kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

機動戦士Zガンダム ハマーン・カーン 2

公開日:2018年5月27日 更新日:2020年4月3日


第43話 ハマーンの嘲笑

ハマーンはその後、再度クワトロとアーガマ艦内で会うことになる。またそれはメラニー・ヒュー・カーバインの意向である。

何故ならば、グリプス2のコロニーレーザーが月面都市グラナダを射程距離に捉えようとしていたからだ。このままではグラナダコロニーレーザーを発射されてしまう。

カミーユメラニー会長の親書を携え、白旗を持ちゼータでグワダンに単身で乗り込む。するとハマーン自身が単独でアーガマに行く意志を示した。

グワダン艦長「ハマーン様、大丈夫ですか」

ハマーン「構わん、艦長、アーガマの中を見たい。キュベレイは出せるか」

グワダン艦長「はっ!」

ハマーンシャア・アズナブルめ、こういう出方をするとはな...フフ」

アーガマに来たハマーンメラニー会長の真意を聞いた後に、「ならばザビ家復興を認め、サイド3をアクシズに渡すのだな」そして、シャアがそれと引き換えに、グワダンの手でコロニーレーザーを破壊して欲しいと言う。

ハマーンは、こう言い放った…

ハマーン「だが困ったものだな、お前はものの頼み方を知らないようだ」

すると、サングラスを取ったクワトロは、

クワトロ「頼む。ハマーン・カーンコロニーレーザーを潰してくれ」と頭を下げた(シャアよ...ああ情けなや…ああ情けなや)。

そしてアーガマとラーディッシュの2隻だけで、グリプス2を守るティターンズバスク艦隊を誘き寄せるために陽動作戦に出るが、艦隊戦になるとティターンズが圧倒的有利で、なかなか動きを見せないアクシズ側にエゥーゴはギリギリの戦いを強いられる…果たしてハマーンは約束を守るのか?

ハマーン「よし!目標は核パルスエンジン一基のみ!主砲発射!」

とうとうグワダンから発射された主砲は見事、グリプス2の核パルスエンジン部を破壊した。

バスク「なに!グリプス2が直撃を受けただと?」

ハマーン「フフフ...主砲はアーガマを狙ったのであろう、艦長。アーガマを狙ったビームが、逸れてグリプス2に当たったとは不幸な事件だ」

グリプス2を直撃されたドゴス・ギアバスクはあまりの怒りを抑えきれず、艦長(シロッコの時にもキャプテンと呼ばれていた白ひげの謎の将校)をブン殴って(お得意の鉄拳制裁)までして、ティターンズ全艦隊でハマーンのグワダンを追う。しかしグワダン追撃叶わず...バスク大佐の失態...。そしてグリプス2の防衛を疎かにしてしまい、その後々にアクシズコロニーレーザーを奪われるという。

ハマーン様に「無能な男だ」とまで言われたバスク閣下・・・。


ジャミトフ・ハイマンバスク・オム

グリプス戦役で最強の戦艦はドゴス・ギアを持ってほかにありません。

個人的にアーガマよりカッコいいと思うし、その大きさ、機動力、MS搭載能力、左右の巨大な主砲、過剰すぎる各所に設置された砲門、さすが大艦巨砲主義の当代随一と呼ばれたドゴス・ギア戦艦大和を思い起こす。

ジャミトフはやっとドゴス・ギアシロッコから取り上げて、バスクに受け渡すことが出来た。

その後自信満々にコロニーレーザーの防衛を指揮したバスクだったが、ハマーンエゥーゴの策にあっさりと敗れた。これがハマーンに無能と言わしめた理由である。

それ以前、シロッコドゴス・ギアに搭乗していた時は、アクシズハマーンシロッコが直々にミネバに会い、忠誠を誓いアクシズティターンズ同盟を組んだ。

しかし、ジャミトフは以前からシロッコを危ない男だと認識していたはずなのに、なぜ一番大事なアクシズとの交渉をシロッコに任せたのか?

これにはティターンズ内部の抗争があり、ナンバー2であるバスクを警戒してのジャミトフの動きだった。バスクが自分を裏切れば、シロッコに。というジャミトフの腹積もりがあったのだ。

その為にこのようなハマーンの策略でティターンズはハメられた原因とは実は根深く、ティターンズは組織内で有能な人材が不足していたのと、ティターンズ内で派閥争いが行われていたと予想できる。

そしてジャミトフは何を仕出かすか分からない危険な女ハマーン・カーンとの交渉を、ティターンズにとってはどうでもいい危険な男、シロッコに任せたのだった。

ハマーンのグワダンが後方支援に出るとドゴス・ギアに打電をした時、バスクはグワダンに一番近い艦、アレキサンドリアのガディ艦長にグワダンを監視させた。しかしバスクとガディとの関係も悪いときたもんだ。

アレキサンドリアティターンズ艦隊の一番艦であるし、ガディーほどの将校がグワダンの不審な動きを見逃すはずがない。これはガディがわざとグワダンの監視を怠った可能性は否めない。

バスクはジャミトフの右腕だがティターンズ艦隊の要であり、ジャミトフとしては前線指揮からは外せない。

なぜジャミトフはティターンズ最強の旗艦ドゴス・ギアシロッコに使わせたのか。

第1話「黒いガンダム」でティターンズグリプスで建造していたのがドゴス・ギア。後のコロニーレーザーであるグリプスを建設主導したのはバスクと言っても過言ではなく、ドゴス・ギアの建造にも携わっていたはず。

多分大佐が一番最初に乗りたかった艦が、ドゴス・ギアだったはずなのに、バスク閣下なんかやらかした?

