機動戦士Zガンダム アムロ・レイ 7
Z時代のアムロを振り返ります。
ホンコン・シティでのお話はほとんどがカミーユとフォウのストーリーに偏ってしまうので、そこはバッサリと割きます。アムロの話しなんで。
ということで、
「第18話 とらわれたミライ」
ルオ商会の備蓄基地からガッツリ補給を受けたアウドムラ。ハヤトは満足気だ。ネモもドダイ改もか?すげーじゃん!ホンコンでは武器の補給禁止だったのでは??それくらい強い力を持ってるのか…ステファニー・ルオは。
アウドムラに乗ることを勧めるアムロ
コーラルオリエンタル号へ向かったアムロはミライに会いに行きアウドムラで一緒に行動したほうが、宇宙に行くのにカラバ施設を利用できると説得する。
しかしミライはアムロの提案に対して「少し考えさせて」と断ります。
なんで断るんだ?ミライさん?今はアウドムラで一緒に行動した方が安全じゃないか。と思ったが、アウドムラでチェイミーとハサウェイがアーガマでのシンタとクム状態になったらアカンか。
ハヤト「ここは託児所か、ったく...」ってなってたかも。
チェイミーはグライダーを飛ばして泣くぐらいだし。戦闘中のアウドムラクルーの迷惑か。
フォウがスードリーから脱走したのは、前回の戦いで不思議なプレッシャーを解明するためだった。
ベルトーチカ「あの人達は軍人でもエゥーゴでもないのよ、なんでアウドムラに乗せようっていうの?アムロ」
アムロ「君には分からないことだろうな」
アムロとベルトーチカとすれ違いざまにフォウは「アウドムラ、アムロ...」の名前を聞く。 チェイミーのグライダーを拾ったフォウは優しく、チェイミーにそっと手渡した。
フォウ「この女は何者だ。あれがアムロ・レイ?」
アムロはベルトーチカと行動するが、カミーユがたまらずベルトーチカに一言物申す。
ベルトーチカ劇場が始まる。
カミーユ「帰らないんですか?」
ベルトーチカ「なんであなたがこんな所にいるのよ!」
カミーユ「ハヤト艦長の命令です。アムロさん、なんで黙らせないんです」
フォウ(やはり、アムロ。ならばガンダムマークⅡを操っていたのは奴か)
カミーユ「アムロさんが黙って出掛けりゃ、誰だって心配するでしょ。あなたが付いていればなおさらだ!」
ベルトーチカ「私はアムロの引き止め役で来たわ!」
カミーユ「わかりました、じゃすぐ戻ってください!」
ベルトーチカ「戻るわよ!!」
フォウ(私を不愉快にさせたのはあいつか…)
(いや不愉快なのはベルトーチカの態度だよ…)
その後フォウとカミーユは宿命の出会いを果たす。
ティターンズのウッダー大尉はフォウ捜索の途中で、ミライ親子がアムロの知り合いと情報を得てから親子を拉致する。そして放送局を通しカラバに対してアウドムラと人質交換の要求をする。そのラジオでウッダーの放送をカミーユもアムロもエレカー内で聞く。
ベン・ウッダー「エゥーゴ並びにその関係者に聞いて貰いたい。自分はスードリーの艦長代理ベン・ウッダー大尉である。諸君が24時間以内にアウドムラを当方に引き渡さない場合は、このニューホンコンの無差別攻撃を開始する。諸君が卑怯にも攻撃をかけてきた場合は人質の命は保証しない。人質はかつてのホワイトベースのキャプテン、ブライト・ノアの夫人、ミライ・ヤシマと2人の子供だ」
そしてミライが人質に取られた事を知り、アムロはすぐに行動に移った。それはミライを助けるために自分とミライ親子を人質交換をするという考えだった。
ベルトーチカをアウドムラへ戻し、単独でスードリーへと向かった。
ミライがミライ取りになる。
カミーユは言った。
「アムロさんは甘いんだ!」はい、確かにその通りです。
アムロ「そちらの責任者を出して貰いたい!」
ウッダー「私がそうだ。人質交換というがどういうことだ?」
アムロ「私はアムロ・レイ大尉だ!人質としては不足がないはずだ」
ウッダー「間違いないのか?」
ホンコン特務「あの顔には見覚えがあります」
アムロ「そちらも、女子供を人質にとる卑怯者だとは言われたくはないだろ!」
ウッダー「わかった。あの親子をここに連れて来い」
ミライ「アムロー!」
アムロ「あっ!ミライさん、アウドムラにはいいパイロットがいます。さあ!」
ウッダー「かっての英雄とご一緒できて光栄ですな」
アムロ「何故こうまでしてアウドムラを手に入れたがる?」
ウッダー「政治のことは知らんが、軍人としては軍の命令に従うのが通りだろ」
アムロ「現在の政府は地球を破壊しようとしてるんだぞ!ミライさんは早く陸へ!」
ミライ「えっ!ええ!じゃあ!はぁっ!どうしたのかしら?アムロ!」
ミライ親子はホバークラフトで解放されると思いきや、動かず!海中にはマリン・ハイザックが潜っていた。これでミライ親子と共に人質がさらに増えてアムロも拘束されることとなった。
ウッダー「ホンコン市の提案は我々を侮辱したものである。アウドムラがそのままホンコンを脱出したら、人質の4人を虐殺する予定である!次にブライト・ノア夫人の命を貰う!」
アウドムラに戻ったカミーユはマークⅡで出撃することになるが、そのままモビルスーツ戦になると人質が殺されてしまう。はて、どうするのか?
