kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

池袋事件 加害者と無能な報道機関と国の責任

東京池袋で4月19日に発生した、87歳の高齢者の乗る車が暴走を起こし、約100kmで走り続けた車は赤信号でも止まらず最終的に自転車に乗った母子親子(お母さん31歳、娘さん3歳)を跳ね飛ばし、車体が左に傾いたことで左方向から来たパッカー車に激突、車は回転しながら歩行者8人(うち2名重症)を怪我させ、やっと止まった。

暴走車に乗っていたのは飯塚幸三(87歳)とその妻でありました。事故後のドライブレコーダーの提出や、任意の事情聴取に応じるということで、警察庁は「証拠隠滅の可能性もないと判断、男性を逮捕せず任意で慎重に捜査を行う」そうです。妻も足を骨折しているため回復を待ってからの調べとなるでしょう。

各紙の報道機関、新聞社は何れも、実名であるが敬称付けに加えて肩書き(工業技術院長)、時事通信と産経新聞に至っては「男性」のみであります。

各社報道機関はそれぞれのルールに基づいて事件・事故の関係者、特に加害者について用語を使い分けていますが、被害者についてはためらいもなく実名で報道するのがほとんどです。それは加害者の人権を最優先に守るという、日本社会における異常なマスメディアの報道である。

また報道機関は警察から報道規制をかけられることがある。こうなれば報道はできず事件・事故の真相は闇の中である。というかマスコミメディアは警察の犬である。この国にジャーナリズムはもはやない。


飯塚幸三とは?

事故を起こした原因の人物、飯塚幸三。現在は無職ですが、元クボタの顧問をしていた「天下り官僚」であります。経歴は東京大学卒、旧通産省の元工業技術院長、そして2015年に通産行政事務功労に対して瑞宝重光章を叙勲、つまり「勲章受章者」であります。

国際計測連合会長、ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム会長、日本計量振興協会会長、計測自動制御学会会長、平成11年度科学技術会議政策委員会研究評価小委員会委員を歴任。

これだけ見ても相当優秀な人物だったことがわかります。

ネットでは忖度があるのでは?逮捕はないのでは?と噂されています。逮捕されなければ「容疑者」とならないのが実情ですが、この方に至っては仮に逮捕されたとしても「さん」に付けなりそうですね。

巷で言われているのが「上級国民」「特権階級」だからだそうですね。この現代の民主主義社会の日本で「上級国民」「中級国民」「下級国民」と身分制度があるのでしょうか?日本は江戸時代に戻ったのでしょうか?

尚更、現代社会は金持ちと貧乏人の大きな格差社会の中で生きずらい世の中になっている。

ここに来て加害者本人は「認知症だった」とも言われ始めました。ともすれば監督責任者は妻にありますが、加害者飯塚幸三には息子さんがいるようです。飯塚幸三と妻が資産が無いといえばないものから金はとれません。果たして息子にまで賠償責任がいくかどうか?

逮捕されて起訴されたとして過失運転致死になりますが、裁判になり認知症だと認められると実質的にお咎めなしです。

あとは民事裁判になるでしょうね。

ここまで優秀な人だった人物が、2017年には免許の更新をクリアし、年齢を考えて免許証の自主返納は絶対にすべきであり車に乗るべきではなかったのです。2人の若い命を自らの手で殺めて、人として贖罪を果たすというのは人間として当たり前のことだと思います。

そして飯塚幸三の息子とその親族、周囲の人間も87歳という高齢で「一年間も乗って無かった」と言っていて車に乗せるという親族の責任は大きい。

あくまでも高齢者は免許証については、本人の意思による自主返納という仕組みこそがおかしいが、その妻や息子、親族はいつか大事故を起こすという危機感は持っていなかったのだろうか?

我々と同じ人間ならば、これは間違いなく殺人であることに気付いて欲しい。必ず飯塚幸三と息子、その親族らに罪悪感はあるはずです。一族共々カルマを抱えたままこの世を去り、あなた方加害者はまた輪廻転生となり苦しい修行が待っていますよ。


被害者の声は届かない

何の落ち度もなかった被害者の代弁者は?いったい?誰がするんですか?

加害者(容疑者)は人権重視の「サヨク弁護士」にガッチリ守られますが、被害者側が守るのはまさに頼りない「検察」であります。

日本の検察は被害者の代弁者とはなり得ない。

日本の司法において起訴された場合99.9%有罪になるはずの刑事裁判が何故か、このような事案は加害者が事実上無罪のようになったりして守られます。

一瞬で失った奥さんと3歳の娘さんのお父さんの立場を考えてみてください。

母娘の尊厳は?

横浜市の小学1年生の死亡事故は、横浜地検が自動車運転死傷処罰法違反容疑で送検されていた無職合田政市容疑者(88)を嫌疑不十分、不起訴処分としたのだ。なぜか?

それは精神鑑定によるアルツハイマー型認知症と診断されたからだ。それで司法は終わらせるのか?

正義はどこへ行った?


警察と司法と国は何をしている?

高齢者は守られて、若い命が失われていく…国や行政、特に警察と司法は何をしているんでしょうか?

ことに高齢者の自動車の暴走事故で人が何人無くなっても、過失運転致死で済まされる。

JR東海の認知症事故訴訟に関しては、最高裁で逆転判決により家族に監督義務なしと判決が出た。これは判例として残るものである。認知症の人物が起こした事故は、いったい誰が責任を取るのか?


そして、4月21日に神戸市でまた悲劇が起きた。

神戸市営バスの運転手が横断歩道の歩行者をはねて、20代の男女の若い命を亡くした。このバス運転手大野二巳雄容疑者64歳の男は「ブレーキを踏んで発進した為の作業をしている際にバスが急発進した」と証言している。県警はすぐに自動車運転死傷処罰法違反で逮捕した。

バスの検査後「異常は認められなかった」とのこと。

当たり前の話だが、このバスの運転手は即逮捕されて「容疑者」と報道されているが、なぜ飯塚幸三は「さん」付けで逮捕もされていないのか?

甚だ疑問である。

何か大きな力が働いているとしか思えない。

この国の警察と司法は腐り切っている。それを統括しているのは行政と法律を作る国会議員である。

警察は特に駄目だ。広島中央署の8,500万円盗難事件(警察官による横領)もあっさりと広島県警は幕引きをした。司法では少女が父親に強姦されても無罪判決を出した、無能な裁判官の静岡地裁と名古屋地裁。

国会議員が法律を変えれば、このような悲劇は起こらないはずだ。「平成」から「令和」に変わる今、すぐにでも法律を変えるべきだ!

他人事ではない、誰だって事件や事故に突然巻き込まれるのだ。明日は我が身である。私は糾弾したい。

きちんと年齢を決めて高齢者ドライバーは免許証を返納する法律を作るべきである。でなければ今後も高齢者ドライバーによる殺人は続く。親族も真剣に考えるべきだ。

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