横山三国志 諸葛亮 孔明 5
続き
長らく日が経ってしまったので前回を見ていただける方はどうぞ。
自分で振り返る為にも貼っておきます。
魏への進軍で、
蜀軍は大勝で祝杯をあげていた。
孔明「総じて敵が我らを謀らんとするときは我らも策略を行いやすいものじゃ、十中八九は必ずかかる」と。
そしてやっと姜維が現れる。
蜀にとっての姜維は重要な人材だった。
もう少し早く出てきて、孔明に育てられてれば歴史も変わってたに違い無い。
if。
それはもう遅いこと。
諸葛亮はこの青年に出会い、人材不足だった蜀で尚更のこと、姜維に一目惚れしたのだと思う。
涼州、元の土地は遡り馬騰が治めていた地。
馬騰の曹操への反乱で曹操の魏の地となったが、馬超率いる馬岱などこの涼の地の人間。彼らは蜀に忠誠を誓った。
そんな土地柄を知っているのも多かろう。
天水城へ攻める蜀軍。
しかし孔明の考え方は姜維に見破られていた。
姜維は趙雲と互角に渡り合う。
趙雲は驚いた。
その後挟撃に合い、蜀軍は惨敗を喫した。
趙雲はからくも血路を開いて逃げ延びた。
趙雲から姜維と名を聞く。
姜維?
よくよく聞くと二十歳にも成らぬ若者、槍をとっても無双の使い手と趙雲をいわした。
そして彼は冀城の麒麟児、評判の親孝行者だそうな。
孔明は益々姜維に関心を持ち、直々に陣頭に立って天水へ向かう。
だが、姜維は孔明の策は見事暴いていた。
そして孔明初の敗戦に相成った。
姜維に手こずっていては魏を落とすこともままならぬ、「ふむぅ」( -Д-)と。
考えついた孔明の策は、
「離間の策」である。
早速、魏延と趙雲に指示を出す。
魏延には姜維の母のいる冀県を攻めさせた。
蜀が動いたことを聞いた姜維は太守に母の元へ行かせてもらうよう懇願する。
待っていた魏延は孔明の指示通り軽く打ち合い、姜維は冀城へ急ぐ。
孔明の策が発動される。
情けなや、夏侯楙。あゝ情けなや。
夏侯楙を助ける代わりに、冀城は蜀に降参するという手紙が姜維から来たと偽の手紙を読み聞かせる。夏侯楙は解き放たれまた孔明の敵に戻る。
孔明は全て予期しての策略である。
夏侯楙は天水城に戻るや否や、その通りになる。
天水城に向かった姜維は姜維に似せた蜀の兵士であった。
それを見た夏侯楙らは姜維の寝返りを本当に信じた。
姜維はやむなく一人で冀城に立て篭もる。
しかし食糧難に陥った。唯一の策は蜀軍の兵糧を奪うことである。
隙を伺い蜀軍の兵糧を手にするも、伏兵に追い詰められ、戻った冀城には魏延が城を奪っていた。
一騎になった姜維は天水城へ向かう。
がしかし、真に寝返ったことを信じた馬遵は姜維を追い返す。
さらなる天水郡の城を目指すも味方に追い返される。
城もなく、兵もなく、姜維は帰る家を持たぬ身となってしまった。
そこに姜維の母を連れた、孔明が現れる。
孔明の言葉に屈服した姜維は蜀へ降る。
孔明「姜維よ、私はあまねく賢者を探し求めていた。平素 学びおいた兵法の道。誰かに伝えたいと思うていたが、その人得ず残念であった。しかしこの度そなたに出会うて願いがかのうた。そなたに全てを伝えたい。」
この孔明の言葉に感嘆し、蜀の一将となった。
姜維は蜀の人材にとって最後の大物だった。
これを得た孔明の力は大きかった。
魏を攻めるにあたり、姜維は重要な人物だったのだ。
次を目指すは天水城である。
続く……。
GamicsシリーズVol.1 横山光輝三国志 第五巻「出師の表」
- 出版社/メーカー: ASNetworks
- 発売日: 2007/05/24
- メディア: Video Game
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (6件) を見る