☆前回からの引き続きになります。
前話...母ヒルダ・ビダンを亡くしたカミーユは暴走した。そしてティターンズを寝返ったエマ中尉は父フランクリン・ビダンを連れてカミーユは3人でアーガマへ戻ってきた。
この間、見慣れぬキャストと言えばアレキサンドリアのクルー達。選ばれたスタッフとはいえどちらかと言えば、地球連邦軍の人員が多く見られていてとても連携を取れているとは思えなかった。
唯一パイロットで「デーバ・パロ中尉」が登場したが、エマ中尉とカミーユにボコられてセリフさえなかった。
さて、第5話の名もなきキャストへ行きましょうか。
第5話 父と子と・・・
━ オープニング
この中にあった魂が神の国にたどり着くことはないだろう。
その向こうには知的生命体が住む惑星があり、人々はここで子を産み、育てることを当たり前のこととし過ぎていた。
〈このオープニングはこの5話まで続けられていたのだが、声優さんはヘンケン・ベッケナー中佐役の小杉十郎太さんだった。とても良かったです大好きでした。〉
このジオン兵はいったい誰なんだろうか…
アレキサンドリアでジャマイカン少佐が赤いモビルスーツ(リック・ディアス)の解説をバスク大佐の前とアレキサンドリアのスタッフに見せていた。うーんデーバ・パロ中尉はいなさそうですね。
バスク「地球育ちだけでは駄目ということか」
ジャマイカン「はい。あの赤いモビルスーツはあれ一機で周囲のモビルスーツの動きまで支配します。これを制するには...大佐にも主義主張をわきまえていただかないと」と。
バスクはブルネイでグリプスに戻る、そしてジャマイカンにアーガマ追撃の命を出し、エゥーゴの秘密基地を突き止めるように指示を出した。
ティターンズのパイロット達でしょうか?真剣に腕組みをして話を聞いていますね。メガネをかけた士官なんかはパイロットには見えないのですが。少佐と大佐の話を聞ける数少ないティターンズ士官と見ますが、どうでしょう?
アーガマのクルー
フランクリンはカミーユの父親だからなのか?信用されてメカニックらとモビルスーツの整備を行っていた。とても甘いアーガマのクルー。
ここで登場するエゥーゴのクルー達。やはりこれだけのモビルスーツを運用するにあたって、アーガマの艦要員はいて当たり前なんでしょう。ガンダム0083スターダストメモリーではかなりの人数が整備にあたっていた。でも、この数少ないクルーの様子を見るのもひとつの楽しみなんですよね。
だからガンダムZZ後半のストーリーでのネェルアーガマは有り得ない。宇宙世紀の技術の革新と言えども砲座・サブブリッジをブリッジで全てコントロール出来るという仕様にガッカリしました。
少し、脱線しますね。ガンダムZZのテレビアニメ劇中でのネェル・アーガマはビーチャ・オーレグが艦長代理でブライト・ノアは離脱している。
ブリッジ要員ではトーレス、キースロン、イーノ・アッバーブ、モンド・アカゲ。
パイロットではジュドー・アーシタ(ダブルゼータ)、ルー・ルカ(Zガンダム)、エル・ビアンノ(ガンダムマークⅡ)、(ビーチャ・オーレグ、モンド・アカゲ)
メカニックではアストナージ・メドッソ、アンナ・ハンナ、他数名?
この人数で宇宙戦艦(強襲揚陸艦)が運用できるとは、これ以後の「逆襲のシャア」を見てもそうは思えない。だからガンダムZZは見ていて、お子様向けロボットアニメとしか見ることができないのが残念。
さて、Zガンダムに戻ります。早速フランクリンから注意を受ける技師達。
フランクリン「なんだ!その使い方は!そこのバランサーを外す前に周りの絶縁を全部外すんだ!」
メカニック「そんなこと言ったって...」
フランクリン「機械屋には機械屋の勘というものがある!それがまるでダメな連中じゃないか!
メカニック「だとよ!」
フランクリン「ああっ!そこのレーザートーチの使い方は困る!そこのフレームは熱伝導が早い。トーチはこう使う!」
この後フランクリンはトーチを使いアストナージにリック・ディアスまで案内させ、フランクリンは見事デッキにあったリック・ディアスを操縦してアレキサンドリアまで持っていこうとする。
バックの白く塗り替えられたマークⅡがカッコイイ!
この後アストナージはフランクリンによって宇宙空間に突き飛ばされて、「アーガマ!捕まえてくれー!」とどっちとも取れるような発言をしている(自分か?フランクリンか?)。
その後アーガマのクルーが助けにいくのだが...
アーガマクルー「アストナージ!待ってろよ!」
アストナージといえばアーガマのメカニックの筆頭で曹長である。それ以下のクルーはといえばほぼ部下になるのだろうが、「アストナージ待ってろよ!」と呼び捨て。せめて「アストナージ曹長待っていてください!」だろ。縦社会が見られないアーガマ。さすがですね!
