8人目はフォウ・ムラサメ少尉
カミーユが地球で恋をした強化人間。
ムラサメ研究所で4番目の被験者であることから「フォウ」と名付けられた。
さて…マウワーの死から、
主要人物の戦死はしばらく無い。
ただレコアがジュピトリス潜入で、シロッコにゾッコンになり、アーガマの男達から空気のように接しられていた不満から、ティターンズに寝返る。
レコアの乗るメタスがヤザンのハンブラビに撃破され、アーガマのクルー達はレコアは戦死したのだと勘違いしていた。
カミーユはクワトロに、
カミーユ「貴方がもう少しレコアさんに優しくしてたらあんなことにならなかったんです!分かりますか?レコアさんは今頃暗い宇宙を漂って…」
と上官に対して鉄拳制裁をするカミーユw
クワトロ「サボテンが花をつけている」
なんだって?w
ティターンズのキリマンジャロ基地に攻撃をかける、カラバへアーガマは衛星軌道上から地球へ援護の射撃攻撃をする。
そんな地球を思い出し、
カミーユは思う。
フォウの事を忘れられない自分がいて、
「俺は地球に降りたがっている…俺だってクワトロ大尉を責めることは出来ないんだ!」
と反省w
なんだかな……
地球には降りないと言っていたが、カミーユがボサッとしてたせいで(多分フォウの事を考えていた)、ヤザンの放った海ヘビ攻撃に百式はクリティカルヒットを受け、地球の重力に引かれ落ちていく。
結局地球へ来てしまった、カミーユとクワトロ。
そのキリマンジャロ基地に2人は潜入を試みる。
そこでは基地内では、フォウにさらなる強化をする為、強力なサイコウェーブを使って実験をしていた。
そんなサイコウェーブを敏感に受けたカミーユは頭を抱え苦しみながら、クワトロを率いて奥へ進む。
通路でジャミトフとバッタリ会ったクワトロとカミーユは捕まる寸前までに陥る!
ジャミトフ「君が来ているとは思いもよらなかったよ、シャア…いやクワトロ大尉、不運だったな…赤い彗星も地に堕ちたな。こんな所で死ぬとは、私は君を買い被っていたようだ」
が、そこにはフォウがいた。
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フォウとはカミーユが地球に降りていた時、色々とありました。
キスして…寄り添ったりして恋仲になるんですが、
そこは敵対同士。
いわゆる禁断の恋なんですな。
でも2人は共感を覚え、急速に惹かれあっていく。
フォウはムラサメ研究所で強化人間にされた代わりに記憶を消され、記憶を欲しがっていました。
フォウが戦う理由はそこなんです。
カミーユはサイコガンダムのコックピット内でフォウを説得するも、
「ここはあなたにはふさわしく無いわ」
と言ってカミーユに銃を向ける。
フォウはカミーユに対して涙し、スードリーに特攻する。
上官のベン・ウッダーに、
「フォウ少尉!何をしている!裏切りか!」と言われ撃たれながらも、身を挺してスードリーに搭載されているシャトル用のブースターでカミーユを宇宙へ帰しました。
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それ以来の再会でした。
その時のフォウはあの時のフォウとは別人でした。
クワトロ「カミーユどけ!えぇい!彼女に近づいてはならんのだ!強化人間だというのはわかっているだろう!その女に取り憑かれるぞ!」
と銃を撃つが、カミーユが阻止。
カミーユ「フォウは今は何もわかってないんです!わからせてやればいいんですよ!強化人間なら外的な条件付けで戦闘を強要されているだけなんだ!治してあげれば済むんです!性急に殺すことなんてないでしょ!」
クワトロ「おまえ…」
とりあえずカミーユとクワトロは排水溝を探したのか?無事モビルスーツの場所へ戻る。
カラバの深夜作戦会議後、
クワトロはすぐに攻撃を仕掛けない決定をした。
その事をカミーユに問われると、
クワトロ「君がちゃんと戦ってくれないかと心配でな」
