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機動戦士Zガンダム 百式 シャア・アズナブル 15

☆この記事はZガンダムの百式とクワトロ・バジーナの考察、100回シリーズになります。

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Zガンダムでのいわゆる艦長のセリフをまとめて行きたいと思います。

シャアはファーストガンダム時代モビルスーツ乗りでもあって、戦艦の艦隊を指揮もできます。正式には別に艦長がいるのですが、シャアの方が階級が上なので艦長はキャプテン(大佐以下と呼ばれる人物)なんです。つまりは旗艦に司令官が乗っていれば、艦長は司令官の指示に乗っ取って動くことになります。

どの戦艦も艦長というキャプテンがいて指揮官が全艦隊の指揮をするといったところでしょう。かつての戦艦ドロスなどザビ家の4兄弟もそうでした。

しかしホワイトベースやアーガマの艦長をしたブライトは指揮官も兼ねていて(大佐なので艦隊の司令官ではない)特に戦闘時、いわゆる指揮官と言われる将校からの指示はほとんど受けてませんでした。

ヘンケンの最初の頃のアーガマはブレックス准将が指揮官として搭乗してましたが、ラーディシュでは主に艦長として指揮を執ってました。

指揮官(提督・司令官)と艦長(キャプテン)の違いとは?

艦隊や戦隊の指揮権は指揮官に責任がありますが、個々の艦船の責任は艦長にあります。指揮官は大将・中将・少将・准将で、艦長職は左官にあります。

ファーストガンダムではドレン大尉というシャアの部下である優秀な艦長がいました。

ムサイ艦に乗ってキャメル艦隊を指揮してました。

一年戦争では連邦もジオンも優秀な指揮官が沢山おりました。マ・クベやランバ・ラル、ウラガン、ガデム、またコンスコン少将は呆気なく負け、亡くなったのだけれども、戦術においては連邦の士官とは比べ物にならない実力者だった。

しかしこの枠はシャア、いやクワトロの枠なので、エゥーゴのトップである、ブレックス准将からヘンケン中佐、ブライト大佐、後半でブリッジにいたシャアを中心として上げて行きたいと思います。個人的に印象に残ったセリフを紹介します。

あとはおまけでティターンズの艦長たち、アクシズの艦長達のセリフも見てみましょう。


シャアの部下への指示命令

Zガンダムでのシャアは戦艦に乗り、直接的な指揮はない。それを思わせるようなセリフもない。ただ地球でのアウドムラ、Zガンダム後半戦ではブリッジにいて指揮のアドバイスはしていただろう。

せっかくだからファーストでのシャアのブリッジでのセリフを見てみよう。ファーストはあまり詳しくはないので少しだけで、あとはモビルスーツ隊の指揮の場面を。


ファーストガンダムでのシャアの名セリフ

シャア「戦いとは、常に二手三手を読んで行うものだ」

ドズル指揮下にいたシャアはザクを全滅させたため、補給を申し出る。その後直ぐにドレンに突撃部隊を招集させる。ドレンはそのシャアの指示に「補給をまつのでは?」との不審な問いに対して放った言葉。ここにシャアの侮れない性格が見え隠れする。

シャア「そうそう当たるものではない」

ガンダムがビームライフルをジオン軍突撃隊へ向けた時に、部下達を安心させて焦らせない為に吐いた言葉。上官が慌てふためいてはいけない、これもまた心理をうまく操るシャアの一言である。

これはブライトも言うし、ハマーンもいうお得意のセリフだが、シャアが元祖的にも思える。対艦隊戦ではミノフスキー粒子も濃くなると、敵のビーム砲やミサイルなど、そうそう簡単には当たらないということか。


クワトロのモビルスーツ隊の指揮

そうだ!思えばクワトロ隊などといっていたが、百式に乗り変えると単独で行動し、常にカミーユの動きを見ていた。「カミーユ、被弾しているのか?」「カミーユ!一機のモビルスーツにかまうな!離脱するぞ!」そして、事あれば「モビルスーツ隊の指揮はエマ中尉に任せる!」「ここはネモ隊に任せる」

クワトロ「エマ中尉は艦隊を守れ!私はカミーユ機を呼び戻す!」

クワトロ「頭をアポリーとロベルトのリック・ディアス隊に取らせた。エマ機支援に向かう!」(第20話大気圏突入)

逆に宇宙での活躍は散々で地球での活躍の方が勝っていたようにおもえる。それはアムロがいたからか?


