kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

機動戦士Zガンダム クワトロ・バジーナ 百式 45

☆本日もZガンダムにおけるクワトロ大尉(シャア・アズナブル大佐)をリスペクトした100回シリーズになります。

今回は第33話「アクシズからの使者」のクワトロの行動を検証、再考察してみたいと思います。

32話ではドゴス・ギアの追撃を逃れる為に、アーガマから仕掛けた戦いで苦戦を強いられる。

クワトロは百式で出撃するも肝心のメガバズーカランチャーがドゴス・ギアに直撃せず。シロッコのドゴス・ギアのMS隊に圧倒されつつあった時に「謎のモビルスーツ」がティターンズのMSを蹴散らした。

それはハマーンのガザC部隊だった。


タイトルのアクシズからの使者

この回はクワトロがアクシズのMSだと知り、アーガマのカタパルトデッキで傍観するところから始まる。

そもそもアクシズと接触するように指示を出したのは、エゥーゴのボス、アナハイム・エレクトロニクス社のメラニー・ヒュー・カーバイン会長と出資者のウォン・リーだった。

クワトロも分かっていた。

アクシズとティターンズが組めば、アーガマも沈み、エゥーゴは潰れると。しかし幼いミネバを盾とする、ハマーンに大義は無いと確信していた。

だがアクシズに近づく為に航行していたアーガマ。

要は向こうからきてくれてラッキー!だった訳だ。タイトルが「アクシズからの使者」って…

へっ?

だって33話はグワダンにアーガマの主要人物が乗り込み、交渉する訳でしょ?じゃあアーガマからの使者だよね、ハマーン・カーンからすればね!

まぁ、それは良いとして…せっかくグワダンに交渉に行ったのに、この回は全てを台無しにしてしまうシャアなのであった。


シャアがキレる

アーガマからランチでグワダンに乗り込む。クワトロ、ウォン、ブライト、アポリー、レコア、そしてカミーユ。ランチに乗ってるのは手前左側からレコア、ブライト。右側手前カミーユ、ウォン。手前操縦席左にクワトロ。多分右側でランチを操縦してるのはアポリーですよね!

ランチがグワダン内に着艦し、

ここで上から見下ろすハマーン様がご登場。

クワトロ「フッ!やはり、ハマーン・カーン。」

もう気付いてたでしょ!シャア。

ここでニュータイプ音。キシシシシシーッ!

カミーユ「誰なんだ?あの女。」

ウォン「私はウォン・リー、エゥーゴを代表してやって来た。君達の代表者を呼んでいただきたい」

ハマーン「紹介しょう」

重く大きな扉が開かれる。そこでクワトロ達が見たものはまさにザビ家そのものの姿だった。

ブライト「確かにザビ家だ、この連中には時間の流れがないのか?」

ハマーン「ザビ家の正統なる後継者、ミネバ・ザビ王女である!」

ウォン「ミネバだと?」

アポリー「子供?」

レコア「アポリー!」

クワトロ(まだあんな歳なのに担ぎ出すか…ジオン滅亡後、アステロイドベルトの中で育てた子が、結局はあのアクシズから離れて、地球圏へ戻ってきた…)

ウォン「子供では話にならん、問題はあの女か」

ハマーン「サングラスの方ミネバ様の前に」

沈黙が流れる…シャアは動かず…

ハマーン「ミネバ様の前に!!」

ようやく動き出すシャア。ミネバの前でサングラスを外す。

ミネバ「ああ!やはりシャア・アズナブルだ!」

ウォン「そんなに知り合いか!」

ブライト「シャア!」

レコア「クワトロ・バジーナ!」

アポリーはシャアを知ってる癖して何故か驚き顔。

カミーユ「…まったく!」

ミネバ「変わりない様だ、また会えて嬉しい。遊んでくれたの覚えているよ!」

クワトロ「2歳の時のことを覚えていらっしゃるのか?」

ミネバ「えっ?」

ミネバがハマーンを見る。恐らくは洗脳教育されたんだろうな…でなきゃ、こんな広い部屋で大軍の兵隊に囲まれて、玉座にツラッと子供が座ってられるはずがない!

ハマーンがいなきゃ何も出来ない王女、ミネバ・ザビである。そもそも自我が生まれていない2歳の頃に遊んだシャアを覚えているはずがない。

それともニュータイプは2歳頃には既に自我があるというのか?

ミネバ「長い間の偵察ご苦労だった。いよいよアクシズが動き出す時が来た。ザビ家再興の為に力を貸してくれよ、スペースノイドの真の繁栄はジオン復興いかんにかかっている。ジオン…ダイクンの…」

クワトロ「お続け下さい、ミネバ様」

ここでシャアは玉座の座る、ミネバに顔が近づく程に超接近。これはハマーン様も怒るのは当然。

子供と言えども女の子。シャアと女の子。やはりシャアはロリコンだと思わざるを得ない一瞬である。

だって、憎きザビ家の末裔ミネバといえども一応一国の王女、普通こんなことしたら失礼でしょ!

