白昼夢と明晰夢
(ネタバレ注意⚠️)
何度も観たい映画。
まずキャストが素晴らしいレオ様と渡辺謙。
見ずにいられないでしょ?
主人公 コブ(レオナルド・ディカプリオ)
調合師 ユフス(ディリープ・ラオ)
相棒 アーサー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)
偽装師 イームス(トム・ハーディ)
依頼主 サイトー(渡辺謙)
最初と最後だけ見ると結局この話、ベッドの上と飛行機の中で寝ていただけなのだが…
奥が深かった。
ラストシーンはコマは回り続け、夢か?
コマは回り終えて現実だったのか?
コブはターゲットの脳の潜在意識に深く入り込み、
新たなアイデアを植え込む。
第一回層〜現実世界〜
第二階層〜ユフスの夢の中へ〜
第三階層〜アーサーの夢の中へ〜
第四階層〜イームスの夢の中へ〜
第五回層〜虚無へ〜虚無はコブが作った潜在意識の下の中の夢で皆が共有できる夢。
他人の夢の中に入る。
そこには夢の中だけで生きている人、夢の中でしか存在しない世界、夢の中でしか起こらない事象が。
夢から覚めたらまた夢の中。
この映画は「人の夢の中に侵入する産業スパイ」なのだが、実は「コブがトラウマになっている亡き妻モルの虚像を乗り越える」ストーリーなのだ。
夢ってのは、寝ることが大好きな人は最高かも知れない。
自分の夢の中、さらに夢の中へと入る。
この間、久しぶりに見た。
夢の中での夢。
で、また寝て夢を見て夢で起きる。
そして本当に起きる。
そこは現実世界なのか?仮想世界なのか?
それは例えれば白昼夢だったり、明晰夢だったり。
一時期眠りが趣味で夢を自分の思い通りにしようと訓練(笑)したりして、白昼夢から明晰夢に辿り着いた。
そしてその夢は限りなくリアルな映像で展開する。
色、感触全てがリアリティ、4K並のグラフィックである。
白昼夢(はくちゅうむ)は、目覚めている状態で見る現実味を帯びた非現実的な体験や、現実から離れて何かを考えている状態を表す言葉。願望を空想する例が多い。白日夢(はくじつむ)、デイドリーム(英語:daydream)とも呼ばれる。
明晰夢(めいせきむ、英語:Lucid dreaming)とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことである。明晰夢の経験者はしばしば、夢の状況を自分の思い通りに変化させられると語っている
俺は母さんと住んでいた公団住宅で奇妙な経験をいっぱいした。
母が亡くなるまでそれは続いた。
不思議な体験だった。
この頃はブロン中毒のせいで、丸2日はぶっ通しで眠り続けることが出来るのでそれが楽しみとなったりした。
眠りが趣味だった頃だ笑。
怪奇現象と薬理作用がおりなす説明出来ない現象。
インセプションのように壁が曲がったり、物が無限に増えたり、空が落ちてきたりする世界。
それはまるで地球滅亡の日のようだ。
モルヒネを摂取した後は作用が働くと、普段より一層強調された脳に記憶が焼き付くようなリアルな夢を見やすいという。
そのような現象が起きるのだと思われる。
身体がふわふわ浮いて好きな場所へ行ける気持ちいい状態。
夢の中でしか行けない風景とあの建物。
あの場所は一体何処の記憶なのだろうか?
危ない28号というアングラな本にハマり、中に書いてあった記事の
「一週間寝続けてみると人はどうなるか?」というのを自分も休みを貰って実行しようと思ったりもした。
睡眠薬を使用して強制的に眠り続ける。
途中、トイレに行って水分や多少の軽食を摂りながら…
とにかく眠るだけ…。
著者の実体験では一週間寝続けた後の生活は、
しばらく夢か現実か幻か分からない風になるらしい。
現在は母が亡くなり、引越しをして、一人暮らしを始めてから怪奇現象は起きない。
ブロンもやめたから変な夢も見ない。
最近見る夢の中での夢は怖い夢はない。
怖い夢だけは勘弁して欲しい。
あれが終わらない夢だとなると洒落にならない。
不眠症が続いて酷い時は悪い夢を見たりした。
七日間起きっぱなしで、やっと一日分眠れるかどうかって日もあったり。
そんなんでもとりあえず生活に支障なく生きてる。
眠りすぎは心臓に負担がかかるし、健康に悪いと分かっているからね、眠る時間は短くした方がいいのよ。
結局睡眠なんてのは重要な時間帯、
夜22時〜深夜2時までの4時間眠ればいいんだと思う。
あとは眠りの質。
もう、あれから長く深く眠らないようにしている。