kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

SSブロン錠の離脱症状回避方法

ブロン錠は咳止め愛好家にはたまらない市販薬である。

しかしいざやめるといったら酒や煙草よりも依存性が強く離脱症状が苦しくて辛い。

その離脱症状の回避方法をブロン中毒者は日々考えていることだろう。「どうしたらあの気が狂いそうな、離脱症状が緩和されるのだろうか?」と。

ブロンから脱却したい人、やめたい人を応援すべく、今回はその新たな離脱症状回避方法を書いていきたいとおもいます。しかし人によっては個人差があるので必ずしも有効とはいえません。


まずはブロン錠とは?

基本的に市販薬のOD(オーバードーズ)は勧めたくないし、ODしている人達にいかにして「そうだ!自分は今日で止めよう!」という決意決心、そういう考えを持って頂くことが出来るかを日々考えてます。

ドラッグは人から「体にわるいから辞めなさい」と言われても、本人が辞める意思を固めないとやめられないんです。だから周りがうるさく言ってもどうしようもありません。

自分も辞めきるのに苦しんだし、今も辛くないわけじゃない。人生一人で生きていくには、何かしら心から信じられる、何か魔法の杖みたいなものが必要になってくる。そのブロンの代わりになるものが必ずあります!それをあなたも見つけるんです!

さて、このブロン錠。何度試しても「なにこれ?この薬のなにがいいの?大量に飲んで何がいいの?こんなのより酒の方がいいでしょ?」という人は多いのだが、効くまで(風邪薬としてではなく乱用による副作用)続けて体にしっかりとブロンの味を覚えさせると、もうそれはブロンの虜になってしまう。市販薬といえども、このSSブロン錠は麻薬といっても過言ではありません。

脳みそがブロンを求めて、それはもう忘れられない。

何がそうさせるのかというと、エフェドリンのアッパー作用とコデインのダウナー作用のジェットコースターカクテルからくるトリップである。

違法麻薬で言えばスピードボールという。たとえば覚せい剤マリファナ、もっと強いのはコカインとヘロイン。


映画「パルプ・フィクション」見るドラッグの怖さ

ミア(ユマ・サーマン)とヴィンセント(ジョン・トラボルタ)がドラッグを使用し、対象的なダンスをするシーンがある。ヤク中なら誰もがみたこのダンスである。

Mia:Wait a here!wanna dance.

Vincent:No no no...

Mia:No no no no no!

Mia:I do believe Marsellus Wallace, my husband, your boss, told you to take me out and do whateveri wanted. Now I wanna dance, I wanna win. I want that trophy, so dance good.

ミア「私の夫であなたのボスのマーセルスが言ったはずよ。私を外に連れ出し、望むことは何でもしろよって。私は踊りたいの。そして勝ちたいの。あのトロフィーが欲しいの。うまく踊ってよ」

www.youtube.com

ミアはコカインを使い、ヴィンセントはヘロインをキメてる。ドラッグ映画としては有名なワンシーンである。ヤクを使うとこうなるよっていう典型的な姿である。

ミアはコカインでパキパキの踊りだが、ヴィンセントはヘロインでへろへろでマッタリ、まるでサタデーナイトフィーバーだ(笑)。

この後、マフィアのボス・マーセルスの妻ミアはコカインとヘロインを間違えてオーバードーズしてしまい、瀕死のところをヴィンセントが慌てふためき、ヤクの売人のヤサまで運び、心臓に直接アドレナリン注射を打って復活させた。

なんとおそろしいことか…


ブロンをやめたい、ああやめたい気持ち。わかります。

ブロンは成分も他の市販の風邪薬と違い、余計なものがあまり入っていない。市販薬の中では純粋と言える。だから効く。パブロンの成分表示を見てみろ、あれはまさに毒薬だ。

しかし、それを毎日の習慣にしてしまうと、必ず飲まないと普通の生活が送れなくなってくる。しかも体に薬の耐性が付くから、多く飲まないと効かなくなってくる。しかしこのブロン錠、30錠辺りから追って飲んでも効果が得られないという困った状態に陥る。

それでもブロン愛好者は効果が切れると、ひとまず瓶からブロンをジャラジャラ取り出し追うのである。だから人によるがブロン錠84錠入りを、ひと瓶一日空けるジャンキーがほとんどだろう。

しかもブロン中は金がかかる。大抵の人はタバコも吸ってるから、ホントに金欠になり食費を減らしてまで、ブロンを買わなければいけなくなる。そもそも、金持ちはブロンなんてやらんだろうに。

金が無いからブロンにハマると言ってもよい。底辺の遊びである。

さあ、いざやめるとなるとどうなるか?一年から二、三年のブロン常用者なら、多少は苦しまなくともやめられると思います。ただかったるい、ダルい日常生活を我慢すればの話ですが。

何しろ、チョットした日々の辛い生活を紛らわす為にブロンに手を出すんですから、またスリップ(再び手を出す)して、その癖がつけばなおさら辛い日常を送らなければならない。

