kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

札幌 「かっぽうぎ」時計台店

平成の終わり、4月30日に叔母と久しぶりに会って会食した時のことです。

叔母は相変わらず、色々新しいお店を探索してはランチやグルメってるらしいですねぇ。

去年の12月8日に叔母と札幌へやって来た従兄弟の兄妹と会食して以来、しばらく連絡を取ってなかったので話を聞いてビックリした。

また大腸のポリープが発見されて、あれから2度の内視鏡による摘出手術をしたらしい。心配をかけたくないからと言って自分に連絡はしなかったようだ。

·····で、そのポリープとやらが、まだ生検の段階で良性か?悪性か?(書きたくないが)分からないらしい。

2年前に札幌の厚生病院で手術を受けた後、退院の時に叔母を迎えに行った。

叔母の息子と娘、自分の従兄弟であるが彼らは北海道には住んでいない。何かあった時は一番近くに住んでる自分がすぐ動ける。

叔母は75歳。書道の先生で書道教室も生徒さん相手にバリバリやってる。しかも昼間は丸井今井で熨斗書きの仕事もやってる。まぁ、パワフルというかアクティブ。

なんでも常に筆で字を書きたくて、書きたくて仕方がないらしい(笑)。まだまだ若い。

叔母の姉、いわゆる自分の母だが、若い頃から絵が好きで将来は画家の夢を抱いていた人。最期末期の胃がんでモルヒネ静注の間際でも、病室の人達をデッサンしたり、看護師達の顔を色鉛筆で描いていた。そして他界した。

また母より数年前に亡くなった長男の叔父さんは、昔横浜の進駐軍米軍キャンプでボーイとして働き、「ジョージ」と呼ばれ英語はペラペラだった。

そんな芸術肌の3兄妹の母、叔母、叔父を持ち、自分の中ではすげぇな、と思うばかり。

一方自分の父親は一級建築士だったが酒と競馬に溺れ、おまけに脳血管の難病持ち。それで人生を台無しにしてしまった人。母と離婚した後子供の頃は頻繁に会っていたけど、特になんにも話す人ではなくて、親父のことはほぼ知らないに等しい。

そして社会人になってから疎遠になりどこに住んでいるのかも分からず、母が亡くなったある時父親に母の死を知らせようと住所を調べ、父の戸籍を調べたら削除されていた。

恐らく亡くなったのであろう。

父親側の親戚を辿ろうにも何も知りえないので(資料も妹達の名前も住所もわからない)、どうしても探すならば探偵を雇うしかないとその筋の専門家に言われた。


ドラマ「断線」の主人公の生き方

育った環境がそういう中で、自分は「これだ!」というやりたいことが正直に言うとない。母と同じように絵を書くのは好きだが、集中力がなくて如何にも中途半端。

叔母の書道教室を手伝った時期もあり、書道を練習したがこれまた中途半端に終わった。書道は結構な期間続けたが楽しくなれなかった。

ネットの生放送だ!と思いきや、やっぱり「違った…」そして、パソコンの知識もまだまだ中途半端。趣味全般も中途半端。最近Zガンダムのブログ記事に限界を感じて来たし·····。ミスター中途半端。


松本清張シリーズ 松田優作主演ドラマ「断線」(1983)を見た。

主人公の田端光夫(松田優作)は、エリートの証券マン。光夫はふと訪れた銀行で英子と出会い、銀行員の女性滝川英子(木村理恵)と結婚して婿入りする。

しばらく平和な生活は続いたが、英子から「子供が出来た」と知らされると、光夫は英子を捨ててナイトクラブで働く愛人 浜井乃里子(風吹ジュン)の元へ。田端光夫の名を友永悟郎という名に変えて、愛人と同棲することになる。金絡みで愛人との生活もうまくいかなくなり、悟郎はキャバレーで働くことになった。

そのキャバレーにいた倉垣左恵子(辺見マリ)が証券会社時代に会った悟郎を覚えており、欲求不満の溜まった年上の女性、鎌倉の貿易商の妻 左恵子に夜誘われる。

その年上の女、左恵子に悟郎は言われた「でも、どうしてボーイさんなんか?ボーイさんがいけないっていう訳じゃないのよ。証券マンだった貴方と、さっきの貴方がなんだか噛み合わなくて」と。

悟郎は「同じですよ…証券マンも…ボーイも…」

左恵子「あら?そうかしら?私は随分違うように思えるけど」

悟郎「僕にとっては·····仕事はみんな同じ仕事ですけど…自分の体の一部と時間を金の為に切り売りしてるだけですから…」と呟いた。

左恵子は「それじゃ、貴方はお金だけの為に働いてる訳?.......男の人っていいわね、色んな生き方を選べて」

悟郎はその問いに答えなかった。

悟郎「いただきます」

この主人公は「金」だけの為に働くという考え方のようだったが、やがてこの生き方は破綻へ導くものになるのだが…

やはり「金」だけあっても「人は幸せにはなれない」し、「金で人の心は買えない」これが人が生きてゆく人生での一番の前提にある。

だから好きなことで生きて行く人になりたい。

やりたいことを仕事に出来るって素晴らしいですね。叔母を見ていて、とてもうらやましく思います。

好きなことをして生きる力を養おう!


かっぽうぎ おばんざい料理店

待ち合わせをしてから、叔母がよく最近訪れるという「かっぽうぎ 時計台店」へ案内してもらった。

俺に牛すじ豆腐煮を食べさせたいらしく、絶品だという。そして全品メニューは安価なお店。

叔母は定年近くまで札幌グランドホテルの宴会係の係長をやっていて、その時子供の頃よくグランドホテル内にある、高級中華料理店やレストランで食事を毎度のごとくご馳走になった。

だから叔母は舌が肥えてる(笑)。

叔母が「美味しい!」という店と料理は大抵間違いない。

さて、ビール🍺を注文して、その「牛すじ豆腐煮」を頼んだ。

亡くなった母は本当にマシンガントークで凄かったもんだが、叔母も母に似てきたのか?段々マシンガントークになってきてる(笑)。

来ました!牛すじ豆腐煮。

一口いきます!

激ウマ!

コラーゲンがタップリ!見てくださいよ!

これ〜美味しくてですね、お代わりしました(笑)。

あと頼んだのは豚串、餅ベーコン、鶏レバーなどなど…

他はイカの姿焼き。メニューではイカが大きく載ってたんですが、頼んだところこれが出てきました。小さいイカでした。

近年イカの不漁もあるしで、函館でもイカは捕れなくなっているらしいですね〜

でも小ぶりながら味は美味かったなぁ〜(๑ᵒ̴̶̷͈᷄ᗨᵒ̴̶̷͈᷅)✧

と、満足な「かっぽうぎ」さんでした。また行きたいお店です!

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