kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

人の思考は間違いだらけである

一般論で人間の考えることというのは、絶対的に間違っていることが言えると思います。

歴史上において過去の偉人や哲学者、科学者などは皆完璧で正確な人間であったか?と考えれば、そんな完璧な考え方など持つ人はいなかった。少なくともそのような人達はその自らの思考は必ずしも、正解ではなく「人間は必ず間違いを侵すのだ」という修正能力を持っていたから、ノーベル賞や人類の科学の進歩に寄与する発明をし成功者となり、成功者達が人類の民を一歩ずつ発展させて歴史を重ねていったのだと思います。

なので「自分の考えは全て正しいんだ」と思われる人が稀にいますが、そういう人は人として成長せず、間違った方向へどんどん進んでいくことになります。


これは例えて言いましょう。人の脳にはそれぞれ物を入れる箱がありましてね、まあその箱に生きて行く上で学習した知識など、自分の考えや人の考えなどを入れていく訳ですが、「自分の考えは全て正しいんだ」って思っている人はですね、脳の中に箱が一個しかないわけですよ。もしくは箱もなかったりする。

人間の脳はまだ未知で人間自身も脳の能力なんかは、まだ分かっていなくてですね、脳に箱をいっぱい作ること自体難しいことなんですよ。よく天才とか言われる人、例えばアルベルト・アインシュタインなんかは3つや4つ以上持っていたのかも知れませんが、先に言った偉人や成功者達は少なくとも脳の中に箱は2つ以上は持っていたはずなんです。それは自分が持つ考えと、相手の話の考えを入れる箱なんですね。


この自分の考える箱と相手の考える箱は1つにまとめて入れることは出来ないんですね。なぜなら私達はそれぞれに個性があり、考え方は違うからです。もし1つの箱になんでもかんでも違う考え方を入れる人は、考え方がめちゃくちゃな人です。

この箱にはこれを入れて、こっちの箱にはこれを入れてってまとめますよね。小学生でも学校内の図書室で社会の本の棚に算数の本は入れませんよね。それらは別々にしっかり分けて置くはずです。掃除も整理整頓してそれぞれに分けて片付けます。1つの箱にあれもこれも入れてしまったら自分の考えと人の考えがぐちゃぐちゃに混ざり、人格が破綻してしまいます。

ほとんどの普通の人は大人になれば、知識を身につけ脳には大抵2つ箱を持っています。そしてそれから、その2つの箱がどのくらい大きいか、どっちが大きくてどちらが小さいか。それとも同じ大きさなのか?それとも1つが消えて1つになっちゃうか?


ユダヤの法則に『78:22』という数字があります。この『78:22』という数字はあらゆる宇宙の法則に当てはめることができ、この数字が世の中の全ての現象や物事を理想的なバランスで構成しているんです。

例をあげると『人間の体内の水分は78%でその他の物質が22%』『大気中の空気は窒素が78%で酸素が22%』『地球の海は78%で大陸が22%』などなど…『78:22』は黄金比と呼ばれ、この黄金バランスはビジネスなどでも様々な所で活用されています。人間は自然に宇宙と繋がり生かされているんです。それに逆らって生きるということは、不自然な生き方をしていると言えるでしょう。


有名な斎藤一人さんは「完璧主義者は成功しない」と仰っています。78点満点であとの22点は間違っていて良いのです。この完璧主義者というのが「自分の考え方は全て正しい」と思っている人を指します。

つまり脳の中の箱の大きさはどの位の大きさにした方が良いのか?そうです。自分の考えを入れる箱の大きさは『78』に、人の考えを入れる箱の大きさを『22』にするんです。だから自分の考えなんか人間の思考は『22』間違ってるよ!と自分で意識して修正していかなきゃならないんです。それでないと人間、成長はしません。意外と人は普段の生活で、他人の意見を聞いてるようで、実はほとんど聞いていないんですね意識しないと。人の意見を聞ける人間ってのが人として好かれたり、幸せになれたり、成功することが出来るんですね。


つまり相手の事をどれだけ考えてあげることが出来るか?優しくしてあげることができるか?人は顕在意識で大げさに表現しないとそれが表に現れません。仮に「感謝してる」って心の中で思っていたとしても、それは相手に言葉として発しなければ相手に感謝の気持ちは伝わりません。

奥さんが料理を作る。旦那さんはそれを食べる。美味しいと思っているけれど、「美味しいよ」の一言も発さず当たり前のようにテレビを見ながら、食べる。酷けりゃ「ごちそうさまでした」も言えない。言えない理由を聞くと「言うのが恥ずかしいから」「毎日のことだから」「言うのが面倒臭いから」そんなんじゃ、奥さんは料理を作る気なんてしなくなっちゃいます。

「ありがとう」「美味しかったよ」「ごちそうさま」「いつも作ってくれて感謝してるよ」言葉に出してさらに笑顔で言えば、また料理頑張って作ろう!もっと美味しいメニューを考えよう!ってなるんです。


日本人はよく100点満点が素晴らしいと教育されてきました。国家試験や重要なテストはそりゃ高ければ高いほど越したことがないですが、それは日本の官僚的な考え方であって、東大目指して官僚を目指すのであれば、それで良いです。ですが商売や経営なんかビジネスは何事も程々、『78』儲かればいいんです。『100』儲けようとする経営者は必ず失敗します。

『78』利益を出して『22』損を出す。


だから人の思考も悲しきかな、『78:22』なんです。もちろん『22』の方が成功者です。人の考えを聞ける人です。もちろん私自身もまだ『78』の方でしょう。しかし気づいて修正する努力を決意しました。完全に「自分はやっと『22』になったんだ」はありません。死ぬまで努力です。

皆、幸せになりたいですからね。だから意識して、とにかくよく人の話を聞く。そして納得する。その人がたとえ間違った話をしていても、しっかりと最後まで聞いてあげる。

相手が全部話しを終えていないのに「あ、それ間違ってるよ」なんて言ったらそこで話が全てが終わりになるんですよ。自分が間違ってるかもしれないんですよ。そういう会話をまず否定から始める人は独善的な考えに陥って真実から遠ざかっていき、やがて人から嫌われる事になります。

「それは違う!」が口癖になってる人は、色々な考えの意見を聞く気がないから人として進歩しませんよね。そして自分の考え『78』の箱の中には必ず誤りがあるから、常に箱には相手の考えを入れるスペース『22』開けて置かないとならないですよね。

だから「自分の考え方はあっているだろうか」「もしかしたら間違ってるかもしれない」「相手の言ってることを取り入れてみよう」とか常日頃、日常生活でチェックして意識して考え方を修正していくんです。

自分の考えを入れる箱と相手の考えを入れる箱を整理整頓しておくということです。だから私も常に自分の思考は間違っていると意識付けしていきたいですね。『自分は完璧じゃない』そして、もっともっと人の考え方を聞いて進歩していきたいです。

人は間違えを修正する手段を持っていなければならないんだと思っています。

☆本日もご訪問ありがとうございます。感謝です。

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