kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

百式 MSN-00100 其ノ壱 機動戦士Zガンダム

自分の中のガンダムシリーズにおいて特別なシリーズが、

「機動戦士Zガンダム」である。

現在もAbemaTVで「Zガンダム」絶賛配信中!

本日1月28日(日)は見逃し放送第24〜28 話を一挙放送中ー現時刻〜21:00まで

1月29日(月)第29・30話 10:00〜11:00/22:00〜23:00

http://www.gundam.info/topic/19444

私はゼータの全てを愛してやまないのであるが、その内で特にこだわりのあるMS(モビルスーツ)があります。

百式 なんです。

各部細部ボディに至るまで、どこから見ても最高で美しく日本人らしいモビルスーツではないだろうか(開発設計者は日本人。Mナガノ博士)。『百式』は名前にガンダムの冠名はついていないが、レッキとした正当なガンダム血統のモビルスーツなのである。

『百式』自体は人気はあるが、実はシャア搭乗の歴代MSとして限ると、人気がない方から数えたほうが早いのが、この『百式』かも知れない。 シャアといえば赤い彗星、赤い機体が一番似合ってる。人気がない理由として、敢えて仮に無理矢理あげるとするならば、

「肩に書かれた『百』が謎で宇宙世紀には漢字が合わない」(因みに名前の由来は100年使用しても壊れないとのことだが、極めて疑問視である)

「MSとして敵に見つかりやすい派手な金色に塗装をするという戦争では理解不能行為」(劇中では実際直ぐに見つかっていた)

「全体のMSとしての設計的美センス」などなど…ここまで俺に言わすなよ…アンチ百式派。

実はガンダムマニアの中では例えばティターンズだと『バウンドドッグ NRX-055』が最高に美しいディテールのMA(モビルアーマー)だ。という人も多数いる。 歴代ガンダムだとシンプルにやはり『ガンダムRX-78』だろう。どのガンダムがカッコイイか?とは世代と見る人によって違いに差があり意見はあるものの、 『ガンダム RX-78GP02 サイサリス』がNo.1だろうという人がいるのもわかる。

私の憧れるパイロットはクワトロ・バジーナ大尉の次にアナベル・ガトー少佐です。 Twitterのアカウント名もクアトロ=ガトーにしているくらいですので、

最高です少佐。クアトロ=ガトー@はてなブログ

中でもカトキハジメデザインはどれをとっても素晴らしいモビルスーツのメカニックデザイナーだと思います。

百式であるが、富野由悠季監督が依頼したZガンダムシリーズのモビルスーツのメカニックデザイナーは永野護氏だった。強烈な永野ファンがいるほど彼のデザインしたMSはガンダムファンを惹き付ける。しかしリック・ディアスをデザインしたところでスポンサーサイドからクレームが入る。なのでアニメ版では大河原邦男氏と藤田一己氏が担当している。元の百式の生みの親Mナガノ博士は永野氏から当てられた名でもあったりする。しかしアニメ版で百式は藤田一己が描いた作品である。なので、スタッフロールで永野護氏はデザイナーワークスとなっている。ストーリー後半でキュベレイとハンブラビをデザインした。

Zガンダムはシナリオも人間関係が泥沼化したストーリーにより、放映当初は視聴率が思わしくなかった。実は製作の裏側でもドタバタであって大変苦労したようだ。スポンサーからは永野氏のデザインしたMSはおどろおどろしいとか怖いイメージがあるとの理由だった。名デザイナーなのに全くもって残念である。

でも僕の中で最高のモビルスーツはやっぱり『百式』なんです。

Zガンダム第13話「シャトル発進」では、 前作のラストシューティングを思い起こすシーン。 ブランのアッシマーとクワトロの百式のバトル。

クワトロ「なめるな」

再現した。美しい。

Zガンダムはガンダムを引き継ぐPart2の物語であるから、直ぐにまたあの『ガンダムRX-78』タイプを少しモデルチェンジしたあのガンダムという姿だろうと…それが真っ先にエゥーゴ側が所有しているのが『リック・ディアス RMS-099』であるのに驚きはしたけれども、実際主人公として最初に乗ったカミーユの引き継いだMSが『ガンダムMk-Ⅱ』だったから少しはみんな納得はしたと思う。顔は似てるし、ただティターンズカラーのガンダムだったのが個人的に不満でした。

エゥーゴが自前で作ったMSがリック・ディアスであり、その後カミーユが「Z計画」を発足させるきっかけを作ったであろう、カミーユがデザインしたゼータガンダムの試作前段階で仕上がったのが百式であった。

