中宮が吊られた
クワガタの小宮山が家に来たのは先月の19日で今日で1ヶ月と4日目になった。
小さい頃からクワガタを飼ってからこんなに生かせられたのは初めてだ。
次に長男が発見した大宮が家に来たのは7月31日。
その後8月6日に部屋の網戸に引っかかっていた中宮を飼うことになる。
順番で飼うことになったから誰が一番若いかどうかはわからん。
昨日から3連休の私は、この休みの間に小宮山、中宮、大宮の飼育ケースのマット交換を行おうと思っていたが、とりあえず昨日は新しい昆虫ゼリーを3ケースの中に入れて置いた。
そして今日の14時過ぎに昆虫マットを交換する為に中宮のケースを開けて、登り木の下に隠れている中宮を触ると完全に死んでいるの発見した。
大抵死ぬ時は土に潜ってたり隠れてたりしていても、明るい所に現れてから手足を閉じてひっくり返って死ぬのが今まで見てきたクワガタやカブトムシの死に方だったから、今日の中宮の死に方は意外だった。
登り木の下に隠れて土に腹を下にして手脚はそのままの状態。見た目は生きてるんじゃないか?と思った。
ひっくり返して腹の辺りをよく見るとダニが数匹動き回っていた。マットや登り木にも結構なダニの数を確認。
そしてよくよく見ると右中胸部から何やら白い物が出ていた。
触ると液体が固まってしまったかのように固体化している。
もしかして…死因は大宮に大顎で挟まれて吊られ、メキメキ言わせた時に中宮の外骨格が割れてしまったとか?
そんな2人を戦わせた唯一の動画がこちら。
この動画の後、すぐに再戦させた時、大宮が中宮の胸部を挟んでメキメキと音がなって「やばい!」と思い両者を離した(この時の動画は撮影してない)。
クワガタって土の中に埋まってても寿命が来たらそのまま死んでしまうのか…
小宮山は我が家に来た当初、土の中に潜ったまま姿を現さず、「もしかして、死んでんのか?」と何度か昆虫マットを掘り返したものだ。
対して中宮と大宮はマットには潜らずに部屋に灯りがついていても、餌を沢山食べて元氣満々でいつもケースの中を動き回り活動的だった。
だが最近は全く逆転してしまい小宮山が活動的で、中宮と大宮は登り木や枯葉の下に隠れてじっとしたままだった。
大宮も体が大きな分、小宮山より寿命が短いのかも知れない。
小宮山は凄く元氣で昆虫ゼリーも食いまくるけど、大宮はあまり食べなくなってしまい動くスピードも遅くなった。指で掴んでも抵抗が弱い。
もしかしたら“お亡くなりのカウントダウン”なのかもしれない。
とりあえず2頭の飼育ケース内のマットを新しい昆虫マットに取り替えてマットへ大量に水分補給をした。
小宮山の部屋。
大宮の部屋。
故 中宮の部屋。
やはり登り木にカビが生えていたので洗って再び日干しすることにした。
小宮山は今日も相変わらず活動的だった。
大宮はあまりにも動かないので昆虫ゼリーの上においてみた。するとゼリーを吸い出したので一先ず安心。
生き物だし、ましてや昆虫で生きる時間が限られているのは知っている。だからいつか亡くなると分かっていても、以前元氣に動いていた彼らを思い出すと、中宮の動きが止まった時にも何か寂しいものを感じた。
小宮山と大宮には中宮の分まで頑張って生きて欲しい。
これは元氣な小宮山なんですが、目が光り輝いてるんですよ。
中宮の目を見た時、目に光りは無く、ただ真っ黒になっていたんですよ。昆虫でも生きてる目と死んだ目って全く違うんですね…。
中宮、ありがとう。さようなら。(合掌)
また来年の夏に会いましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。