ってもシャアも元々ジオン・ダイクンの息子で王子か。じゃあ対等だわな。っても、カミーユ達やウォンさんの手前エゥーゴの交渉にしに来たのに、この状況を考えて欲しい!

ハマーン「シャア・アズナブル!」

クワトロ「よくもミネバをこうも育ててくれた!偏見の塊の人間を育てて、なんとするか!」

ハマーン「ミネバ様はザビ家の後継者として、スペースノイドの頂点に立たねばならぬお方だ!それに相応しい正しいものの見方をなさっておられる。貴様こそ心変わりをしたのではないのか?」

クワトロ「ハマーン!」

ここで揉み合いになる。しかしここはグワダン。こんなことをしたら捕まると分かっての行動か?

シャアとしてエゥーゴのリーダーとしては納得行かない行動がこれである。

キレてしまったのだ!

シャ!シャ!シャ!シャ!シャア!

ハマーン「ミネバ様の御前である!それ以上の無礼はやめい!」

そして、捕まって監禁されたエゥーゴの使者たち。


シャアの暴走は止まらない

クワトロはカミーユにこの部屋を脱出したいと、あるアイディアを持ちかける。

それがカミーユを暴行するという行為である。

なんとガチでカミーユをボコッた!多分カミーユに「そんな大人!修正してやる!」で殴られた恨みか?

カミーユ「殴られ損は嫌ですよ!」

単独で皆に何も言わずハマーンを殺りに行く。ドアが開くと、ハマーンの元へ進み兵士を倒していく。ジオン兵のノーマルスーツを着て。

やられたジオン兵士の姿を想像すると…シャツとパンツ姿で身ぐるみ剥がれたか…

シャアが纏う、ジオンのグリーンのノーマルスーツ姿を拝めるのはこの33話だけである。貴重な回だ。

クワトロ「ハマーン・カーン!」

ハマーン「シャア…」

クワトロ「ハマーン・カーン!死んでもらう」

ハマーン「やはり、裏切りかい、シャア」

クワトロ「元々、私は一切裏切りはしていないよ。ハマーン。」

ハマーン「失望したよ、一年戦争の働きがあればこそ地球圏への偵察に出したが…グワダンで勝てる訳がない…全く!」

アクシズ兵に周囲を囲まれて殺される寸前のシャア。ハマーン様に銃を向けたからには絶体絶命。

ここで丁度よくカミーユとレコア現れて、シャア最大のピンチの1つが救われる。しかしシャアは何度、こういう奇跡を起こすのだろうか?

しかもシャアに向けてハマーン様が撃った弾丸は、レコアがかばいレコアの肩に命中!

クワトロ「少尉!」

銃撃戦になりハマーン様は逃げた。

クワトロ「待て!ああっ!カミーユ!」

カミーユ「クワトロ大尉、いつもの冷静なあなたはどこへ行ってしまったんですか!」

レコア「なぜ真っ直ぐ逃げることを考えないんです?」

クワトロ「わかった、行けるか?レコア少尉」

レコア「かすっただけです…」

クワトロ「待て!」

カミーユ「急ぎましょ!」

クワトロ「待て!止血だけは」

まんざらでもないレコアの表情·····。やっぱりシャアがまだ好きなのかな?いや、もう呆れてるか。

カミーユ「興奮するのはわかりますけど、あんな場所に行くのがおかしいんですよ!ハマーン・カーンって女の人と主義主張が違うのはわかりますけどね!」

レコア「ウッ!そんなこと言ってる暇ないでしょ!入口を警戒して!」

カミーユ「はい!」

クワトロ「カミーユに言われても仕方がない。ハマーン・カーンという少女があのようにミネバ・ザビを仕向けているのを見れば!」

レコア「ザビ家を再び興すのが、大尉の目的ではなかったのですね」

クワトロ「私はザビ家とは関係無い。私は、いつも一人の男だった」

レコア「いつも一人の」

そして、シャアのせいでもしかしたら全員殺されたかも知れない大ピンチの乗り切り、ランチでグワダンから脱出したアーガマ一同。

シャアの危機回避能力というか、シャアもグダグダだったのだけれど結果的にアクシズ兵がだらしない!

ハマーン様もこれには激怒ですよ。

グレミー・トトはどこにいた?マシュマー・セロは?

ハマーン様とジャミトフ、ジェリドの会見で、ハマーン様が毒ガスを撒いて脱出した時に、グレミーらしきアクシズ兵が「ハマーン様!お早く!」と言っていた、

しかしこの第33話はあの赤い彗星のシャアだったの?!というくらいに酷い醜態を見せたクワトロ大尉だった。

だが、Zガンダムのストーリーでなくてはならない重要なシーンでもあります。

★最後までお読みいただきましてありがとうございます。