もしかしてバスク大佐の直属の部下ジャマイカン少佐が原因だったとか?


ジャマイカンの無能な行為

  1. アーガマ追撃の失敗の連続で多くのMSをアーガマ部隊にぶっ壊されまくる。

  2. そして戦闘中直ぐに撤退命令を出す。

  3. アポロ作戦はシロッコのおかげで、成功したものの制圧していたフォン・ブラウン市からティターンズ部隊を易々と撤退させる。

  4. グラナダへのコロニー落としの見事なる失敗!

  5. そしてヤザンのジャマイカンへの鬱憤が溜まり続けて「ジャマイカンにも戦争の恐ろしさをわからせてやらねばなるまい」とエマのスーパーガンダムアレキサンドリアまで引き寄せて、エマによりアレキサンドリアのブリッジ部は直撃破壊されて瞬殺...。

以上、数えきれない位の失態と失策をバスクの責任にしたとかで...これはありえる!!

でもなぁ、疑問点ばかり残る。

そこにはジャミトフ・ハイマン大将の驕りがあったとしか思えない。所詮ハマーンには勝てないオールドタイプというか、ただのファーストガンダム一年戦争時代の地球連邦軍から年功序列で出世してきた野望の塊、死に損ないのただの頑固な年寄りである。

地球連邦軍時代のジャミトフとバスクの立ち位置に関しては『機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY』を見ていただけると分かる。


ハマーンとジャミトフの会談

ハマーンコロニーレーザーへの誤射の言い訳に、計画を立ててジャミトフに会う約束をする(この時点でジャミトフを暗殺しようと考えていた?)。

ジャミトフ閣下の横に並ぶまでに出世した、ジェリド・メサ中尉!いいねぇ、ジェリド君。

ジャミトフ「ハマーン・カーンか...」

ジェリド「はい、破廉恥(ハレンチ)この上ない女です。」

ジャミトフ「君はどうやって生き延びてきた?」

ジェリド「私は、ただ敵を倒すまでは自分も死ねないと。」

ジャミトフ「ハマーンも死にたくはないのだろう。申し出をのもう、ハマーンとの会見も外でやることを了解しよう」

ジェリド「はっ、これは?」

ジャミトフ「お守りだよ、生き抜くためのな。あの女、何をするか分からん。その時には構わん。これを使え。ドゴス・ギアへの連絡も抜かるな!」

ジェリド「はっ!」


アーガマではブライトがハマーンから連絡がないのかを気にしていた。クワトロもハマーンがまだ裏切るかはまだわからんと。それを聞いたカツはブライトとクワトロに噛み付く。

その裏でシロッコも陰で動いていた。


そしてグワダンからランチに乗り、沢山の護衛をつけてジャミトフの元に現れるハマーン様

ハマーン「先日は不手際があり、大変遺憾に思っております。グリプス2の件は、私の部下…」

ジャミトフ「前置きはいらん。そちらは何を望んでいるのだ?理由によってはグワダンを破壊するかもしれん」

ハマーン「さてどうですか。そうなればアクシズがゼダンの門を沈めましょう」

ジャミト「ふっ、アクシズが?」

ハマーン「はい」

ジャミトフ「要求は何だ?」

ハマーン「ザビ家の復興を!」

ジャミトフ「ザビ家の復興は既に約束しているはず。血判でも欲しいのか?」

ハマーン「血判?ふふ、ふふはは…。紙の上に血を置いたものなど、何の証明になりましょう」

ジャミトフ「うん?」

ジェリド「ん?」

ハマーン「私の欲しいのはあなたの命だ!」

ジェリド「ぐっ!殺すな、捕まえろ!」

ハマーン「これには青酸ガスが詰まっている。少し強く押せば噴き出す。この部屋にいる人間を殺すには十分過ぎる量だ」

ジェリド「えぇい、貴様…」

ハマーン「これで決まったな。ゼダンの門にはアクシズをぶつける!」

ジェリド「そうそう好きにはさせん!うっ!」

ハマーン「残念だが手筈通りに進んでいるようなのでな」

アクシズの部下「ハマーン様、お早く!」

ハマーン「ご苦労」

ジェリド「ええぃ!」

ハマーン「動くなと言ったろ!」

(ハマーンにより青酸ガスが撒かれる)

ココです!

このハマーンの後ろに登場したハマーン様、お早く!」と言ったアクシズの部下。

この声優はグレミー・トトの声優さんと思われる。 この部下はグレミーではないだろうか?面白い、面白すぎる!

この後ハマーンアーガマにグワダン援護要請の通信を送る。

アクシズ通信兵「エゥーゴからのミサイルがゼダンの門を叩いています!」

ハマーン「律儀な奴らだ。フフッ...しかしジュピトリスがどう動くか。」

この後エゥーゴアクシズ VS ティターンズの激戦が始まる! 続きは次回へとさせていただきます。次はジェリド中尉の数少ない大活躍が見られる貴重な戦いとなります。


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