ここでアポリー、ロベルトがフランクリンのリック・ディアスで追いかけて、クワトロはガンダムマークⅡで赤いリック・ディアスのクワトロ機を追う。
アレキサンドリアのクルー
アレキサンドリア士官「搬入が開始されました」
ジャマイカン「うむ」
アレキサンドリア通信兵「防空班より報告!所属不明機接近中!」
ジャマイカン「付近に軍機は」
アレキサンドリア通信兵「おりません!」
ジャマイカン「ハイザック隊を発進させろ!直ちに30秒に1連射、ハイザック隊には架線上を迂回させるように伝えろ。搬入の方も急がせるのだ」
了解している士官は階級を見ると少尉。うーん。ティターンズは階級が連邦軍より上とはいえ、何とも頼りなさげな部下であります。事務的な士官か?
Zガンダムを見ていてジャマイカンの指揮はだいたいいつもこんな感じ。威嚇射撃や援護射撃・主砲を擊つ時、モビルスーツ隊には必ず迂回させるように指示する。こんなんじゃモビルスーツ隊もたまったもんじゃないぞ。だからヤザンから指揮が下手だと言われるんだ。
所属不明機が現れたと知って対艦隊戦に移した、ジャマイカンはブルネイに物資を搬送中だった。
ハイザックを出撃させて迎撃の体勢をとった。それをバスクは物資搬送を中止させて自身がブルネイに移ることを優先させる。やっぱりジャマイカンの指揮じゃダメじゃん!
ジェリド「そこは俺の指定席だ」
ティターンズ士官?「ジェリド中尉...よろしいのですか?」
ジェリド「ジャマイカン少佐が名誉挽回のチャンスをくれたのさ」
このティターンズ兵はジェリドと同等の士官と予想する。このあとモビルスーツ隊の指揮を取るような発言をジェリドはしているからだ。
この後はフランクリンの乗ったリック・ディアスとアポリーロベルトのリック・ディアス同士と、ガンダムマークⅡとの交戦を見たハイザックのジェリドはエゥーゴの味方同士による仲間割れか?と見る。
フランクリンはパイロットではないのでアレキサンドリアの方角へ向かっておらず、クワトロらにあっさりと捕まるも、
フランクリン「自分の設計したマシンが敵のマシンで実戦設計テスト出来るとはな!...技師冥利に尽きる!」
と、ここで愛人「マルガリータ」の映像が3連カットインする!尚更愛人のことを思い興奮したのか?戦闘にも興奮を覚えることとなり、パイロットでもないのにリック・ディアス隊と一戦交える。
しかし子の「カミーユ」を何とも思わないこの父親としてのフランクリン・ビダン。最低の行動をとる人物、父親である。
アーガマのメガ粒子砲の2射後の主砲の一つが、アレキサンドリアのブリッジをかすめてダメージを受ける。
この後ジャマイカンは大佐がブリッジに居なかった事が不幸中の幸いだったとボヤく。
ジャマイカン「損傷はどうか?」
アレキサンドリア通信兵「はい、指揮系統を第2ブリッジに移します」
ジャマイカン「よし!各員順次移動!各砲座は個々に反撃させろ!」
「よし!」じゃないよ!ジャマイカンさん。第1ブリッジを修理させながらの艦隊戦は無能だろ!ジャマイカンは艦隊の指揮は本当にティターンズイチ下手くそなのではないだろうか?
ガディ艦長の方が最も有能だった。
そしてアーガマと艦隊戦になり、戦闘の余波を受けてブルネイに移っていたバスクは一言、
バスク「戦争だな」と言っている。
また、その点似た様な状況で(もっと酷い状況)、ゼダンの門にアクシズが衝突しティターンズ艦隊が衝突の余波に巻き込まれた時に(Zガンダム第45話「天から来るもの」)、ティターンズの大将ジャミトフ・ハイマンは自分の側近に「私には構うな!ティターンズの艦隊員の心配をしろ!」と言っていた。今度はバスクとジャミトフの器の違いを後に感じさせるではないか。
迷いは自分を殺すことになる!ここは戦場だぞ!
そして、カミーユの背後から発射された二方向のビームは、リック・ディアスお得意のやられ方、土手っ腹に直撃を受けて爆発してしまう(恐らく、クワトロのガンダムマークⅡのビームライフルがフランクリン・ビダンのリック・ディアスを直撃したと思われる。正確な射撃となれば、アポリーとロベルトの射撃とは考えにくい)。クワトロ(多分)の手によってカミーユの父は死んだ。
【リック・ディアスについて】リック・ディアスはモビルスーツの中でも、珍しい設計で頭部にコックピットを備えており、腹部には大型の巨大なジェネレーターが搭載されている。その為腹部に直撃を受けると致命的なダメージを受けて大破するまでに至り、爆破することになる。ロベルトもアポリーもバッチも全て、それで脱出出来ずに死んでいる。
・・・そしてこの後アーガマのブリーフィングルームでは、カミーユを慰める会、クワトロ、エマ、レコアの四者会談が行われて、この第5話を終えることになります。
うーん今回も「この人ッ!」っていう無名に等しいサブキャラが登場しませんでしたね。言えばカミーユの父・フランクリン・ビダンの愛人ですかね(笑)。そして良く見れたのはZガンダム後半よりアーガマのクルーが結構存在していたことが見れたという第5話ですかね。
次回第6話へ続きます。
☆ここまでお読み頂きましてありがとうございます。