kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

振り返れば奴がいる

今や地に落ちてしまった飛鳥。
チャゲアス(チャゲは悪くない!)のYAH YAH YAHが主題歌の医療系テレビドラマ。
1993年に放送され、ヒットした。
白い巨塔(田宮二郎版が好き)も最高だったが、このドラマも最高に面白かった。
医者系の最近ではドクターXの大門か?
視聴率は良かったらしいが、好きくない。
振り返れば奴がいる”は、まずキャストがいいね。
まず織田裕二
石黒賢鹿賀丈史千堂あきほ松下由樹、西村雅彦、佐藤B作、中村あずさ
自分は鹿賀丈史さんが大好きで、彼の映画やドラマは大体観ている。
皆んな若いよ〜。

舞台は天真楼病院と言う大学が母体の一流病院。
話しの流れは、内部権力、医局内派閥闘争。
外科医石川先生がカンザスの病院から転院して来る。
天真楼病院には中川外科部長率いる、外科医としては最高の手腕を誇る司馬江太郎がいた。
石川が白に対して、司馬が黒。
白と黒の対決。序盤ここのシーンがいい。
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中川外科部長がまた良いw
石川「僕らは第一にクランケの命を考えるべきだ!」
司馬「エセヒューマニストが!」
中川部長「いいねぇ、いいねぇ、丁々発止が、いゃあ、いいねぇ〜」


白い巨塔やドクターXなんかは、医局も医者が沢山いたし、教授、准教授もいた。カンファレンスも大会議みたいな感じだったけど、
振り返れば奴がいる”での天真楼病院は一流有名病院ながら、外科は医者が少ない。
カンファレンスもこじんまりと中川外科部長と司馬、石川先生、大槻先生、峰先生、平賀先生、前野先生のみ。
それだけに患者が来たらてんてこ舞い。
石川先生がフル回転。司馬は金になるクランケしか興味ないし。
峰先生と前野先生は研修医?と平賀先生は二流ドクター。
西村さんの平賀ドクターは面白くて人間味のある演技でしたね〜(´Д` )

そして外科のトップである、中川外科部長はオペしな〜いw おかしいでしょ〜w
何をしてるか?いつもカメラを精密ドライバーでちょこちょこ弄ってばっか。

どうやら東都医大での手術ミスからメス持てなくなったんだけど、、、
そのミスは、司馬が責任を取らされた。
オペ室で「頼むよ、司馬くん、頼むよ」と司馬の前で正座する中川助教授。
だから中川は司馬の言いなりw

何度も司馬は暴走し、石川がそれを咎める、そして部長の元へ
石川「司馬を糾弾して下さい!」と何度も訴えに行くが、
中川「こればっかりは仕方ありません」とか
中川「無理な相談です」なんかで片付けられ、石川はやきもきする。
それでも司馬にドクターを辞めるよう迫る石川。
石川は完璧主義者なのか?司馬に拘り続ける。それを見ていた麻酔科の沢子先生に「結構粘っこい性格?」とか言われる。
石川は徹底して司馬を追い詰める。
それでスキルスに罹ったのか?って位。

wikiで見たら役名は江戸時代の蘭学者から取ってきたもんだ、と。
知らんかった。
そしてこのドラマの好きなとこがサントラにある。

歩くたびに透き通る風
やさしさの選択
ドクター
エマージェンシー
フォークランケ
刻まない時間
大人たちの庭

…と色々あるんだけど、どの曲とっても素晴らしい。
特に大人たちの庭は良い、とても良い!
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悲しみを誘うようなサウンドで、この曲を聴く度、”また振り返れば奴がいる”を
観たくなるんだなぁ。

ストーリーに戻る、長くなるが、

特に中川部長と司馬との間の台詞が大好きだ。

ボールマンⅣ型アドバンステージの件
石川先生が人間ドッグに行ってから…
末期のスキルスと判明する。
石川に告知するか、しないかで揉める。
司馬は告知しろ!と。
周囲は反対し、中川部長が取り敢えず告知は辞めて胃潰瘍ということにしましょうと。
しかし周囲の反対を退け司馬は石川にX線写真を見せ、
お前のだ。とスキルスを宣告する。
石川は、ショックを受けるも、僕は癌にも、あの男にも負けない!と決意する。