ブライトのアーガマでのブリッジのセリフ

ブライト「なんだと!あとでブリッジに上がって来たら修正してやる!地球上でのモビルスーツ戦は中尉が思っている程甘くない!」(第11話大気圏突入)

ブライト「機械は使うな、目を使え!バリュートを使ってギリギリまで降下!ガンダムを引っ掛ける!よし!右ちょい寄せ!高度もうちょい下げ!摩擦熱どうか?バリュート開け!」(第20話灼熱の脱出)

ブライト「地対ミサイル用意!キリマンジャロに対して弾道ミサイル発射!来るぞ!メガ粒子砲!対空ミサイル警戒!かまわん!モビルスーツ隊を出す!各砲座に伝えろ!地上のミサイルがそうそう当たるものじゃない!迎撃は続けろ!」(第35話キリマンジャロの嵐)

ブライト「左舷砲撃手!弾幕薄いぞ!なにやってる!モビルスーツはまとめてアーガマを防御させろ!ダメだ、メタスは壊したくない。弾幕薄いぞ!一機くらい落とせ!ファが戦死して戦争が終わるなら許可もする...」(第38話レコアの気配)

結局メタスで出撃したファは、メタスは壊したくないと言われていたのに見事にメタスを爆破させた。脱出ポッドで逃げられたのは凄いが。


ブライト「大尉、グワダンが予定通り動き出した」

クワトロ「うん」

ブライト「安心はしていない、これからだ。もしグワダンが我々を裏切ったら…」

クワトロ「アーガマもラーディッシュも沈むな」

ブライト「そうだ」

クワトロ「艦長、私も百式出でたいが…」

クワトロ、シャアはもうエゥーゴの代表者なんだからアーガマのブライトの横で「指揮官として采配を振る」べきだった。とも思うが...シャアは自ら「ダカール演説では道化を演じてしまった。」と言っているから、アーガマに、エゥーゴ残る選択はなかったのだ。ましてや戦艦、強襲揚陸艦アーガマに乗っていたって、腹の中から逃げられずにラーディッシュのように撃沈される可能性があるのだから、モビルスーツで単独に宇宙に出た方がシャアにとっては安心なんだな。

ブライト「いや、今日はここにいてほしいな」(第44話ハマーンの嘲笑)

この後も「分かっている。」ともう一度ブリッジに残る機会があった。


ブライト「もう少し引き寄せれば5隻や6隻の戦艦は沈めさせられる。グリプス2の部隊に暗号で打電しろ!」(第50話宇宙を駆ける)

そりゃそうだ、Zガンダムに関してはブライトのアーガマの指揮のセリフががよく目立つ。艦長レベルでは一番肝っ玉も据わっており、撃沈しない奇跡の艦船「アーガマ」である。


ヘンケン中佐のラーディシュ・アーガマでのブリッジのセリフ

ヘンケン「クワトロ大尉、リック・ディアスは待機!いつでも出られるようにしておけ!」「もう少し待て!こちらから先導はしたくない……我が方はエゥーゴだ!命令は聞けない!」(第3話カプセルの中)

第3話でライラ隊がアーガマを臨検して、「了解をした。撃沈をする!」といって迫った時に放った言葉。


ヘンケン「カミーユがばらし中のガンダムに乗っただと?アストナージ!カミーユにやらせろ!」

第6話でレコアのホウセンカを守るために無断出撃の時に言った言葉。カミーユをもう信頼しているとみた。


ヘンケン「ラーディッシュの被爆状況を知らせ!沈むなよ!もうすぐアーガマが来る!」(第49話生命散って)


ヘンケン「左舷!敵モビルスーツを叩き落とせ!中尉が無事ならいい。なぜ撃ち落とせん!」(第49話生命散って)

ヘンケンがヤザンのハンブラビに落とされる前に放った言葉。ブレックス准将も第6話で「落とせ!なぜ落とせんのだ!」と言っていたところを見ると、ヘンケンとブレックスは本当の師弟関係にあったのではないのだろうか。いや、それともこの類のセリフは艦長の口癖なんだろう。


ブレックス准将のアーガマでのブリッジのセリフ

ブレックス准将唯一のアーガマ指揮。ヘンケンキャプテンに作戦指示を出していたものの実戦の指揮はこれが最初で最後。

この時も「第3話カプセルの中で」でライラのガルバルディが急襲してきた時にレコアが「キャプテン !ノーマルをお付けください」に対してヘンケンが「やられるつもりはない!着るものか!」といいブレックスが、


ブレックス「着るのだ!その間、私が変わる!」

しかし、上官の指示は聞かず被弾状況を聞いていた、その後のヘンケンの姿を見るとノーマルスーツを着ていなかった!!その後ライラが撤退したと見ると、


ブレックス「全速を出せんのか?このままでは第2波を受けるな。機関室の修理を急がせろ!あまりに速やかな撤退、どう見る?キャプテン?」

ヘンケンはクワトロ大尉に期待しましょう!と言う。


ティターンズ艦隊の指揮官のブリッジでのセリフ

ジャマイカン少佐「ハイザック隊を発進させろ!ただちに30秒に一連射!ハイザック隊には架線上を迂回するように伝えろ」(第5話父と子と...)

