kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

ブロン錠を続けるか否かの選択に迫られた時に

現実社会から逃げたくてブロン中毒になり、毎日の生活の中でいざブロンを止めるとなると相当な覚悟とプレッシャーを跳ね除けなければ、無理なことはブロン中毒者なら少し考えただけでわかる。

だからブロン中毒者はブロンをなかなかやめられない。

でもやめないと死ぬまでブロンが必要になってくる。

それは死ぬまでシラフじゃ生きていけないことになる。

息を吸うにもブロンが必要。食事をするにもブロンが必要。ちゃんとした便をするのにもブロンが必要。眠るにもブロンが必要。何をするにもブロンが必要なのである。

ブロンを飲むと眠られなくなるのは確かであるが、同時にブロンを飲まなくなると眠れなくなるのも事実である。

つまり普通の状態では居られなくなるのが、ブロンをやめたことによって起きる離脱症状である。

その強い離脱症状には耐えることが出来ないから、一度ブロンから足を洗ったとしても中毒者は、再びブロンに手を出して常用することになる。

本格的にそのブロンをやめるとどうなるか?

軽度な中毒者ならその意味をわからず止めに入るが、重度の中毒者はブロンを止めるのがいかに辛いかわかっているだろう。

大袈裟かもしれないけど、それは死よりも恐ろしい宣告である。でも簡単に死ぬことも出来ない、生き地獄である。

中毒症状からブロンをいきなり断つと薬による離脱症状が発生する。その離脱症状の強弱には個人差があるが、酷いものだと死ぬきっかけを作る市販薬だとも言える。大袈裟ではない。

一昔前、つまらない苦痛な毎日を終わらせる為に、エンジェルダスト(PCP)を入れた小さなカプセルを付けたネックレスを首にぶら下げ、それを世界(自分の)を終わらせたいと思った時に飲んで死ぬという話を聞いたことがある。

そんなに簡単に死ねれば良いんだろうけど、本当にあなたは死ねるだろうか?

自殺は良くないと言われる。私自身も自殺は良くないと思っている。自殺は死んだ後も永遠に苦しむ。

他の動物は自ら命は断たない。でも人間が唯一自分で命を断つことが出来る。

ブロン中毒者の一部は、このつまらない苦痛な毎日を打開するためにブロンが必要だと言うかも知れない。

ブロンをODしても簡単には死なないけれど、ラリって覚醒しながらブロンをやってる自分に突然絶望したり、ヤク中特有の疑心暗鬼になって他人を信じれなくなり孤独に陥り死にたくなる。

例えこのストレスのかかる現代社会を生きていく手段の一つとはいえ、ブロンをやることを私は勧めない。

果たして、退屈でつまらない毎日が苦しみなんだろうか?ブロンを毎日飲み続けることにより、日々を苦しみに変えていくのではないか?最終的にどちらなのかは自分が決めることである。


ブロンを飲んで、死にとうない

ブロンは自律神経を破壊するのは間違いのない事実。

自律神経とは神が操る神経である。名のごとく自律(自立)した神経であるから心臓を動かしているのも自律神経。

つまりブロンは心臓に負担をかけてやがては止めてしまうかもしれない。

自律神経は自分でコントロールすることは出来ない。

その神経が狂うと人は自律神経の嵐と戦うことになる。

「食べて、クソして、寝て…起きて、食べて、クソして、寝て…起きて、人間ってめんどくさいねぇ」と亡くなった晩年の母がよく口癖でボヤいていた。でもこれが動物の生態の基本。この基本が辛くなるのがブロンの離脱症状

一休さん一休宗純の句で「世の中は食うて、糞して寝て起きて、さて、その後は死ぬるばかりよ」とある。

これは現実を表している。

死を楽に考えた一休さんであるが、悟りの境地を得たであろう一休さんが死に際で呟いた言葉は「死にとうない、ああ、死にとうない」だった。高僧が言った言葉である。

ブロン中毒者も「こんな世の中つまらないだけだし、好きに生きて早く死にたいし、どうせ人間いつか死ぬんだから、好きなだけブロンやって死ぬわ」

なんて口実作って、ブロンを好きなだけ毎日飲んでるだろうけど、いつか必ず病気になってジワジワ苦しむ死を宣告された時には、潔く死ねるか?結局最後には皆ジタバタするだろう。

私達は一呼吸一呼吸、死に近づいていて決して死を怖がる必要は全くなく、死は常に身近であるべきだが、自分から進んで死を急ぐ必要はないはずだ。


ブロンが無駄だと感じる日を想像しよう

ここでブロンの離脱症状を考える。

ブロンを断薬して1日経過して身体のダルさと頭の回転が鈍く感じるようになり、はっきりした離脱症状は出てこないけれど、早くも頭の中はブロン、ブロンの文字しかない状態に突入する。

ドラッグストアに行くと自然と風邪薬コーナーに足が向く。

やがて2日目を迎えると体内に存在するブロンが徐々に排出されていって、離脱症状が始まり夜眠ることが出来なくなり、睡眠不足から頻繁にあくびが出るようになる。涙腺も狂ってきてよく涙が出る。

異常な空腹感に襲われ、沢山食べるもコデインにより腸が動いていなかったから、突然の蠕動運動により腸は食べ物を消化することが難しくなり、きちんとした便が出なくなる。毎日下痢による腹痛に襲われる。

そして体温を調節することが不可能になり、暑いのに寒気がしたり、寒いのに暑くなったりして大量の汗が吹き出る。

時間を過ぎるのがとても遅く感じる。

黙っていることが耐えきれなくなり発狂したりする。痒くて身体中を掻きむしる。

好きなことをやっても全く手につかず集中力が散漫になり、呼吸をしているのも辛くなる。

やがて風邪症状に襲われて鼻水が止まらなくなる。

普通に息をして食事をしてトイレに行って、ぐっすり眠れる生活がどれだけ幸せか?思い知らされるだろう。

こんな時に、果たしてこんなお金ばかりかかる無駄な薬、家族も友人を失う薬を続けていって良いものか?誰でも自問自答するはずである。

想像力が働けば、きっとブロン中毒に陥ってもそれがイバラの道だということは理解出来ると思う。


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