カミーユ「フォウを殺しておけばよかったと思ってるんですか」
クワトロ「そう簡単には言えないな、フォウを殺していたら君はもっと使えないパイロットになっていたかも知れない。フォウは強化人間だ、しかし彼女には近くにいる人にまで影響を、与える力が備わっている」
カミーユ「それに僕が取り込まれてしまうとでも思っているのですか?」
クワトロ「君はフォウを自分の手元に引き寄せられると思っているだろうが…」
カミーユ「あなたもそう思っててくれて協力してくれればサイコガンダムは落とせます!フォウだってまともになります!」
クワトロ「いや、フォウの意識はもっと強制されて人為的に作られている。薬物と催眠療法でな」
カミーユ「推理でものを言わないで下さい!」
そしてその後カミーユはティターンズの制服を着て、キリマンジャロ基地に1人潜入する。
ジェリドは怪我の治療でキリマンジャロ基地にいた。
そしていち早くカミーユを見つけ、松葉杖をつきながら追う。
お風呂中にフォウはカミーユが来ていることを感じる。セクスィー♡(.◜ω◝.)♡
そして廊下を走るフォウ。
そしてフォウと再会する。
しかし、いつもの強烈な頭痛がフォウを襲う。
フォウ「カミーユ、あなたわたしの敵じゃないよね」
カミーユ「当たり前じゃないか!」
医療室へ行く。
ナミカー「フォウ!アフタミネラン複合剤を!……!?あなた!カミーユ・ビダン!エゥーゴのニュータイプよ!ガンダムのパイロットの!」
カミーユ「やめろ!あなた!動かないで!動くな!人をあんなに弄り回して!記憶を戻してやれ!今、直ぐにだ!」
ナミカー「そんなの無理でしょ!人間の記憶なんてそう都合よく消したり戻したり出来る訳ないでしょ!」
カミーユ「なんだと!」
ジェリド「そこまでだ!俺はその女を人質にされたって無視するぜ」
カミーユ「ジェリド中尉…」
ジェリドが阻む。
でもフォウがカミーユを救い、 基地から脱出する。
2人はカラバの拠点へと急ぐ。
フォウ「雲の絨毯…あったかそう。どこへ行くの?」
ジェリドが松葉杖をつきながら、追いかけてきて再度登場!
ジェリド「ここまでだな、カミーユ」
カミーユは手負いのジェリドを背負い投げで崖から落とした。
しかしサイコガンダムが来てフォウの意識はまた錯乱して、カミーユを殴りサイコガンダムへ吸い込まれるようにコックピットへ入った。
カミーユを拾いにきたクワトロは「カミーユ!ゼータに乗れ!これは戦争だぞ!こんな所で子供の理由を振り回すな!戦いの中で人を救う方法もあるはずだ!それを探せ!行くぞ!」と言われ、
カミーユ「あるわけないだろ!クワトロ大尉の言う事の方がよっぽど理想論だ!俺はフォウを守る!」
とゼータに乗り一気にモビルスーツ戦へ。
カミーユはフォウの乗るサイコガンダムに「フォウ!やめろ!戦うんじゃない!フォウ!戦っちゃいけない!君は病気なんだ!」と説得する。
ジェリドは地球で開発された、新型のバイアランで出撃する。
カミーユはジェリドとやり合う。
そしてフォウの元へ急ぐ。
カミーユはフォウに気を取られているところをジェリドは見逃さなかった。
ジェリド「死ねぇーー!カミーユー!」
カミーユ「ジェリド!」
フォウ「来るなー!」
バイアランのビームサーベルはフォウの乗るサイコガンダムの額のコックピットを貫いた。
フォウは最後の輝きを放って、雪の上に放り出された。
カミーユはコックピットを出て、フォウを抱き締め、何度もフォウの名を叫ぶ。
カミーユ「フォウ!しっかりしろ!目を開けろ!嘘だろ?!こんなの嘘だろ!目を開けてくれよーフォウー!」
アムロは言う「人は同じ過ちを繰り返すのか…」
カミーユ「もう僕はあなたの事をクワトロ大尉とは呼びませんよ、あなたはシャア・アズナブルに戻らなければいけないんです!」
クワトロ「そうだな、カミーユ」
カミーユの腕の中で死んだフォウ…
永遠の、フォウ……。
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