カラバの一員であり、アムロの恋人でもあった彼女。
綺麗な薔薇には棘があるで、彼女も一癖二癖ある、女性である。
でも、はっきり言って後の恋仲になる、
彼女も彼女らしい可愛さがあったんだけどね。
金髪美女は男なら憧れる!
初代ガンダムで言えば、セイラさん。
名前からしてロシア系、東欧系のベルトーチカは、
ゆえに「Z」最高の美人と言える!
「逆襲のシャア」の原案ともいえる小説版「ベルトーチカ・チルドレン」ではベルトーチカはそのままアムロと付き合い続けた。
そしてアムロの子供を身ごもって戦死せず生き残る。
しかし当時のアニメ業界でヒーロー(アムロ)に子供がいるのはおかしいという風潮があったそうで変更することになったようですね。
そこで劇場版ではベルトーチカの代わりにチェーンが登場することになる。
小説版でのヒロインはベルトーチカとなり、
「逆襲のシャア」後の小説「閃光のハサウェイ」に繋がる。
劇場版に沿った形の小説「ハイ・ストリーマー」では性格のきついベルトーチカと別れて性格の優しいチェーンと付き合うようになったという描写が見てとれる。
そしてゼータ初登場。
彼女もまた戦災孤児で、
「同情するほうよりされる方」と言っている。
クワトロとカミーユが地球に降りてた時に初対面。
アムロ「すいませんね」と渋い顔。
ファーストアタックでやられちゃってんだもの、アムロ。
ただ歩いてる姿のクワトロを見ただけで、
ベルトーチカ「なんだか怖い人ね、ギラッとして。戦争以外の世界では生きていけない人じゃない?でもねぇ、あの人には平和なインテリジェンスを感じないわ」と言う。
ちょっと解釈違えば悪口だ。
登場初っ端から問題児臭がプンプンする。
石鹸がヘレン・ヘレンなんてどーでもいいよ、もう笑。
アムロが「クワトロ大尉はそんな人じゃない。本質的には優しい人だ」と無知なベルトーチカを諭すように言う。
アムロ!いいぞ!もっと言ってやれ!
と思ったら、アラッ?
あっさりアムロは席を外す。
(アムロは甘い)
ベルトーチカ「私、何か悪いこと言った?」
ハヤト「気にすることはないよ、ベルトーチカ」
(ハヤトまで甘やかすのかよ!)
ベルトーチカ「嘘よ!」
と、まぁ…とんでもない女なんだな。
気が強すぎて、インパクト強いよ〜。
そんなベルトーチカの愛をアムロが受け入れてしまうのですから、困るんだなぁ。
ある程度の暴言なら許すアムロ。
そして戦闘から帰るといつもキス。キス。キス。
だめでしょ…それ。傍で見るカツも呆れ顔。
カミーユがフォウに関係を聞かれた時、
「傷を舐め合う関係ですよ」と言った。
「ねぇ、MkⅡをアムロさんに譲らない?
英雄には英雄のモビルスーツが必要じゃない?」と、言われて、カミーユはキレる。
そりゃあ激おこだぜ٩(๑`o´๑)۶
マークⅡはカミーユの愛機だぞ!
上官が言うならまだしも、何故モビルスーツも乗ったことがないお前に言われなきゃいけないんだ?!
カミーユがアウドムラ第一次滞在期には、アムロを愛し過ぎるばかりの暴走ラブマシーンっぷり。
暴走モード中ベクトルはブライト夫人、
ミライ・ヤシマにも向けられた。
ベルトーチカ「アムロのことを知らなければ気の遣いようがないでしょ!?」
と逆ギレ状態で迫る。
すると、
ミライ「あなたは不用意に他人の心に入り込みすぎます!」
とビシッと言ってやったよ。ミライさん!
よくやった!お母さんえらい٩(๑•̀ω•́๑)
今までカミーユしか生意気なベルトーチカに文句を言ってやれなかったんだけど、ここにきてやっとしっかりした大人が叱ってやった。ざまぁみろ。
まぁね、聞く者を不愉快にしかさせて来なかった女、
ザ・ベルトーチカ。
自己中で、はた迷惑、非常識、周囲をイラつかせるのはお手の物。
要するに他人のことは全く考えない性格なのだ。
美人でもこれではかかわり合いたくない…。
一番嫌なタイプだわ(でもいるよね、こんなやつ)。
しかーし!!
再登場のベルトーチカはひと味違ったのだった。
ミライさんとの会話が功を奏したのか?
アムロの言う通り、
「オールドタイプなのさ、ちょっと前の痛みを忘れて次のことをやる。」ってことか。
しかし、あの傍若無人な性格は何処へやら。
サングラスもクワトロ以上にサマになって魅力的だ。
クワトロのダカール演説作戦まで上手くカバーし、
作戦成功の一立役者になる。
おまけに嫌っていたクワトロを、
「大尉は素顔のほうが素敵だ」と褒める始末。
これには誰もが照れた。
人は変われれば変われるものだと、彼女から教わったのだった…(*´~`*)ふ〜ん
そしてカミーユとの最後のシーンでは、穏やかで静かに語る彼女がいた。
カミーユ「人って誤解を重ねて憎み合ったりしてしまうんですかね」
ベルトーチカ「違うね、先が見えてる人と見えてない人がいるってこと…一生懸命すぎると何も見えないときがあるってわかったのよ」
カミーユはベルトーチカの言葉から素直に感動を覚えたのだった。
成長した大人のベルトーチカ。
いい女に変わったなー。素晴らしい👏
人って絶対に共感出来る。
でもそれには時間が必要。
全ての人達との共感が得られる時代が来たら、
死んでいった人達にもどこかで巡り会える。
そう、今はカミーユの思う気持ちそのままである。