機動戦士Zガンダム 名も無きキャスト・1
☆今回は光が当たらない影で活躍されてる、縁の下の力持ち達に注目してみたいと思います。
映画の俳優さんでも、一流 二流 三流、主演 助演 主役 脇役 端役と色々ありますが、さてZガンダムではどういったキャラクター・人達が登場していたのでしょうか?
ここでは端役と呼ばれるキャラクターと声優さんを見ていきますので、例えばアーガマのクルーでよく知られる「トーレス」や「サエグサ」「ハサン先生」などは名前が付いていて、出演回数が多いキャラクターは紹介していきませんのであしからず。
キャラクターもそうですが、ここでは声優さんにも注目していきます(`✧д✧´)キラーン!
第1話から検証していきます(なお民間人は紹介の対象外になります)
第1話 黒いガンダム
カミーユはクラブを病欠して港までファと急ぐ。地球直行便のテンプテーションに乗ったブライトキャプテンを見に行くためだった。しかし遅れてしまい、会うことはできなかったが、代わりにそのテンプテーションに乗ってきたカクリコン。待っていたジェリド・エマ達と出会う事になる、
その時ジェリドの近くに居たこのティターンズ兵2名。
パイロットだろうか。カクリコン達と馴れ馴れしい感じがするので同じ士官と見た。しかし月のアンマンでの作戦ではマサダ軍曹ともいたので下士官かも知れない。
しかしよくよく見ると階級章が星二つに見えるが、このテレビ版Zガンダムでは全くアテにならない(笑)。
カクリコンが少佐の階級章を付けてたりと、とにかくバラバラ。あっているのがおかしいくらい。
右士官「俺達がティターンズと知ってちょっかい掛けてきたのか」右の士官が何度聞いてもわからず。どちらかが第2話のジムⅡを乗ってたのだろうか?
カミーユを殴り空振りした、
左の士官「こいつぅ!」の声優さんがご存知、故戸谷公次氏。カクリコン中尉とガディ艦長の声優役、他たくさんのキャラを演じてるのが戸谷公次さん。
MP「お前達!」は塩屋浩三氏。ロベルト中尉を演じている。この方もZガンダムでよく登場されました。
ここでカミーユはMPに捕まる。
クワトロがグリーンノア2(グリプス2)のエアロックから侵入した際、コロニー公社の2名に見つかり、トリモチ(リック・ディアスの装備)で動けなくなるようにする。
その制御室か管制室らしき部屋で無名の2人の会話。
ヒゲ「おい、23のエアロック開いたけど誰がでてんだ?」
本を読む方「コロニー公社の若造が研修だってよ」
ヒゲ「グリーンノア2でか?」
本を読む方「グリプスって言えよ!大佐に怒られるぜ」
ヒゲ「へへっ、気取っちゃってさ」
この2人の声優さんだが、エンディングロールでのスタッフクレジットでは、アポリー役は阿部建太氏、メーズン・メックス(クラブのキャプテン)役は小滝進氏(現・大滝進矢)、MP役は菊池正美氏、生徒役は平野正人氏とある。
何百回聴いても分からず(笑)。さすがに声優さんです。もしかしたらスタッフロールに乗らない声優さんだったのかも知れないが、多分上位の誰かが声質を変えて演じてる。比べて見て聴いても別人に聴こえるのは、いやはやお見事...凄いね。
さてさて、ティターンズのガンダムMk-Ⅱは1号機、2号機、3号機とあった。
グリーンノア2のコロニー内を偵察していたクワトロがガンダムマークⅡに見つかり(警報?)、バルカンまで撃って追いかけたガンダムマークⅡの肩には1号機の印が。一体このコロニー内でクワトロにバルカンを放ったパイロットは誰か?である。
クワトロ「自分達のコロニーの中でバルカンを使う!正気か?」
と言っているように、余りにもお粗末な操縦でパイロットのやる事とは思えない。
オマケにこのあとジェリドがグリーンノア1(グリプス)で、マークⅡを居住区で禁止されている、超低空飛行テストの操縦をし損ねて(2話でブライトがバスクに対して非難している)本部ビルを破壊。これは肩に3号機の印が。ジェリドは“地球から来たばっかりだから仕方がない”との「言い分」。
3号機はジェリドが離れた後、格納庫に入れ損傷をチェックしていた。マークⅡ3号機をこの後カミーユが乗る。
ジェリドは恐らくグリーンノア2(グリプス2)へ行き1号機のガンダムマークⅡを取りに行ったのか?と思いきや、この後ジェリドが乗ったのはなんとハイザックだったよ、おい!ジェリド!
