kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

アドベンチャー・ゲームブック 1

アドベンチャーゲームブックとは1冊の文庫本で中は数枚の挿絵が有り、あとはびっしりと小説のように文章が書かれているもの。

外からの見た目とパラパラと冊子内をを見ると、一見小説と間違いそうだが、完全に違うのは文章が釘られておりその文頭に「1〜」の数字が順番にふられている。300ページ位のものでも400〜の番号が付いてる。

小説とゲームブックは完全に違う。ゲームブックは選択肢がある小説である。

今は手元にないが、思い出の濃い懐かしいゲームブックがある。

ファイティング・ファンタジー/現代教養文庫 S・ジャクソン / I・リビングストン著 シリーズ、

「死のワナの地下迷宮」と「バルサスの要塞」。

この2冊、少し前にAmazonで検索した時「可」くらいの状態で購入しようとすると安いもので3,000円〜の高値がついた商品だった。当時の小売店販売価格が480円だから相当高騰している。

状態が良いものだと5,000円以上は間違いない。

現在での価格相場は「可」で大体1,000〜2,000円。

小学5年の時にはじめてプレイして表紙が外れて、ボロボロになるまで持っていたけど中の島から大掛かりな引っ越しの際に全て捨ててしまった。

ファミコンが欲しいけど買えない少年時代の鬱憤を晴らしてくれた救世主がアドベンチャーゲームブックであり、クラスの男子がファミコン一色で四面楚歌だったのを、ゲームブックが俺の学校へ行く勇気を与えてくれた。

そこで今回、あの小学5年のあの頃の気持ちに戻ってみようとメルカリで状態の良い“死のワナの地下迷宮”を購入した。

到着するのは今週末か月曜日あたりだろうか?

D&D用のダイスもあることだし、届いたら早速プレイしようと思う。

当時最初に買ったのがこの“ファイティング・ファンタジー”シリーズのゲームブックで、札幌平岸駅の平岸ターミナルハイツの1階テナントに本屋があった。

母に「何か好きな本を買っていいよ」と言われ、弟と選んだのがこの2冊。

弟が「死のワナの地下迷宮」で俺が「バルサスの要塞」に決めた。共に定価は480円。

弟はゲームブックに興味は全然無かったんだけど、ラジコンのように趣味の押し売りをして無理矢理プレイさせてしまう…

しかし…その後弟もアドベンチャーゲームブックの面白さを少し知り、自らゲームブックを書いて完成させてしまう。

弟は恥ずかしいとか言うかもしれないが、これを書いたのは弟が小学6年の時だ。今読んでも非常によく出来ている。

自分もアドベンチャーゲームブックを書き上げたことはあるが、弟のようにこんな完成度の高いシナリオを書いたことはない。

イラストも上手いのでその才能に少しヤキモチを焼いたこともある。

ゲームブックのシナリオを書くのもイラストを描くのも一番大事になってくるのは想像力と創造力である。

読み手、プレイヤーにも想像性が求められる。

小説や一般的な活字だけの本による読書はまさにこういった力を作り育てるものだけれど、少年時代ゲームブックに没頭していた中学3年までを振り返ると我ながら想像力はたくましかったな、と思わされる。

テレビゲームが手に入りセガ・マークIIIメガドライブをやるようになってからはゲームブックを読むことも触ることさえしなくなった。

本というのは活字を読むだけでその背景や状況を想像することが出来る。

アドベンチャーゲームブックを書こうと思ってもボールペンを持った手が止まる。豊かな文章力もそうだし、見たことを無いものを描いて見せる技術も今は表現することが難しい。それをもう一度取り戻すべく、「死のワナの地下迷宮」をプレイしようと思った。

そんな昔に読みまくってプレイしたアドベンチャーゲームブックに人生の選択におけるヒントのようなものがあるとぼんやり頭に浮かんだ。

それが自分の中にまだ確実な「何か」をはっきり明確出来ない。

ゲームブック一冊が人生の本だと知ったら…?!

これを脳内に完璧復元する為には、やはり原点であるアドベンチャーゲームブックをプレイして呼び起こすしかないだろうと。

とりあえず死のワナの地下迷宮をプレイして謎解きが終わったら、かならず閃くと思います。

ゲームブックを通して人生の謎解き、病気や人間関係、仕事など生きることが今苦しいと思われている人達の人生を楽に生き抜く考え方の方法をまた記事にしたいと思います。

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