ジャマイカンの艦隊戦における戦い方は荒っぽく、各個にやたら迎撃させる指示を出す。モビルスーツ出撃後は後方からの、主砲による援護射撃は毎度こんな感じのやり方で、下士官からも慕われていなかったようだし、何しろガディとは同期っぽさを感じる(ガディは少佐と敬語、ティターンズと連邦軍との違いか?階級は同じ少佐だし)。それは船乗りとしての能力の違い。まるで分っちゃいない、ジャマイカンのせいでアレキサンドリアをめちゃくちゃにされてしまったと嘆いていたガディの気持ちがよく分かる、とっても嫌な上官、それがジャマイカン少佐である。


バスク大佐「なに!シロッコか、なぜ気付かん!言い訳はいい!ヤザン隊をだせ!間に合わん!キャパも回せ!」

ローレン・ナカモト「キャパは実験の途中です、ここでやめたらロザミアが不安定に!」


バスク大佐「構わん!」(第48話ロザミアの中で)

バスク大佐においては権力の塊、権化でジャマイカンをも飲みもこうとしていた野心家。シロッコがドゴス・ギアに乗っていた時はグリプス2にいたと思われる。戦艦乗りとしてはジャマイカンよりは腕はいい。しかしティターンズの顔として常にあった彼が、レコアごときのパラスアテネに一撃でブリッジを破壊憤死した姿は南無阿弥陀仏だ。ちなみに「ガンダムスターダストメモリー0083」で大佐の指揮を見ることが出来る。やっぱりバスク大佐とドズルの声は郷里大輔氏でないとね。


アクシズ艦隊ハマーンのブリッジでのセリフ


ハマーン「ふふふ、主砲はアーガマを狙ったのであろう。アーガマに狙ったビー厶がそれてグリプス2に当たったことは不幸な事件だ」(第43話ハマーンの嘲笑)


ハマーン「構わん、そうそう当たるものではない!」(第44話ゼダンの門)

このグリプス戦役でのアクシズ艦隊、アクシズ兵は素人も同然とハマーン・カーン自らが言っている。グワダンやグワンバンの艦長はハマーンの指示なしではまるで動けない。

構わん!そうそう、当たるものではない。艦隊戦だったら当たらないものなのかもしれないが、デカい戦艦がモビルスーツに狙われたらそれは、当たるだろ。あん時はジェリドのバイアランが強襲してきたはずだ。

まだこの時は、ハマーンは自惚れていたのかね?シャアがグリーンノア・1 に単独で偵察したシーンが第1話であったが、カメラで撮影中にガンダムマークⅡ に見つかりバルカンを撃たれるが、「こんな小さな目標を狙えるものか」その方がわかりやすい。

しかし、後のマシューマーやグレミーなどはどこで育てられたのだろうか?

うーん(´-`).。oO(尚シロッコは司令官やキャプテンという感じがしませんので、載せませんでした。)


☆ここまでお読みいただきましてありがとうございます。


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«あとがき»

どうやら調べたところアーガマの完成品フィギュアは無かったんです。勘違いしてました。プラモデルでしたわ…完成品フィギュアであるのは「ネェルアーガマ」でした。かっこいいんですがね。やはりアーガマでないとなんねぇ。アーガマでないと。じゃあ「アーガマのプラモデルつくりゃーいいじゃん!」ってなるんですがね。あのフィギュアのPVCとABS樹脂で作られている質感がいいんですよ。組み立てもめんどくさいし...。ということで今月のフィギュア購入予定は「バウンドドック」に決定いたしました。最近北斗の拳のフィギュアにも目が行きがちで、北斗四兄弟を揃える為にはあとケンシロウとトキが必要なんですが、いかんせんフィギュアにそんなにお金をかけていられません。しかし、北斗シリーズを一体今日買いました。だからバウンドドックと北斗リボルテックフィギュアの2体です。届いたらブログにてお披露目いたします。お金に糸目をつけずに全部買いができる日を夢見て。でも、そうなったらフィギュアに愛着はなくなるのかも知れません。パーフェクト、完全ってのは面白くないものです。