kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

冒険者たち LES AVENTURIERS

真夏のコンゴへ Les Aventuriers.......

若き頃のアラン・ドロン主演映画。

懐かしい写真は、真ん中にレティシア(ジョアンナ・シムカス)を挟み、左にはマヌー(アラン・ドロン)、右にはローラン(リノ・ヴァンチュラ)。

アラン・ドロンは現在2019年で83歳。生きていれば母と同じ歳。母の影響からアラン・ドロンの作品は、ほぼ観ている。

共演したジョアンナ・シムカスは75歳。

リノ・ヴァンチュラは1987年10月22日に68歳で亡くなった。

映画「冒険者たち LES AVENTURIERS」では3人のうち2人が死んでしまい、1人が生き残るストーリーで、奇しくもそれはローラン役のリノヴァンチュラだった。

年齢的にリノ・ヴァンチュラが先に旅立つのは分かる話だが、なんか寂しい。DVDを再生すると映画の中では今もリノ・ヴァンチュラ1人が生きているが、現実にはもういない。

リノ・ヴァンチュラが亡くなった時ドロンはとても嘆いたという。映画に共演していたジャン・ギャバンもそう。

チャールズ・ブロンソンも先に逝ってしまった。

映画「冒険者たち」の3人で、2019年現在健在なのはマヌー役のドロンとレティシア役のシムカスである(共に俳優は引退)。

このド・ルーべ作品の「LES AVENTURIERS」(フランソワ・ド・ルーベ)は強いピアノトーンと口笛メロディーで奏でる楽曲は、この映画でしか出逢えないでしょう。

この暑い夏の季節になると観たくなる映画です。

今夜も札幌は暑いです。

ヨーロッパは北部中心に今月25日は熱波に覆われ、フランス・パリは観測史上最高の42.6度を記録。1947年7月に観測された、40.2度から72年振りに塗り替えられました。

さて、映画「冒険者たち」のマヌーとローランは共にレティシアに好意を寄せていたが、決して取り合うことはせず彼女よりも、最後にはお互いの友情を取った男同士のロマンティシズムを築かせた作品でもあり、後のドロンの作品ではその色をさらに色濃くさせていく。

イヴ・モンタンとの「仁義」やチャールズ・ブロンソン「さらば友よ」など、崩壊することの無い固い友情を強めてゆくものとなります。

それは友愛とも言えるものであり、昔の任侠や義理人情に厚かったサムライ日本人を思い出させる映画でもあります。ドロンは日本・東洋を好んだ数少ない有名なフランス人でもあります。

俳優引退と共に、今年の5月20日に第72回カンヌ国際映画祭で、これまで個人での受賞はなかった「名誉パルム・ドール」を受賞し、感無量の涙を見せた。

壇上に上がり娘のアヌーシュカ・ドロンからトロフィーを渡され、胸に掲げた姿は83歳になっても尚魅力溢れる表情を見ることが出来たが、その姿はかつての美男子ドロンの面影はもう見られない。

ドロンは若かれし時に「僕は老いるのが怖い。とても嫌だ。出来れば自分の老いた姿は誰にも見せたくない」と言っていた。

しかし幾らアラン・ドロンと言えども、人間皆平等なのが「毎日年をとり、老いていくこと」である。

年相応の年齢を重ねてきたアラン・ドロンだが、今でも私の手元にある雑誌の中ではまだ若きあの頃の「ドロン」が輝いている。

ずっと…永遠に…

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