kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

アンカー工の仕事

 
作業場所は足場を組んだ高所や地面を掘削した地下やトンネル、それか山の斜面や法面。
 
どれがいいか?
ったらやっぱ平地か、掘削した地下でやったほうが安心でした。
 
削孔機にはクローラタイプとスキッドタイプがあって、クローラの方はキャタピラがついていて自走が出来る。クローラータイプは削孔するパワーが強力だ。
 
スキッドの方は自走は出来ずチェーンブロックなどで固定して、単管パイプでコテの原理を使い動かす。高所や狭い場所を削孔するにはクローラより軽いスキッドタイプを使う。
だがパワーはクローラタイプよりかなり落ちる。
 
だからオペの手元としては、クローラタイプがいい。
自走してくれるし、パワーが強いから削孔作業スピードが速い。スキッドタイプは大抵は高所での削孔になるから、移動方法も大変だしめんどくさい。
 
パワーのある100〜160(マシンタイプ)の削孔機で、手元作業員は事故をやらかすとマシンに指を巻き込まれて潰したり、大事故だと片腕無くしたりというのを聞きましたね。
 
アンカーは危険な工事なんです。
 
足場も組んだり、型枠大工もしたり、アンカー屋って何でも屋じゃねーかよ!って思いましたね。
 
そしてあの頃はお腹が空かなかった。
 
だから昼の弁当を仕事仲間の友人に毎日あげていた。
友人にかなり喜ばれてたのを思い出す。
 
そんな日々を繰り返し送っていた、
なんの目標も無く。