機動戦士Zガンダム ハマーン・カーン 3
公開日:2018年6月2日 更新日:2020年4月4日
ハマーン様の記事を書くようになってから、気がついた事がありました。
Zガンダムの記事を書くにあたって、初めの頃は戦死したパイロットなどを連ねて行こうかなぁと思って“レクイエムシリーズ”を書き終わって・・・「はっ!」
ティターンズの総裁ジャミトフ・ハイマン大将のレクエイム書いてなかった!
前回でティターンズ極悪3人組書いて、実はティターンズ好きなんだよ。その中でも「バスク大佐とジャマイカン少佐」って自分で言って書いておいて今更、気が付きました!
レクエイム最終回はパプテマス・シロッコで終わった気でいました。
ですからハマーン様の枠をお借りしまして、ジャミトフ閣下に謝罪させていただきます。
ジャミトフ「アッあぁ...シャアは...シャアはどうした?ハマーンは?...」
シロッコ「ここには我々しかいませんよ、ジャミトフ閣下...」
ジャミトフ「はっ!...シロッコ!貴様!」
シロッコ「そういうことだ...すまないジャミトフ...」
BURNー!
俺「本当に...すまない...ジャミトフ」
BURNー!
はい!ということで、ハマーン様の続きですので、またジャミトフ閣下が解説に少々登場いたします。どうかその上はご了承くださいませ。
第44話 ゼダンの門 後半
キャシーン!
ハマーン様は部下達と一緒にさっさとグワダンへと逃げてしまいます。この逃げ足の速さはきっと「シャア」から学んだのでしょう。
敵艦内にグワダンから数人の護衛が付いて乗り込み、イアリングの青酸ガスで撹乱させて逃げると...
アクシズの兵はまだ育ってなかったはずなのに、逃げられるとはティターンズのジャミトフ閣下を守っていた兵は一体どったの?
ハマーン「ふふっ、ゼダンの門からは追ってはこれまい、しかしジュピトリスがどう動くか。ガザCの部隊はそのまま待機!ジュピトリスから目を離すな!」
通信兵「はっ!」
通信兵「モビルスーツの用意出来ました!」
シロッコ「分かった。ん?」
通信兵「バイアランです!この機体はジェリド中尉のものです」
シロッコ「ほう、ジェリドめ」
そして、ジャミトフからグワダンへ攻撃命令が下り、ジェリド指揮の下にティターンズ部隊が、グワダンへMSを続々と出す。シロッコの台詞からジュピトリスは単独シロッコの指揮でMSを出していたと思われる。
グワダンはダミー隕石の爆弾を射出するも、ジェリドのバイアランが怒涛の勢いでアクシズのガザC部隊をなぎ倒していく。
ジェリド「逃がすか!ハマーン!」
通信兵「前方からビームです!」
ハマーン「構わん!そうそう当たるものではない」
(いただきました。ハマーン様の「構わんそうそう当たるものではない!」これもシャアから教えてもらったのか?ブライトも言うけどさ...)
ジェリド「グワダンを叩け!モビルスーツは後でどうにでもなる!」
ティターンズ兵「ラジャー」
ジェリド「邪魔だー!」
そこでハマーン様は感じた!“キンキン...キンキン...キンキン...キンキンキン...”
「何?!あの男か?!」
ジェリド「堕ちろ!」
数少ないジェリドが出すプレッシャーをハマーン様に感じさせた!ジェリド好きな私としてはこのシーンはワクワクドキドキもんですね。
エゥーゴが来なければ、ジェリドはグワダン撃沈させられたかも...うーん、カミーユが来なければ。グワダンはアーガマに“援護頼む”の通信していたので、アーガマ部隊がティターンズMS部隊と交戦になる。
惜しい!ジェリド!
カミーユはサラを乗せた状態でジェリドを追っかけ回す。
カミーユ「ジェリドか!」
ジェリド「カミーユ!」
カミーユ「やるぅ...当たれー!」
ジェリド「ランチャー?追跡機能があるだと?!」
しかしこの回のジェリドは違った、カミーユの攻撃をかわしながら、カミーユのゼータから離れてグワダンへ向かっていった。
カミーユ「ジェリドは?サラ、つかまってろ」
ジェリド「沈め!ハマーン!」
グワダンの隔壁内までビームで貫く。
BURN
ハマーン「ウゥッ!何をしている!対空砲で蹴散らせ!」
多分サラがいたからジェリドの強さが全面に出て、ゼータの力を十分発揮出来ずにいた。カツのメタスがバイアランのバーニアを破壊しなければ、ゼータは墜とされたかもね。
ティターンズ兵「ジェリド隊長これ以上の深追いは危険です!狙い撃ちをされます!」
ジェリド「それがどうしたー!恐れるなー!」
カミーユ「うっ!なにをする!」
サラ「パプテマス様の邪魔はさせない!」
ジェリド「死ね!カミーユ!」
カミーユ「うわぁ!」
アクシズ兵「うぉぉぉー!」ボカーン!
