kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出と幾何学模様の迷路

ブロン中毒になった訳・2

続き
アンカー工に慣れてきたぼくは、若くて体力があっても、やっぱりかったるかった。
その原因はアルコールにあり、仕事終えると必ず毎日ビールを飲んでた。
当時はぐでんぐでんに酔わないと、寝ない。
そんな生活で仕事にも鬱憤が溜まり始めてきた。
二日酔いはしょっちゅうで、アルコールは次の日の仕事に影響する。

だからかったるい。
仕事が嫌だ。
疲れやすくもなっていたが、毎日約70〜100キロのパイプ(ケーシング)を持ち上げていたので、腕は太くなり、腹筋は割れ、筋肉モリモリだった。

喧嘩やったらブチのめす自信もあり、気に食わない奴がいたら喧嘩を売り、買いもして、人生を謳歌してたね。なんて言っちゃダメねw

仕事外でとにかく毎日が楽しくてしょうがなかった。

しかしアルコールだけで満足出来ず、ぼくは本屋のアウトローコーナー?裏の雑学の専門のコーナーばかり立ち寄り、買い読むようになった。

そこでやはり、一番トベるのは覚せい剤と結果落ち着いた。
しかし覚せい剤を仕入れるルートがぼくには無かった。

アンカー工でアルバイトで入社してきた奴が大麻を扱っていて、仕事終わった晩酌時ドラッグ談義でわいた。
大麻も吸った。ジョイントでね。
マリファナパーティー。
死ぬ程、笑った。
m9。゚(゚^Д^゚)゚。プギャーハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \

そいつから大麻の種を貰い、育ててみたがうまく育たなかった。

やはり覚せい剤しかないか…と考えていた時休みの日、弟と弟の友人がぼくの部屋に集まり、飲みに行く話になる。

弟にシャブを手に入れたいと言ったら、弟は薬のビンを出した。

【これがぼくとブロンの初対面であった】

弟はこれを大量に飲むと、ハイになれるよ、と言い20〜30錠の糖衣錠をぼくの掌に流す。

こ、これ全部飲むのかよ〜真っ白で大量の糖衣錠
最初、かなり抵抗があったのを覚えている。それでもかなり酔っぱらっていたので、ガバッと口の中に糖衣錠を放り込み、ビールで流し込んだ。

大丈夫か?少しドキドキしたのを覚えている。身体に異変が起きて倒れないか?
心臓の鼓動が、破裂するんじゃないかってくらい、バクバクした。

その後、弟と友人らで、すすきのへ向かった。
ブロンの効果が分からない。
ビールを飲みながら、ぼくは弟の友人とバカ話をしながら歩く。
ぼくの自宅はすすきのまで徒歩約10分。

毎週通っていた、飲み放題のクラブに入店し、早速ピッチャーでビールを頼む。
ブロンの効果より、ビールでグデングデンに酔うが、酔うとぼくはハイテンションになるので、喋るわ踊るわ、かなりハイになっていた。ブロンが効いてたのかも知れない。

弟にブロンの効果を味わいたいからと、さらに20錠は貰い、ビールで流し込む。
酔いつぶれたせいか?
ブロンの効果など微塵も感じなかった。

その日はかなりの二日酔いで参ったのを覚えている。
皆、ぐでんぐでんに酔い、ざこ寝して弟とぼくは起きた。
迎え酒ならぬ、迎えブロンと言った。
そしてまた手のひらにブロンを20〜30錠を弟は流した。
今度はビールじゃなく、ポカリで飲んだ。

数時間後こみ上げる吐き気を催し、トイレへ駆け込みしばらく出て来れず、ブロン独特の吐き気を初体験。
吐きたくても吐けない苦しさ。頭がグワングワンする。

神様助けて下さい!助けて下さい!お願いします!(*vд人)オネガイシマス
お祈りしながら、苦しくてトイレ内でのたうち回る。便器に両手をかけ苦しむ。
便器の汚れなど気にしない。
かなり苦しんだ後、やっとさっき飲んだ溶けきれなかったブロンの錠剤とともに、昨日の物が全て出た。
口をゆすぎ、顔を洗う。
鏡を見た目は真っ赤に充血していた。
肌の色も良くなかった、浮腫んでいた。

