機動戦士Zガンダム アムロ・レイ・4
☆前回からの続きになります。これはZガンダムにおけるアムロ・レイからの回顧になります。
シャアと再会したアムロ。まだその前の段階での話、「第13話シャトル発進」でケネディ空港での一件でシャアはクワトロ大尉となってはいるが、その前にカイの手紙で「クワトロ・バジーナ大尉はシャア・アズナブルだ。だから一緒に行動は出来ない」とハヤトに置手紙を残して去る。
《カイからのハヤトへの手紙》
「to Hayato Kobayasi It was nice to see you again. Do you know have many years have possed since I saw you last? How your wife FRAU BAW and kids? They sure should be happy with you I wish I were you Captain Quattro, he is a CHAR. He should be becoming the leader b is satisfied with being move soldier I really don't like his attitude esc... ?aping from reality. So I don't want to be with him. I am going togather the information T. 」(アニメから抜き取ったもので、不明な箇所もあり正確な英文ではないと思われます)
「ハヤト コバヤシへ もう一度会えて良かった。俺はハヤトと最後に会ってから何年もたっていることを覚えているだろうか?君の妻FRAU BAWと子供はどうしている、元気か?子供達は確かにハヤトに満足しているはずだろうな。俺は君が本当はクワトロ大尉だったらいいと思っているだろうが、実は彼はCHARだ。彼は指導者にならなければならない度量を持っているはずなのに、CHARは兵士になることで満足している。俺は本当に彼の態度が好きではない。だから俺は彼と一緒にいたいとは思わない。 だから俺は彼とは一緒に行動は出来ない。俺は情報Tとtogather行くつもりだ」
という暴露を受けて、「それが本当だったらシャア・アズナブル、名乗った方がいい」とカミーユに修正(ぶん殴られる)を受けている(普通上官を鉄拳制裁するか?)。それをクワトロを返す暇もなく(これが若さか...と思うシャア...)、ブラン・ブルターク少佐のアッシマーとその部隊がケネディ空港を襲い警報がなる。
少なくとも、カイとハヤト、カミーユはクワトロのことはシャア・アズナブルだと見ている。いやブレックス准将はじめ、出資者のウォン・リーと、ほとんどのエゥーゴ関係者にはバレてる。
アムロと合流する前にカイは去ってしまったので、会うことは出来なかったが、クワトロとカミーユが宇宙に上がった後、カイとアムロはカラバで会っていたに違いないね。多分。
「今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ、それ以上でもそれ以下でもない」と言われたって、アムロは見ただけではっきりわかるはずだ。シャアだと。アムロがみんなにあれはシャアだぞ!と言えば説得力がある。わからないわけがない。そして、これからアムロとシャアの7年振りの会話を聞くことが出来る。
第15話 カツの出撃
アウドムラに乗ったアムロ。凄い事をやってのけたのにウツ状態の彼。それはシャアを見たことと、ガンダムマークⅡを見てしまったことにより、恐らくは一時的なショックを受けたのではないだろうか?
ベンチに座り佇む彼に近づくシャア。
シャア「さすがだな、輸送機という機動性のないものをモビルスーツにぶつけるとは」
アムロ「何故地球圏へ戻ってきたのです?」
シャア「君を笑いにきた。そう言えば、君の気が済むのだろう?」
アムロ「好きでこうなったのではない。それは、あなたにだって分かるはずだ!」
