Zガンダム レクイエム 14
14人目。
階級はエゥーゴ中佐。
一年戦争時は宇宙輸送船スルガに搭乗。
ゼータ登場時はブレックス准将の片腕として、
アーガマの艦長を担っていた。
それにしてもエゥーゴの指揮系統はどうなっていたのか?
ブレックスに次いでナンバー2がヘンケンと思われる。
他にもサラミス改級の戦艦はあった。
モンブランなどその一つで、撃沈されたが艦長は他にもいた訳で、佐官級の人物が搭乗していたと推測。
しかし実質ナンバー3は(ブライトが来るまで)、クワトロ大尉である。
何かおかしな階級である。
しかも縦社会な軍隊であるはずが、
エゥーゴには規律がなさ過ぎるw
ブレックスはバスクのティターンズのことを、「私兵なのだよ!わたくしの軍隊なのだよ!」と言っているが…
エゥーゴとてどうだか?ただの反乱軍に過ぎない。でもそれを言っては終い。
それをブレックス、ヘンケン、クワトロは止められずw
無断出撃当たり前のカミーユw
しかしカミーユは罰せられなかったw
ヘンケン辺りがビシッとしなければならないのだが、何せクワトロがシャアと分かっているので、妙に一歩引いた立ち位置にいる。
ヘンケンさん!あんた軍でナンバー2なんだぜ?
そんなヘンケンさんにも好きな人が出来る。
エマ中尉であるw分かる気はするが…
自分もエマ中尉好きなんで。
ブライトがエゥーゴに加入して何故か大佐に昇格。
自身は中佐のままだが、タメ口であるw
ブライトがナンバー2だなんて位置でも無い。
ブレックス准将が亡き後はクワトロがエゥーゴを引っ張って行くことに。
何故大尉が?
せめて昇級はさせないのか?
どうなってんだ?エゥーゴ?
そんなことはまぁ、いい。
ヘンケン中佐の話をしよう。
実質ブレックス准将の片腕だったヘンケン。
巨漢であるもざっくばらんで愛に殉じたエゥーゴきっての「漢」であった。
ブライトがアーガマに乗ることになり、ヘンケンは新造戦艦ラーディッシュの艦長に就任する。
戦闘では度々ピンチになったアーガマを庇うなど、ヘンケンならではの熱い指揮とラーディッシュの底力を魅せた。
序盤の話では、戦闘が始まってもノーマルスーツを着ないヘンケンを心配するレコアだが「やられるつもりはない、着るものか!」と見得を切る。
ヘンケンの”漢”っぷりが登場早々から炸裂したのだった。
ヘンケンと言えばエマとの恋のゆくえだ。
エマ中尉がティターンズを寝返ってから、好意を寄せる大男ヘンケン。
エマにお茶を誘うが作戦前だからと断られる。クルーから「タイミングが悪いんだよな」とからかわれる始末w
アーガマに戻るレコアにエマへのプレゼントを託すヘンケン。
「いいから、もってけ」と俯く大男。
なんともキュートな仕草である。
渡されたエマのほうは困り顔であったが……
核パルスエンジンを点火に赴くエマを心配するヘンケン。
「君が赤ちゃんを産めんようになったら……」とセクハラまがいの発言w
キャプテン、愚直すぎます!
第23話のフォン・ブラウンを巡っての攻防から参戦したラーディッシュは、物語後半でアーガマとともに数々の死線を潜り抜けていった。
ヘンケン艦長搭乗ラーディッシュはアイリッシュ級戦艦である。
Z、百式といったアーガマの搭載機と比べると見劣りするが、主砲、各種兵器などラーディッシュ自体のほうが上。
エメラルドグリーンというエゥーゴ色もとても美しい戦艦である。
そんなエゥーゴ主力艦隊のラーディッシュと共に、
ヘンケン艦長以下クルーの死がやって来た。
艦長としてどうか?という行動をとってしまうことになる
ヘンケン艦長。
如何なものか?
俺はヘンケン艦長の最期の行動に漢を見た。
しかしクルーを艦隊をエゥーゴを守り戦う為には、エマ中尉を救うべきではなかったのだ。
そこは賛否両論ある。
最終戦、エマのMk-Ⅱはヤザンのハンブラビに絶体絶命のピンチに陥っていた。
ラーディッシュのクルーは、ヘンケンが躊躇う事を見越し、
クルー「艦長!ラーディッシュをMk-Ⅱへ接近させます!」とラーディッシュ自らエマの盾になることを進言する。
ヘンケン「駄目だ!ラーディッシュは……」
と、一度躊躇ったヘンケンだが、
愛する人を守るべく、ヘンケンはラーディッシュを盾とする。
エマ「ヘンケン艦長!無茶です!撃沈されます!」
ヘンケン「中尉が無事ならいい!ラーディッシュを盾にしろ!」
だが機動性に乏しい戦艦など、ヤザンにとっては赤子同然。
ラーディッシュの砲撃はヤザンには当たらない。
ヘンケン「何故撃ち落とせん!」
ヤザン「墜ちろー!」
ヤザンによって撃沈されたラーディッシュのブリッジでは、薄れゆく意識の中でヘンケンはエマの無事を確認。
ヘンケン「エマ中尉……」
安らかな顔で息を引き取った…。
結局、ヘンケンは「女一人の為に戦艦を沈めた」ことになった。
しかし「中尉が無事ならそれでいい!」と言った、ヘンケンはスゲーカッコ良かった。
さらばヘンケン艦長。