ドラッグストアカウボーイ
1989年公開
監督 ガス・ヴァン・サント
出演 マット・ディロン(ボブ役)
ケリー・リンチ(ダイアン役)
ヘザー・グラハム(ナディーン役)
ジェームズ・レグロス(リック役)
題名の通りドラッグが主体の映画。
80年代終わり頃の、少し古臭い所がこの映画の魅力だ。
ストーリーは麻薬の魅力と恐怖の両面を描いた内容。
ボブ以下四人はドラッグストアを襲い、毎日ドラッグ漬けで、警察から追われる日々。
ボブとダイアンには、ジンクスがあり、それを破るな!とリックとナディーンに言い聞かせる。
一つは犬の話をすること、理由は長くなるので映画を観て欲しい。
二つ目はベッドに帽子を置くこと。
三つ目は鏡の裏を見るな。
鏡の裏は自分の後ろ姿であり、心の奥底であるから、見てはいけないらしい。
ジンクスを破ると、30日間ツキを逃し、
最悪災いは15年続くと。
ナディーンはボブを嫌っていて、ある日ベッドに帽子を置いてしまった。
その夜ボブとダイアンとリックは病院を襲うが、失敗。
終いには彼らがモーテルへ帰ると、ナディーンは死んでいた。致死量以上のヤクを飲んでしまったから。
彼らは死体を埋め、ボブはこの生活に足を洗うことを決意する。
ドラッグをテーマにした映画は数々あるけど、私はこの映画は外せない。
マット・ディロンはこの映画で賞を取った。
ドラッグ映画を沢山観てきたが、大体は破滅して終わる。
だがこの映画は、この先はどうなるのだろうか…?
と、考えさせられるエンディング。
続きを観たい!と。
ボブ役のマット・ディロンは麻薬をやめることを決め、麻薬治療を受けながら働き始めるのだが、彼女役のダイアンがそんなボブに呆れて、リックの女になり、ドラッグストアを襲い麻薬を続けるのだが、、、。
真面目に働き、治療を行うボブのアパートにダイアンが一人訪れる。
ボブはダイアンを愛していた、ダイアンもボブのことを愛していた、
しかし、彼女は麻薬をやめられないのだ。
「俺の所へ戻って来ないか?」
ダイアンは一旦立ち止まり、後ろ髪を引かれながらも、ボブの元から去る。
このシーンがなんとも言えない、
さみしさ、悲しさを感じさせる。
外人は本当ダウナー系ドラッグが好きだ。
日本人はスピード、シャブ。
なんでだろうか?
ヘロインやマリファナ、ダウナードラッグは意識が朦朧とし、確かに天国へ昇る位の気持ち良さらしいが。
俺もどちらかと言えば、アッパー系のドラッグが好きだ。
躁状態になりたいから、だと思う。
エンディングはデズモンド・デッカーの
ISRAELITESだ。
この曲なかなかいい。
レゲエが好きな人は知ってるだろうが。
そして、この映画で最高にとべるヤクが、ディローディドらしい。
ディローディドは鎮痛剤でガン治療の痛みを和らげる位の強さで、非常に中毒性が高いらしい。
確か、マイケルも使ってたのでは?
デメロールの大量投与という話も聞いたが、この映画でデメロールを手にしたボブは、なんだクソ!デメロールかよ!と言ってる。
だからマイケルはディローディドだったんじゃないか?
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