シャア「しかし同情が欲しい訳でもないのだろう?ならばカツ君の期待にも応えるアムロ・レイであってほしい。それが私に言える最大の言葉だ」
アムロ「何故地球圏へ戻ってきたのだ?」
シャア「ララァの魂は地球圏に漂っている。火星の向こうにはいないと思った…」
アムロ「ララァ...」
シャア「自分の殻の中に閉じこもっているのは、地球連邦政府に、いやティターンズに手を貸す事になる」
アムロ「宇宙に行けなければいけない相談だ!」
シャア「籠の中の鳥は鑑賞される道具でしかないと覚えておいてくれ」
このシャアとの会話、カミーユはいつもレコアとシャアの会話を盗み聞きしていたのに、カミーユは何故隠れて聞いて無かったんだ?聞いていたらクワトロに対してもっと違う感情を大きくさせていたはずだ(と思ったらカミーユはこの時アウドムラクルーの弁当の仕分けをしていたよw)。
カミーユはクワトロ=シャアとスッキリせずに、ダカール演説までエゥーゴとして目標とする軍人の師匠として尽くすことになる。ティターンズの基地キリマンジャロの作戦により、フォウの一件で反抗心は芽生えたが。
ガンダムかつての主人公アムロとゼータ主人公のカミーユ
カミーユとアムロは結局は分かり合えなかったと思う。ニュータイプとしては理解しあったが、根本的にカミーユはアムロを好きになれない。最終的にダカールの演説後、ベルトーチカとも分かり合い、アムロとイチャイチャしていたことを許したように思えたが。
カミーユはアムロの元来もつ基本的な性格の甘さが大嫌いに思える。
その点、カミーユとクールなシャアとのコンビは戦闘においてもベストでコンビネーションはパーフェクトだったし、クワトロの指示を仰ぎカミーユは常にシャアである、クワトロを尊敬していた。エゥーゴの仕事により月から帰ってくるクワトロのことを聞いて、カミーユの「大尉が戻ってくるんですか!」と目を踊らせて興奮する姿も多々あった。
さて、アムロとカミーユのファーストコンタクトだ。先程シャアとアムロが会話を終えた直後のことだ。なんだ、今度は若いカミーユか...と思ったはず。うざいな、一人にしてくれよ。なんて思ったか?アムロ?
カミーユ「アムロさん!夜食です」
アムロ「ああ、ありがとう」
カミーユ「僕、あなたにお会いしたいと思っていました。色んな人からあなたの名前を聞かされました。僕はあなたと比較されているみたいで苦痛だったんです。教えて欲しいんです。周囲の期待に応える方法を」
アムロ「俺がはじめてガンダムで戦ったのもちょうど、君と同じくらいの年頃だった。あの頃は夢中だった。カツ君は俺のことなんて言ってる?」
カミーユ「はぁ?」
アムロ「何か言ったと思うんだが…」
カミーユ「なら、カツ君に直接聞けばいいでしょ!」
アムロ「カミーユ君...」
カミーユ「失礼します!」
アムロ「俺は、一体なにをやっているんだ」
この後、アムロはベッドに潜って寝腐る。
ベルトーチカが現れてから彼女はアムロを変えていく
この後カラバのメンバーとしてベルトーチカ・イルマという女性が登場する。実質的なアムロの女になった女性だ。
アウドムラへヒッコリーの案内役として複葉機で颯爽と現れた、金髪の美しい女性ベルトーチカ・イルマだ。
しかしカツにドヤされるも、ぶつくさ文句を言うだけでこの後アムロはシャワーを浴びながら、
アムロ(俺に対しての当てつけなんだ、シャアもハヤトも。ガンダムを若いやつに使わせて、俺を無視して)
とやはりガンダムマークⅡを見て乗りたかったに違いない。いや勝手にマークⅡ が作られて不満だったのだろう。モビルスーツ乗りなら設計に関わりたいはずだ。
クワトロ「アムロ君、ガンダムマークⅡでかつてのアムロ・レイの姿を見たいものだな」
ハヤト「カツがよく連れ出してくれたよ、これで一年戦争時のアムロを見られるな。カミーユ君ガンダムマークⅡをアムロに」
カミーユ「アムロさんガンダムマークⅡに乗って下さい!僕は少しでも早くニュータイプのアムロさんに追いつきたいたいんです!」
とでも周りが言うと思ったか?
アムロ・レイ!!