ハヤト「ようやく思いつきましたよ、マークⅡを使い人質も助けホンコンも助ける手段を!」
ステファニー「で、出来て?」
ハヤト「アウドムラを引き渡しします」
カミーユ「そんなバカな!ここで降伏したら今日までのことが無駄になるでしょ!」
ハヤト「力押しでは無理だからアウドムラは降伏をして見せるんだ!」
カミーユ「ああ...やりましょう!」
そこでハヤトが思いついた作戦が白旗作戦。
んー!どういうこと?
おいおい…しかも随分あぶねー場所に立ってねぇか?2人とも?
ハヤトが言うにはアウドムラを引き渡しに応じるとみせかけるんです。へ?
なんか微妙な作戦に思えるのは私だけだろうか?結局カミーユに上手くやって戦ってもらうってことでしょ?カミーユに投げっぱなしって事でしょ?しかも単独作戦って。
何がアウドムラにはいいパイロットがいっぱいいるだなんて嘘じゃねーか!アムロ!カミーユじゃなければあんたは殺されてるで!
カミーユが上手く戦うと言っても、海中に潜んでるマリン・ハイザックにマークⅡの存在がバレてしまい水中戦から、空中戦になる。一機一機と撃破していく。
フォウがスードリーにいなかったのが不幸中の幸い。いたらサイコガンダムでまた拡散メガ粒子砲の乱射魔でしょ?あぶねーあぶねー。
しかしその戦闘場所はアムロ達がいる船のそば。まかり間違えばアムロもミライ親子も大変なことになってたんだぞ、カミーユ!
この回でのアムロの活躍と言えば、この騒ぎに乗じて脱出したことだったが、それもカミーユのマリン・ハイザックを撃破にする大波がミライ親子のホバークラフトを直撃してハサウェイが船から転落する。
それをロープに腕を縛られたままミライのボートまで泳ぎついた。
そして海中へ沈んでいったハサウェイを助け出すという、とても泳ぎがうまいところをみせた。両手が使えず機転を利かして海へ飛び込むとはさすがアムロというところである。
でもなぁ、ハサウェイを助けたことでのちの第2次ネオ・ジオン抗争『逆襲のシャア』でクェスを殺されたことにより、逆上したハサウェイにアムロの恋人チェーン・アギは殺されてしまう。なんという運命。劉禅(阿斗)を助けた趙雲よりマシか…。
アムロがベルトーチカに説教しないのは何故か?
ベルトーチカの声優さん川村万梨阿さんの機嫌が悪い時と、機嫌の良い口調の変化の付け方がうまい事うまい事。コーラルオリエンタル号でアムロがミライをアウドムラに乗るよう説得していた時のセリフ、
ベルトーチカ「アムロ、もういかないと...」の冷ややかな口調は、まさにおっかねー!って感じだったわ。子供にも関心なし。ミライさんのキョトンとした顔を見て下さいよ!
なぜこうした態度をとるベルトーチカをアムロは抑えないのか?アムロにもため口の様子を見るとアウドムラのクルー全員にこういう態度を取っていたと予想される。たまったもんじゃないよ。特にカミーユに対しての態度はかなり異常である。粘着である。そりゃカミーユがぶつくさ文句もたれるわ。
「知りませんよ!傷をなめあう男と女なんて!」とか言いたくもなるわ、アムロよ。
なんでこんなに彼女はいつもいらいらしていたのか?アムロはわかっていた…オールドタイプの扱い方を。実はこれからしっかりとベルトーチカを手なずけていくのだ。
ミライ「アムロのような子?」
アムロ「いや、違いますね。でも僕よりずっと見込みがある」
そしてまたパツキン発狂ベルトーチカ。
ベルトーチカ「あなたがいけないのよー!あなたが現れてからアムロはエゥーゴのことを忘れて!こんな危険なことをやってしまうのよ!」
ミライ「違うわ、アムロはそんな弱い人ではないわ」
アムロ「ベルトーチカ、もういい」(いい加減注意すれアムロ...)
ベルトーチカ「あぁ!あたしにはわからないわー!!」
カミーユ「ご苦労さまです、アムロ大尉!」
アムロ「ありがとう、君こそ」
なーんだ!ダメじゃーん!アムロ!ダメじゃん!ダメダメじゃーん!
愛々憎々苦しいマシーン女、ベルトーチカ・イルマ。だから女ってめんどくせえんだよ!って言っちゃいたくなるような典型的にしつこい性格してます。「私にはわからないわ!」って、それこっちのセリフだわ!って感じ。
暴走モードを改心してくんなきゃ、あんたが変わってくんなきゃ、こちとらたまったもんじゃないですよ。マジで!変われよ!ベルトーチカ!!いいな?変われよ?ベルトーチカ!(L_
)ククク
次回へ続く...
☆最後までお読み頂きましてありがとうございます。