クワトロ・リック・ディアス隊がカミーユと2号機を2機を同時に奪取出来た結末は、カミーユが3号機に乗って2号機にタックルをしてカクリコンを降ろさせた為に無傷で奪えた。カクリコンが武装もしてなかったのも有利に働いた。
でなきゃ、誰かが乗り戦闘になっていたかも知れない。エマ中尉は考えずらい。常識的に考えて居住区であるグリーンノア1(グリプス1)のコロニー内での実戦はしないだろう。
ということは1号機のパイロットは誰だったのか?!である。ジェリド、カクリコン、エマの誰でも無いということか。
まず第1話の謎であります。仮に演習パイロットとはいえ一目見たかった...。
クワトロはグリーンノア2に単身偵察に行き、脱出後アーガマのメガ粒子砲が発射され、アポリーのリック・ディアスのクレイバズーカでコロニーに穴を開け、グリーンノア1へアポリー・ロベルトと3機リック・ディアスで乗り込んだ。
この後次の第2話でカクリコンは「自分は処女飛行でしたので武器も携帯せずに迎撃に出ました...もちろん3号機のパイロットがジェリドでは無く...」とバスクに言い訳を述べている。新型モビルスーツ3機、相手に迎撃するのに武器を持たなかったというカクリコンの言い訳、情けない。
ティターンズとは選ばれた、より優れたパイロットの集団組織との設定だが、まさにジャマイカンがジェリドに言ったように「ティターンズとは名ばかり...」である。
カミーユはそれを初めて乗りこなしクワトロ隊の作戦成功に寄与したのだ。ニュータイプ最高と言われるカミーユの名だたる所以だろうな。精神レベルが高すぎて自身も破壊した...の方が納得がいく。
カミーユの話に戻ります。
MPマトッシュ「エゥーゴを知らないだと!ハイスクールの学生が知らない訳はないだろう!チッ!...ホモアビース大会は2年連続で優勝...それにJrモビルスーツビルスーツ大会でも優勝、立派なもんだ。既に実戦で使えるほどの成績がある」
MPマトッシュ「エゥーゴの分子でないものが何で!何でティターンズのメンバーに喧嘩をふっかけるんだえっ?!おかしいじゃないか?!エゥーゴというのが宇宙に住む人間の独立自治権を求める運動だというがそれは嘘っぱちなんだ!ジオンの真似をして地球の人々を非難している下らない連中だ!」
このMPマトッシュの声優さんは沢木郁也氏。
カミーユが机の下手元に宇宙を見る。
そして役人(詳しくは紳士)らしき人物が来る。
紳士「釈放だカミーユ・ビダンくん。カミーユくん、スポーツマンはもっとハキハキしなくちゃな。いい声が出ないと勝負には勝てんよ、さっ、腕を出して。君が身分不詳のスペースノイドなら4、5日彼にかわいがられるところだ」これが戸谷公次氏。
しかし戸谷公次さんはガンダムシリーズでは無くてはならない素晴らしい声優さんでした。
カミーユ「そうなんですか、身分不詳のスペースノイドって...」
MPマトッシュ「釈放が決まれば喋るのか、現金な奴め」
カミーユ「怖いんです!怒鳴る人は」
MPマトッシュ「てめぇ!」
紳士「マトッシュ!」
カミーユ「でやーっ!」
紳士「公務執行妨害で逮捕するぞ!」
カミーユ「煽ったのはそちらでしょ!
紳士「カミーユくん!お母様が迎えにいらっしゃているからと思えば!」
MPマトッシュ「もう帰さん!」
ジェリドのマークⅡが建物を破壊し、カミーユはその場から逃れることが出来た。
物事は辻褄が合うものだ。とても上手く演出されてますね。Zガンダムも1話ずつ演出作家の方が違います。テレビ版の作りはちょっと酷いと言われたりしますが、自分はこっちの方がしっくりきます。
第1話の演出の方は今川泰宏氏でした。
今回は長かったので1話までにしておきます。
☆本日も大切なお時間を割いていただきお読み下さいましてありがとうございます。