これを十年以上に渡り、一日も欠かさずに飲んでいれば、完全なるジャンキーになってしまいブロンが無ければ、日中は仕事は出来ない。例え仕事をしなくとも黙って、ジッとしていることもできない。そして時間が鬼のように長く感じて発狂する。夜は眠れない。

ブロンを楽しんでいる20代は、30代になればこんな薬はどうせ飽きて辞めてるだろう、だから今日、明日しばらくは飲んでてもいいや。

ブロン中はこの思考が続くと30歳過ぎてもやめられなくなる。そして、まだ大丈夫だろうと続ける。さらに40代に入ると、どうしよう?死ぬまで続けるか?それとも完全断薬するか?...いや、後は野となれ山となれで、何かのキッカケ待ちでダラダラズルズルと続ける3パターンに分かれる。

私はこの薬を約20年間使用し続けた。結果自律神経が完全に破壊されて後遺症は残った。だから断薬を決意した。しかし完全断薬はない、こんにちも毎日日々断薬である。

今日一日はブロンは飲まなかった、明日も飲まずに頑張ろう!この繰り返しである。死ぬまでブロンの誘惑と戦いは続く。覚せい剤と同じだ。ドラッグストアで買えるので覚せい剤より再使用率(スリップ)の確率が非常に高い。


ブロンの離脱回避方法・1

過去記事にブロンの離脱を緩やかにするために、色々対策を練ってきて書いてきたが、結局のところあのブロン特有のムズムズ発狂症候群は止めようがない。弟は骨が痒くなるという表現を使っていたが同じような症状である。

薬の離脱症状を薬で抑えるなどとは出来ないものだ。以前に試した「タスモリン」「リボリトール」などは確実にあの発狂を抑えることは出来なかった。

個人個人によるのだろうが、「デパス」が効くという人もいるが、自分は全く効かなかった。

常用年数が長く(自分は20年間)、何度も辞めたり再開したりしてると、離脱症状がものすごく辛くなるというのを身をもって体験している。

一番最後にこれは効果があるのではないか?というのを書いて終わりにします。


まず眠れないので眠剤を使うと思いますが、ブロンの離脱症状がこれを寝かせてくれません。これは自分の特有な体質なのかも知れませんが、まず普通には眠れないので取り敢えず眠剤を飲みます。自分の場合はサイレース(フルニトラゼパム)ですが、それプラスデパス。それでも寝付けない場合はセロクエルリフレックスレスリン

でも眠れたと思ったら真夜中に突然身体中がムズムズしだして、じっとしていられなくなり目が覚めるというか、朦朧とした状態で発狂します。頭を首から外したくなるという発狂モードに入り、髪の毛を掻きむしります。

ひどい時は健忘状態になり、起きて歩くとあっちこっちにぶつかりフラフラして、翌日怪我をしている時があります。

とにかく身体を動かす、じっとしていられませんので。朦朧としてるのは眠剤その他の薬が効いているからだと思いますね。だからそうなった時、「やっぱ眠剤効かねー!くそー!」って苦しみ後悔します。

とにかくこのままじゃ、朝まで寝られないし、じっとしてられないから、服を着て深夜外を徘徊します。朦朧とし、ブツブツ「くそー!コノヤロー!」とか叫びながら歩き周ります。アメリカだと「ファック!ファック!ファック!」ですね。そして場合によっては走ります。そして私はそうした毎日を送り、自力で離脱症状を回避しました。

その後に一つ「これは?!」と思った方法がありました。 これが試す価値のある回避方法です。まず朦朧としてますね、眠剤の効果で眠くて、眠くて、眠くても眠れない、身体中がムズムズ、ムズムズ、ニヤニヤ、ニヤニヤして発狂します。

音楽も聞けないし、まぶたが落ちるので動画を見たり本さえも読めない。

これから本題です。


「では、何をするのか?」

カップラーメンを食べます!足りなければ満腹になるまで、もう一個、二個と食べまくります!

食べ終わると、何故かあのムズムズ、ニヤニヤは無くなり、お腹いっぱいになったらベット、もしくは布団の中に入って見てください。どうでしょう?気づいたら眠れてるんです!

これはどういった身体の作用なのかはわかりませんが、最後のブロンの離脱症状回避方法で発見したやり方です。

離脱症状が夜に発生したら、カップラーメンを食べるんです。カップラーメンで離脱症状が無くなるって?ホントかよ?バカかよ!と思ってる人も、もし離脱症状が緩和出来ずに困っている人がいたらやってみて下さい。離脱症状を抑える為にまたブロン錠を服用する以外に、どんなことでも試してみるのが一番です。

今現在では眠剤も飲まずに、あのムズムズニヤニヤが一切来ないぐっすり眠れる毎日の夜に、自分は本当に感謝してます。ブロン錠を経験したことにも感謝してます。この経験があってこそ、今の自分があるんですから。

もしブロン錠や精神科のお薬で悩まれている方がいらっしゃったら、私の下のお問い合わせフォームからお気軽にどうぞご連絡下さい。何でもご質問受け付けております。

ブロン錠と共に歩み、苦しんだ同志ですからね。

これからも一緒に頑張りましょう。

☆ここまでお読みいただきましてありがとうございます。


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