kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

死のワナの地下迷宮

ぼくは小学生の頃ファミコンを持っていなかった。


友達の家に行けばみんなファミコンを持っていた。
 
母にファミコンが欲しいと怒りをぶつけたことがある。
今思えば、パートで働いたお金でファミコンなんて買えるはずが無い。
 
ある時本屋さんで、
アドベンチャーゲームブックというものに出会った。
冒険物の小説タイプの本で、内容はこうだ。
 
〜プロローグ〜
云々かんぬん…。
 
1 . 君はハッ!と目覚めた。
とあるうっそうした森の中にいる。
君はここまで来た記憶がない。
身の回りの持ち物を確認する。
どの位眠っていたのだろうか?
バッグにパンと干し肉少々、コンパスが入っている。
食料は町で買ったのは覚えている。
腰にはソードを携えている。
 
今はまだ空は明るいが夜になると、物騒になるような気配の森だ。
この森も来たことが無い。
 
夜は獣も現れるかも知れない。
バッグの中には水が入っていない。
何故か水だけ無くなっている。
喉が無性に渇いてきた。
 
このままここに居てもしょうがない。
さて君はこれからどうする?
 
北の方角へ歩く            268ページへ進む
南の方角へ歩く              36ページへ進む
パンを食べ、火を焚き、夜に備える       352ページへ進む
 
 
 
…と、言った感じで冒険物語を小説の中で進めていく、RPGゲームブックというものだ。
 
ファミコンがない僕はこのゲームブックに夢中になり、母からお小遣い500円位をもらっては貯めて、
ゲームブックをいっぱい買った。
一冊400円から500円だった。
 
今思えば活字の世界の中で、あらゆる幻想な世界を頭の中で想像し、モンスターと戦い、物語を進めていく。
 
これは想像力を高めるものだと今更思う。
 
小4の時から始め、中1でやめた。
 
何故か?
従兄弟からファミコンを貰ったからだ。
それまでは想像性豊かだったのに、
テレビに映るゲーム画面の映像に没頭し、今度はTVゲームに夢中になってしまった。
別に従兄弟が悪い訳ではありませんので、従兄弟は兄ちゃんなんだけど、色々と仲良くしてもらってたので今でも従兄弟の兄ちゃんには感謝してます。
 
でもファミコンなんて熱中してやるもんじゃなかったと思う。
あの年頃ゲームブックじゃなくても、
あらゆる本や小説を読むチャンスだった。
 
本を読むこと。非常に大切なことである。
 
僕が印象に残っている、アドベンチャーゲームブックが数冊ある(太文字は傑作だった)。
 
まず社会思想社から出版された、
ファイティングファンタジーシリーズ。
 
・死のワナの地下迷宮
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・バルサスの要塞
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火吹山の魔法使い
運命の森
迷宮探検競技
☆このシリーズはシビアなストーリーと文章で好き嫌いが分かれる。
著者が外国人だからか?
 
 
そして次、このシリーズは新刊が出ればすぐ購入していた、
創元推理文庫からスーパーアドベンチャーゲーム。
 
ゼビウス
ネバーランドのリンゴ
・悪魔に魅せられしもの
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魔宮の勇者たち
魔界の滅亡
パンタクル
・展覧会の絵
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・ブラックオニキス
ワルキューレの冒険
紅蓮の騎士
☆まだまだ読んだシリーズがいっぱいあったけど、忘れてしまった。
スーパーアドベンチャーゲームシリーズは先に挙げたシリーズより、分かりやすく面白さが突出していて、文章も分かりやすく書かれている。これも著者が日本人だったからだと思う。
 
あとは、ファルコムから出版された、
ザナドゥ 
☆これは大判の本でアイテムカードが備わっている。
自分が持ってるのは1で、古本市場で2を目にした。500円だった。
今度買おう、買おうと思ってたら、売れていた!
ネットで買おうとしたら、とんでもない値段がついていたorz…。
 
などなど…
今では当時のアドベンチャーゲームブックは、ほぼ入手不可能。
 
ブックオフになんか売ってない。
 
引っ越しの時、漫画と一緒に全て捨ててしまった。
とっておけばよかったorz…
 
amazonでの値段は3,000円とか5,000円とかする。
当時の定価は500円位だったのに…😓
 
死のワナの地下迷宮、
これは、マジで傑作だった。
今でもストーリーをうっすら覚えている。
amazonで買いたい。懐かしいなぁ〜
昔、弟とよくやった。
 
D&D
ダンジョンズ&ドラゴンズ
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テーブルトークシステムのRPGで一時マニアの中で人気になった。
 
ゲームマスターがいて、その人が架空の物語を描き、
ゲームプレイヤーを数人集めて、ファイター、クレリック、エルフ、ウィザードと、属性や職業を決めて、名前も決める。
 
始める時はダイスを振り、能力値を決めて、
自分というキャラクターを作る。
そして集まったプレイヤーはパーティーという仲間を作り、冒険をする。
 
ゲームマスターはモンスターを作り、冒険の際に登場させてプレイヤー達と戦わせ、ストーリーを進める。
 
ギルドなんかも作り、ゴールドを得て街で武器を買い、経験値を溜めてレベルをどんどん上げて強いキャラクターを作ってゆく。
 
僕はD&Dのゲームスターターキットを4冊も買ってねぇ。
読んでみたが、難しいので結局飾ってるだけの本になっていた。
 
でもアレも取っておけば…
当時1冊4980円だったかな?
今、amazonで見たら2万とかするw
 
このテーブルトークRPGは、
欧米から来たものだが、
本と対面してストーリーを進めるのではなく、人と人とのコミュニケーションが問題になる。
だからまた面白い。
ゲームマスターが上手ければ、また凄く面白い。
 
これはハマった。
中1の頃。
D&Dをやる為に部活を何度もサボったw
 
因みにダイスは今でも持っている。
懐かしいなぁ〜と思い出し…
4面体、6面体、8面体、10面体、12面体、20面体。
 
D&Dの登場でトンネルズ&トロールズ、ローズ・トゥ・ロードなど、
テーブルトークRPGが続々出てきたのもこの頃です。
 
久しぶりに買ってみてやるかな?
アドベンチャーゲームブック。
 
まずは死のワナの地下迷宮を買う。
 
一番好きなアドベンチャーゲームブック、
だからね(´◡͐`)