

もっともシャアはあの時エゥーゴの現場監督をしていたのもあり、ハマーンに惑わされて「ジオンの亡霊め…」と頭を抱えていた。

カミーユが完全に魂を解き放った時、それはシロッコとの最終的な戦いの後だった。

シャアがカミーユをあのようにしてしまって、救えなかったのにはシャアのせいである。

何故ならカミーユをグリプス戦役に引っぱり出したのはシャアだからだ。カミーユの意志も多少あろうが、シャアはカミーユを少年だと思い上手く利用した。

グリプス戦役が一旦終わって、アクシズが地球圏まである程度掌握してしまった時、シャアは本物のミネバを匿い隠居生活を送っていた。

レコアを無視したようにシャアはカミーユを最後の戦闘で無視した。カミーユを新たなニュータイプの戦士として自分の手元に置いて起きたかったならば、カミーユを救えたはずである。

何故か?

最終話のコロニーレーザー内の劇場跡で、シャアは圧倒的なオーラを放つカミーユを見た。シャアは己とは違う思想を持つ少年だと。それは自分の手元に置いて置いたならば、自分を裏切る危険なニュータイプだと感じとったからではないか。

シャアはカミーユに「新しい時代を作るのは老人ではない!」と最もらしい言葉を発したが、それはア・バオア・クーの白兵戦後、アムロに「なら、同志になれ」と言った言葉が結果は間違えたように、カミーユも自分の手足として動く同志ではないと見限ったんだと思ってしまう。


シャアとカミーユの出会い

シャアはクワトロ・バジーナとして当初エゥーゴに参加して、「スペースコロニー」グリーン・オアシスでカミーユと運命的な出会いをする。

ガンダムMkⅡの3号機に乗ったカミーユをクワトロはアポリーに「撃つな!」と言った。3号機のパイロットは敵ではないと。

それに呼応するようにカミーユも「僕は敵じゃない、あなた方の味方だ!」と叫び、カクリコンの2号機を抑えて見せた。

ここでカミーユはなんとクワトロのリック・ディアス隊について行くという普通では考えられない行動を取る。しかもクワトロはカミーユからアムロやララァのような感触を受け取っていたようだが、声は少年でどこの馬の骨かも分からないパイロット、もしかしたらティターンズのスパイかもしれない奴がが乗ったガンダムMKⅡ3号機と2号機を共にコロニーから脱出させ、アーガマへと帰還する。

シャアがカミーユを見い出したと言っても過言ではない。しかしカミーユはティターンズのガンダムMKⅡを設計開発した父親と材料工学の母親を持つ、いわゆるエゥーゴとは真逆な家庭で育った少年。

ホモアビス大会も優勝している、何なら実戦でも使えるほどの腕を持つカミーユは、ティターンズに入ってもおかしくない素質の塊だった。

シャアについていって、自身の判断でアーガマに乗り込んだカミーユもカミーユだが、カミーユのパイロットとしての優秀さを買って「ブレックス准将と同じように、私も君に興味がある」と言ったシャアは、完全にカミーユをゆくゆくは自らが立ち上げる組織の一員の戦闘員として育てようとしていたに違いない。


シャアの脱出チート

シャアは危機一髪、死んでもおかしくない場面で脱出チートを発動させる。

まずは代表的な最初のチートは、ファーストガンダムの第43話「脱出」ア・バオア・クーでの最終戦で戦火に包まれた中、キシリアが乗艦したザンジバルでの脱出の際、ノーマルスーツとバーニアで現れたシャアはバズーカ砲をブリッジへ向けてキシリアの頭を見事撃ち抜く。その後の脱出は奇跡に近い。いったいどうやって母艦にたどり着いたのか?シャアを助けに来たジオンのMSで逃げたのだろうけど…

次の脱出チートはZガンダムでのこれまた最終話で、ハマーンのキュベレイにコテンパンにされた挙句百式は手足をもがれてダルマ状態にされ、トドメを刺される間際バルカンで撃沈寸前のサラミスのショートしたエンジン部分を撃ち、百式とキュベレイごと自爆させようとしたが、これまた奇跡的に戦艦上部の合板が落ちてきて百式の上にかぶさり、それに誘爆から護られたのか奇跡的な脱出を果たす。しかもコックピット内にバーニアなんてなかったんじゃねーの?

さて、この他に他者から助けられたシャアならではのチートがある。

ファースト第41話「光る宇宙」でララァがシャアのゲルググをガンダムのビームサーベルからかばって爆散したエルメス。あれはアムロにやられていてもおかしくなかった。絶対絶命だったのに。

ゼータではカミーユに助けられてる。

第35話「キリマンジャロの嵐」ではヤザンのハンブラビの海ヘビ攻撃が百式のボディを直撃し、地球の引力に引かれて落下していく。すぐにカミーユのZガンダムがウェイブライダーに変形して大気圏で燃え尽きそうな百式を救った。

その後キリマンジャロ基地の「水が凍っていない…キリマンジャロの水源かもしれん」と勝手に一人で潜入したシャアは後からついて来たカミーユに「なぜついてきた?」と言ったが、結果カミーユがいなければジャミトフが閉じ込めたフォウの部屋からシャアは脱出出来なかったかもしれない。

ララァはシャアにとって特別だったが、二人に共通しているのはララァ・スンもカミーユ・ビダンもシャアにとっては作戦においてはただの駒ではなくそれ以上のものだったのだ。

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