皆ベルトーチカに集まるが、寝腐っているアムロ。カツに起こされてようやく、ベルトーチカの元へ行く。
ベルトーチカ「ヒッコリーのシャトルはモビルスーツ3台は宇宙に上げられます」
ハヤト「ああ!アムロ、こちらは...」
アムロ「カツから聞いた...よろしく、アムロ・レイです」(苛立ちを隠せずにカツが部屋から出る)
ベルトーチカ「あなたがアムロ?あなたが...ヘレンヘレンでしょ!」
アムロ「え?」
ベルトーチカ「私の好きな石鹸」
アムロ「あぁ」
ベルトーチカ「あなたがアムロ・レイ?ふぅーん...」
アムロ「なんでアウドムラにヘレンヘレンがあるんだ?」
ハヤト「知らない」
ベルトーチカ「さぁ、召し上がって、アムロ・レイ」
アムロ「あなたが?」
ベルトーチカ「そう!……(アムロを見る...)ニュータイプって言っても普通の人ね」
アムロ「すいませんね」(リンゴをかじる)
ベルトーチカ「私ね、アムロ・レイってもっと好戦的なタイプだと思っていたの。安心したわ。私、エゥーゴとかカラバがティターンズとか同じように、ううん、地球連邦政府のように大義名分を隠れ蓑に、平気で人殺しをする集団だったらどうしょうって、怖かったの」
アムロ「それで?」
ベルトーチカ「あのサングラスの方どなた?」
ハヤト「エゥーゴのクワトロ大尉です。この作戦の指揮をしている」
アムロ「何に怯えているんだ?」
クワトロはブリッジに向かいカツに「何故向こうに行かないんだ?」と聞く。
「アムロさんと一緒にいたくないんです!」と言った。それがこの後のカツのガンダムマークⅡ に乗って無断出撃の行動を起こさせることとなる。
ベルトーチカ「何だか怖い人ね、ギラっとして。戦争世界の以外では生きて行けない人なんじゃない?」
カミーユ「あなただってカラバの一員なんだ。戦いを全く否定する訳じゃないんでしょ?」
ベルトーチカ「でもねぇ…あの人には平和なインテリジェンスを感じないわ」
アムロ「クワトロ大尉はそんな人じゃない。本質的には優しい人だ」(アムロ立ち去る。この立ち去る意味が分からない。シャアの悪口が気に障った?まさか)
ベルトーチカ「私、何か、悪いこと言いました?」
ハヤト「いや。気にすることはないよ、ベルトーチカ」
ベルトーチカ「嘘よ!」
この後ブラン・ブルタークの指揮するスードリーから、ギャプランのロザミア少尉が出る。
カツのマークⅡでの無断出撃
クワトロは百式で、カミーユはゼータでの唯一の出撃リック・ディアスでマークⅡ の乗ったカツを追いかける。
アムロ「カツが出たのか?」
ハヤト「カツが?」
ベルトーチカ「カツ!カツってあの坊や?」
ハヤト「ん?やめておけ!」
アムロ「冗談じゃない!」
ハヤト「7年間もモビルスーツはいじってないんだろ?!カツは訓練をしていた!」
ベルトーチカ「当然でしょ!」
アムロ「俺は、ガンダムのパイロットだったんだ」
ベルトーチカ(アムロ・レイ...やっぱりこの人もパイロットだったんだ...
戦う人だったんだわ...何故?今、口では戦うと言っていた人が怖がっているなんて...
あれがニュータイプと言われた人なの?ああ、私がソラが落ちて来るのが怖いように、この人も戦うのが怖いんだわ)
ベルトーチカ「でも、私は死にたくない!」(とアウドムラの機銃座で戦うベルトーチカ)
カツの出撃は、クワトロとカミーユのサポートのお陰で何とか、大事に至らずに済んだが。
カツの最後の岩陰から飛び出してきたギャプランの片足を撃ち落とした「見えない敵が見えた」というカツからニュータイプへの片鱗を見た。
ハヤト「馬鹿野郎!全く!」
カツ「ごめんなさい!父さん、で、でもね、僕、見えない敵が見えたんだ!本当だ!」
ハヤト「黙れ!それがなんだというんだ!一度くらいの偶然で、それがお前の才能だと思うな!軽率だ!」
カミーユ「ハヤト艦長の言う通りだと思うよ。でもカツ君の言うことは本当です」(元々エゥーゴ初代の無断出撃常習者はカミーユ。何故か、カミーユに鉄拳制裁や独房入りはなかった。)
ハヤト「いや!こいつの甘さを許すわけにはゆかない!一人の身勝手さが、時には部隊を全滅させることもある!それは許せないんだ!」
クワトロ(どうしたのだ?アムロ君。こうして若者たちも戦っている。あの時の血の騒ぎは無くなったのか!)
エレベーターで自分の部屋へ帰るアムロ。カツがハヤトにぶん殴られてんのに、カミーユがハヤトをなだめてる。まだまだ覚めないアムロ...また寝るのか?次話へ続く...
☆ここまでお読みいただきましてありがとうございます。