そして百式に遅れて完成したのが、Zガンダムである。細かく説明すればアナハイム・エレクトロニクス社の「Z計画」の開発途上で初可変機は『プロトタイプZガンダム』というのがあるのだけれど、それはアニメ本編とは脱線してしまう伏線のストーリーなので解説はしません。

そのZガンダムと百式の副産物となって生産されたのがレコアとファに壊されまくったとても残念な可変機『メタス MSA-005』である。実は意外とMSとしては高性能だったりする。

ガンダムとして一番重要になってくるのはフェイス(顔つき)である。僕はこのゼータと百式のタイプが共通していてなんともカッコイイのである。もちろんガンダムの顔は初代から引き継いでいる〜『アレックス』〜『ガンダムGP』シリーズ、『ガンダムMK-Ⅱ』、『ZZガンダム』『νガンダム』などの共通した顔がガンダムの王道なのだが、『Z計画』もクワトロが関わっていて、設計段階でクワトロはシャアはあのような王道のガンダムの顔を嫌ったのでは。彼はジオンだからね、根本は。




そしてゼータはウェブライダー形態に変形をする。そのまま地球へ大気圏突入できるのだ。百式も可変機構にさせる予定だったのだが、基本的な設計自体が失敗し技術的に困難なMSとなり可変式は断念した。わざわざウエーブライダー形態に変形して大気圏突入するMSを作るよりも、バリュートシステムで降下したほうがコストは安上がりである。

百式は非常に操縦が難しいナーバスな機体であり、玄人向けのMSとしても有名である。だからパイロットの能力によってZガンダムに匹敵するようなMSとしての秘めた能力を持っている。



なぜなら機動戦士ZZガンダムで第32話でビーチャがZZを勝手に動かしピンチに陥るガンダムチームだったが、ブライトに百式を要請したジュドーが搭乗した。

重力下のある地球上での戦いで圧倒的に劣る百式の性能の型遅れをカバーし、オウギュストの新型ドライセンを相手に空中戦で撃破して百式無双を見せる。

この回は大好き。

だからパイロットの能力が高ければ、百式の潜在的な能力を引き出すことは十分可能。それがジムやネモにも同じことが言えるかといえばまた違う。所詮ジムとネモはジムとネモであって能力そこまでしかない。

MSがMAに変形をするタイプがグリプス戦役には流行った理由には、技術者達はこれを量産できるかがどうかが悩みの種だった。

この時期のアナハイム・エレクトロニクス社や地球連邦軍もティターンズもアッシマー、ギャプラン、ガブスレイ、ハンブラビ、バウンドドッグなど多数の可変機を開発している。シロッコ率いるジュピトリスもメッサーラを登場させた。

何故グリプス戦役後の第1次ネオ・ジオン抗争では可変式タイプが生産されなくなったのだろうか。変形機構を開発生産するコスト高が最もな原因であり、結局は量産できない一点物になってしまう。そもそもMS形態とMA形態によるいい所取りな訳で、基本的なMSとしてのMAXIMUMな性能が限界であることから作られなくなったのではないか。

ゆえにシロッコが最後に作ったのも『パラスアテネ、ボリノーク・サマーン、ジ・O 』といった変形しない重火器モビルスーツである。その上でシロッコはMSに可変式タイプは性能をフルに発揮出来ないものであり、時代にそぐわないものだと考えていたに違いない。それをシロッコは早くに気づいていた。

『百式』は可変式を取りやめたことで機動性や攻撃力にも優れ、あの金色の塗装は対ビーム用コーティングの為のものである。シールドを持たないのを補うためだろうか。しかし劇中でビームを防いだり跳ね返す描写がないため、単なる期待外れの技術だったのかもしれない。

また超兵器『メガ・バズーカ・ランチャー』という戦艦並みの主砲を使用できる。 これがまた凄い兵器である。これ一発で戦艦を撃沈させるほどの兵器なのだが、劇中でのシャアは戦闘の際にことごとく外しメガバズーカランチャーは残念ながら兵器としての、日の目を見ることはなかった。カミーユが百式でメガバズーカランチャーを使用していたらアレキサンドリア級の巡洋艦を撃沈してたかも知れない。

一番の見せ場だったのはティターンズの旗艦『戦艦 ドゴス・ギア』をシャアが百式メガバズーカランチャーでロックオンしたあの時だ。それはまた後日、其の二で紹介したいと思う。今日はここまでにしておきましょう。

其の二へ続く…

ここまで読んでいただいてありがとうございます。


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