カミーユ「一緒に死にたいのか!」
サラ「パプテマス様の為なら構わない!」
カツ「サラ、サラどこにいるんだサラ!カミーユ!答えて!」
カミーユ「来た!」
ジェリド「何故逃げるカミーユ!」
カミーユ「まだ分からないのか!離せサラ!」
サラ「カツ!カツ!」
カツ「サラいるのか!?」
カミーユ「カツ!やめろ!戦闘中だぞ!」
サラ「カツ!お願い!こんな戦いはやめて!ハマーンの為に戦うなんて!」
カミーユ「よせ!サラ!これ以上カツを利用するな!」
サラ「グワダンを沈めるのよ、カツ聞いてる?!」
(ヘルメットを叩きつけサラを気絶させるカミーユ)
ジェリド「貰ったー!」
ジェリド「なにィ?!」
カツ「うぉぉぉああー!」
BURN!BURN!BURN!
ジェリド「チッ!バーニアをやられた。これまでか…」
バーニアをやられたジェリドは母艦へと撤退した。
そして結局エゥーゴにより守られたグワダンは、ティターンズの戦闘空域から脱出し、アクシズはゼダンの門へと始動し迫っていた。
グリプス戦役でのアクシズとハマーンの考察
さて...本当にグリプス戦役時代のアクシズにはエースパイロットは存在しなかったのだろうか?
多くはガザCで特攻して戦死したんだろう。その中でも最終戦では百式のメガバズーカランチャーによって大勢が爆死した。
そして登場していたアクシズのパイロット達は旧ジオン軍の生き残りであり、全線で戦う彼らは既に高齢化していた。
ダブルゼータで続々と突然登場したマシュマーやキャラ、グレミーなどは一体何をしていたのかが気になる。
ゼータガンダムを完結するためにはダブルゼータのストーリーが必要だったんですけど、ダブルゼータではハマーン様のなりふりが全く変わってしまったんですよね。残念です。
だってこの時二十歳ですよね?クールで政治的駆け引きとか、指揮官としてもキレッキレ!
でもね、ダブルゼータで変わっちゃうんですよ。厳しくクールだったのに、いきなり優しい猫なで声のお言葉を部下になげかけたり、なんな常に不安定な感じなんすよ。
原因はジュドーなんですけどね。
マシュマーから薔薇の花一輪貰ってキラキラしたり、グレミーを甘やかしてうっとり顔決めて、キャラ・スーンというヘビメタ系の女兵士がハマーン様一途になったりと、ハマーン様自身が“男”という者に全く興味を示さずに、とにかくなんだかキャラクター設定が変。
このグリプス戦役ではハマーン様を戦死させるか、シロッコを戦死させるか脚本ではまだ決まってなかったようで...もし仮にジュピトリスのシロッコが生き残ったら、ティターンズに変わる新たな組織が地球圏を制圧してたのでしょう。
その後のダブルゼータでもシャアやアムロが登場する予定でもあったんですが。
ダブルゼータのオープニングでは吠えてるシャアが映ってたから、ファンはシャアがいつ登場するんだ?と待っていたはず。でも結局登場しませんでした。
ではグリプス戦役で何故、ハマーン様が生き残る事になったのか?
私はモビルスーツにあると思いますね。
残すなら断然キュベレイでしょう!そしてジオン系のモビルスーツ技術はガンダムに残しておかなくてはならないものです。
仮にシロッコが生き残ったとしたら、ネオ・ジオンとして「シャア」が登場して、ジュドーと戦っていたはずです。それだと、『逆襲のシャア』へのシナリオが難しく、アムロとの最後の直接対決も無くなってしまいます。
多分ジュドーとシャアが戦ったらジュドーの圧勝でしょう。それでも『逆襲のシャア』への代わりの脚本を作るなら、ダブルゼータの最終回はまたギリギリのところでシャアを脱出させて生き残ばすしかないでしょう。それにはシャアの正義の為に起こす大義と論拠が必要です。
Zガンダムでのハマーン様の生き残こり、もう大体この辺で伏線が引かれていたのかも知れませんね。
次回へ続く。
☆今日のハマーン様。自然と戯れてらっしゃいます。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。