kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

Zガンダム レクイエム 17

レクイエムシリーズは、

久しぶり更新の「機動戦士Zガンダム」。

 

てか、あとレクイエムまで2人しかいない💦

 

17人目。

ジェリド・メサ

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とうとうジェリドです(右)

Zガンダム一筋の俺がゼータキャラでクワトロに次ぐ、二番目に愛すべきキャラクター…

ジェリド兄貴!

そう、クワトロといい、

俺は男女共に金髪に憧れるのだった…。

 

バスク大佐の肝いりプロジェクト、ガンダムMkⅡのテストパイロットとして、盟友カクリコン、

エマらと地球からグリーンノア1へ赴任。

 

そこでカミーユにいきない不意を突かられ、殴られるという情けない登場です。

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でもすぐさまカミーユサッカーボールキックをお返ししましたが、子供に対して暴力とは、

なんと恥ずかしい。

 

 

ジェリドは第1話から最終話まで生き延びた、ティターンズの士官です。

カミーユのライバルとは言えませんが、ジェリドからしたらライバル的な存在でした。

 

ジェリドの親友カクリコン中尉師匠ライラ大尉

恋人マウアー少尉らがカミーユにやられていく中で、ジェリドはカミーユを倒さないと、男としてどうにもならない状況まで追い込まれていきます。

 

カミーユへの友と恋人を殺された憎悪と共に少しずつカミーユと戦う事で、ジェリドのパイロットとしての能力もアップしていったのに観てて気がつくと思います。

 

それはジェリドが乗りこなしたMS(モビルスーツ)は登場人物中、最多であるのが理由にもあげられます。

 

ガンダムMkⅡ→ハイザックガルバルディβ→マラサイ→ガブスレイ→バイアラン→バウンド・ドッグ

壊した数も最多でしょう。

 

最後にはニュータイプ専用機バウンド・ドッグに乗るところは、さすがそれなりの技能の主だったからでしょうか?

それとも打倒カミーユに対しての執念からでしょうか?

 

これはいつまでも私が勝手に思ってる仮説ですが、

ニュータイプでもないジェリドが何故バウンド・ドッグを操縦できたのか?

まずバウンドドッグが耐ビームコーティングされている点です。

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ロザミアの乗るバウンドドッグは百式ビームライフルにびくともしませんでした。

 

一方ジェリドが操るバウンドドッグでは、カミーユのビームが命中して大きく体勢を崩してます。

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ジェリドはガブスレイでのアーガマ特攻の際に怪我を負って、長期治療で地球に降りていた。

そこはキリマンジャロティターンズ基地で、奇しくも強化人間のテストも行っていた場所である。

ひょっとしたらジェリドもそこで強化されていたのではないだろうか?というのが仮説。

 

ジェリドがニュータイプとして覚醒した…とはどうも考えにくい。

しかし、ジャミトフとハマーンの会談決裂後、

ジェリドのバイアランハマーンのグワダンを強襲した時、

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ハマーンに「あの男か…!?」と言わしめている。

離れた場所で、Zガンダムの位置を感じたりと、

もしかしたらニュータイプへ覚醒しつつあった…

と解釈してもいいのかも知れない。

 

まぁ、レコアもドノーマルのオールドタイプの癖して、

アレキサンドリアのブリッジからシャアとカミーユの存在を気づいたりと、そんなこと言ったらみんなニュータイプに覚醒しちゃうかも知れませんな。

 

 

「ただ俺はティターンズをこの手にしたいんだ!」

という野心だけで生き残ってきたジェリドは、

気が付けばジャミトフ・ハイマン閣下の覚えも、

めでたく側近並みのポジションにいた。

 

長引く戦乱でエリート士官が戦死していくなかで、昇進していったはずの彼なんだが、ジェリド中尉は変わらず中尉なのが少し寂しかった。

せめてジェリド大尉ぐらいに昇級してたって良かったのにさ。

 

 

怨念の輪舞曲

エゥーゴティターンズシロッコアクシズ入り乱れる大乱戦、最期の戦いの中、

運命の悪戯か?

ジェリドの執念の賜物か?

神の思し召しか?

復讐の鬼と化したジェリドバウンド・ドッグが、

偶然カミーユの横に出現する。

 

実戦経験豊富でタフな相棒カクリコン。

戦士としてでなく女性の魅力を感じさせたライラ。

惨めな残兵時代を支えてくれたマウアー。

皆、ジェリドの大切な人達だった。

 

気が付かぬ気持ちを理解し、お互いが心を通わせたと思った瞬間、ことごとく奪い去っていったのは、他ならぬカミーユである。

「なんで貴様はいつも奪っていくんだ!」

と絶叫するジェリド。

もはやカミーユの死なくして、ジェリドの人生に希望は見えない状態なのだ。

この因縁にケリがつくのは第49話。

 

牙を剥くジェリドだったが、奮闘虚しく、返り討ちにあってしまい、体勢を崩したバウンド・ドッグは、

轟沈寸前のラーディッシュへと堕ちてともに爆死するという、最悪な死に方。

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カミーユ…貴様…オレの…」

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で終わったジェリドのセリフだけど…

 

続きは「オレの全てを奪い去った!」である。

最後の台詞さえ、

まともに言わせて貰えなかったジェリド兄貴。

 

 

そうそう台詞と言えば、唯一ジェリドが間違いを正してくれたことがある。

汚名挽回発言である」

ジェリド「大佐、ガンダムMkⅡを使わせて頂けるなら、自分が汚名挽回をしたく…」

バスク汚名挽回?その言葉は実績を残した者が言うことだ」

 

長年このジェリドの台詞である汚名挽回という言葉は誤用だと言われてきた。

汚名は挽回するものでは無く、汚名は返上するものである。

まず、“挽回“とは失ったものを取り戻すという意味であり、

したがって汚名を取り戻して一体どうするの?

ということに繋がってきたのだと思われる。

 

しかもこの1985年に放送された「機動戦士Zガンダム

前述の通り、第4話でのジェリドの汚名挽回発言を脚本ミスとして修正され、のちの劇場版、漫画などでは汚名返上と書き変えられている。

 

そして近年、三省堂国語辞典編集委員のツイートで汚名挽回は誤用ではなかったことがわかってきた。

 

決して無駄死にじゃなかったんだ。

ジェリド兄貴!あんた間違ってなかったんだね!