やがて酔いつぶれ寝ていた弟の友人らが起き出す。
母は隣の部屋で迷惑してただろう。

しばらくして凄く気分がいいことに気付く。
弟に「これがブロンの効果だよ」
と教えてもらう。
なんか集中力が高まり、マッターリとした多幸感が身体全身を包む。

ぼくは「もっと飲んでみる」と催促したが、あんなに苦しんだからすぐ飲まない方がいいよ、と言われ30錠近くまた貰い、時間が経ったらまた飲もうとポケットの中に入れた。

ブロンとアルコール、相性はいいのだが、アルコールが多めだと、アルコールが勝ちブロンの効果はどこへやら、らしい。

以後ぼくはアングラな本、雑誌を探しに書店を回った。
この時よく見てた本が”危ない28号”、”裏モノJAPAN”、ナックルズ、だった。
その本で大体のドラッグの流通や、値段、効能を覚えた。

ブロンを飲みながら読む。
至福の時だった。集中力が増すので次から次へと、アウティな本を読み、知識を詰め込む。

つまるところ結論はシャブ。

手に入れるルートを模索しながら、しんどい仕事、アンカー工の仕事へと毎週出張して汗を流した。

今の建設・土木現場は作業中タバコも吸えない。
当時はどこででも吸えた。
だから1日30本以上吸ってたかなぁ、セッタ一筋だったからね〜
セブンスターね( ´Д`)y━・~~

仕事の始まりは朝の4時〜5時。
迎えの車で20錠飲む。
現場はかなり遠い。ドライバーが眠くならない様に助手席で笑い話をしながらテンションを上げていく。
その為のブロン。
周りは眠気まなこなのに、ぼくだけ超ハイテンション。

ここでたまに吐き気が襲う時がある。
三半規管がブロンのせいでおかしくなっているのか?
車の揺れと密室で、車内のこもった空気。
それからバッドな吐き気チャンスがやって来て。
「すいません、車酔いです!」って車を停めて貰い、吐いたこともあった。
ブロンの吐き気を吐き気チャンス。
僕らはこう名前をつけていたが、特にチャンスとは意味は無く、考えてつけた言葉ではない。

「やべー、吐きチャンきたわ〜」
って言ってた。

現場について、さぁ!やるか!!と気合いが入る。
イナバウアー”のように身体を仰け反り、ブロンを数錠追う。

重いモノもなんのその、単管足場を軽いステップで登ってゆく。
今は安全帯絶対使用だが、当時はアクセサリー。

ブロンを飲まないと高いとこに登れなかった自分。高所恐怖症も克服。

ここでアンカー工の作業を少しだけ。
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作業場所は足場を組んだ超高い所か、
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地面を掘削した地下やトンネル、
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それか平面の地面や山の斜面。法面。
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どれがいいか?
ったらやっぱ平地か、
掘削した地下でやったほうがいいねー。

削孔機にはクローラタイプとスキッドタイプがあって、クローラの方はキャタピラがついて自走が出来て、削孔パワーがかなりある。

スキッドの方は自走は出来ず固定して動かす。高所や狭い場所を削孔するにはクローラより軽いスキッドタイプを使う。
だがパワーはクローラタイプより落ちる。

だからオペの手元としては、クローラタイプがいい。
自走してくれるし、パワーが強いから削孔が速い。スキッドタイプは大抵、高所での削孔になるからね。

でもバカな手元とアホなオペだとパワーのある100〜160(マシンタイプ)の削孔機で、やらかし事故っちゃってマシンに巻き込まれて手元は指を潰したり、大事故だと片腕無くしたりするからね〜
危険度が高い工事なんですな(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

高所作業は、いくらブロン飲んでて無敵でも調子こいて落ちたら死ぬからね。
足場も組んだり、型枠工事したり、アンカー屋って何でも屋じゃねーかよ!って思ったね。

出張は1週間。
当時ドラッグストアも少なく薬店、薬局で買うことしか出来ず、ブロンの数を揃えるのに大変苦労した。
その上、高かった。
1箱1,575円。

やり始めで耐性はまだつかなかったから、1日約20錠。午後に15錠追って、35錠。84錠入りは約2日持つことになる。
3箱チョイあれば一週間の出張は乗り越えられる。

ブロン中になり、クスリが無い時の仕事なんて、
はーんぱ!なく!しんどいから!

幸せの前借りだからね。
良い思いをした分、ツケは回ってくる。

そうして段々と辛くなる仕事に対して、使用量も増えていった。

そしてあの頃はお腹が空かなかった。
だから昼の弁当を仕事仲間の友人にあげていた。
かなり喜ばれてたのを思い出す。

そんな日々を繰り返し送っていた、
なんの目標も無く。

そんなある日、一人の女性と出会う。
もうあんな衝撃的な恋は最初で最後だろう。
今でも思い出す。
幸せに暮らしているだろうか?ってね。

…つづく。

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