体外肝切除のオペの件
天真楼病院、外科挙げての大手術、体外肝切除を行うことに。
カンファレンスで、中川はものもらいという嘘をつき、今回の執刀は司馬先生にお願いします。と。
リレー方式で手術を行うことに。
司馬〜平賀〜石川〜司馬と。
マスコミにも注目されてる、この手術、司馬は新記録10時間を目指すとの意見に、石川は突っ込む。
オペはスポーツではないと。
急げば必ずミスをする。慎重にやるべきだ。
司馬も噛み付く、君は寝ているべき人間じゃないのか?と。
中川が、とにかく10時間台を目指しましょうと、収める。
手術が始まり、大学の教授らも見にくる、司馬から執刀。
平賀にバトンタッチ。
そして大槻は中川が何故こんな大手術を行わないのか?不審がる。
司馬はオットーの星野と会う、医療器具の営業だ。
35%の値引きで5%はどうにでもなりますと、星野。
司馬は、リストを見てヴァウンティ社のNRD(中性子放射線装置)を入れろと、そうすれば、医療器具の購入委員会で全てオットーにしてもいいと。
星野はわかりました、それならば色々と必要かと、リベート1000万円を司馬に渡し、有効に使って下さいと。

もう一社の野田にも会う。
野田は司馬に営業をかけるが、司馬には通じず、誠意を見せてくれと。
そして野田は困り、
中川に頼み込む。

中川は司馬を呼び出す。
司馬「大丈夫なんですか?ものもらいは?」
中川「意地が悪いねぇ、君も。」
司馬「何か?」
中川「おのくぼの野田さんに会いました、泣きつかれました、医療器具、オットーで一括するんだって?」
司馬「いけませんか?」
中川「ちょっとあからさますぎるねぇ、これはね、おのくぼの野田さんに頼まれたから言ってるんじゃありませんよ、君とオットーがつるんでる、そういう噂がたってねぇ…」
司馬「部長、御言葉ですがこの件に関しては、僕は一任されているはずですが」
中川「暴走はしないように、くれぐれも」
司馬「交換条件だったんです、NRDを一台取り寄せてもらいました」
中川「NRD?」
司馬「はい」
中川「これは忠告です、委員会が君の参加を認めたのは、現場の意見を反映させる為でねぇ、独断はまずいよ、少なくとも事前に承諾をえてねぇ…」
司馬「部長!」
中川「はい?」
司馬「僕に指図をするのはもう止めて頂けませんか?」
中川「えっ?」
司馬「立場をわきまえて下さい、ものもらいは通用するのも今回だけですよ、外科医はメスが持てなくなっては終わりです、お辞めになるんですか?あなたには無理だ、隠し続けるしかない」
中川「その話はやめましょう」
司馬「僕が守ってあげます、僕はこれからもあなたをずっと守ります、今以上に、だからあなたは余計な事は言わない、今の地位を離れたくなければ、じっとしている事です、僕が全てやりますから」
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中川「フフフッ、図に乗るなよ」
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司馬「何か」
司馬「今、、なんて、、もう一度!」
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中川「何でもありません」
司馬「下がって良いですか」
中川「どうぞ」
司馬「失礼します」
(司馬、金を中川の机の上へ置く。)
中川「なんだよ」
司馬「忘れてました、オットーさんからあなたへのプレゼントだそうです」
(司馬退室、中川睨む)

体外肝切除は10時間以内で終わり、司馬はこの手術の新記録となる。
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購入委員会の件
中川「引導を渡すのは僕しかいないでしょ」
中川部長は石川にそう言い、委員会で司馬を追求する為立ち上がるも、司馬は平賀を盾にし、オットーの星野も司馬側に翻り、理事長にまで手を回し、司馬はお咎め無しとなる。全責任は平賀に。
よって平賀は免職となる。
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司馬「部長、お互い生き延びたじゃないですか」
中川「理事長にはいくら渡したの?悪い奴だなぁ」

笹岡さんの件
倒れる前に屋上で笹岡さんと話す司馬。
司馬「クラリネットの件ですが、申し訳ない思ってる」
他に生き甲斐を見つけたよ、とスーパーマリオ2を司馬に手渡す。
笹岡「それよりさ、一つ頼みがあるんだよ、俺さぁ、そろそろ死ぬような気がするのね、逝く時はさぁ、あっさり逝きたいんだよ、苦しむの嫌だし、家族にも迷惑かけたくないし、長引くようだったらスパッとやっちゃってくんねぇかな」
司馬は笹岡さんにリビングウィルの話をする。
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笹岡さんはありがとう、先生。と言っていた。
笹岡さんが倒れる。もって今夜だと診断する司馬、峰に家族を呼んでやれと。
司馬はケースワーカーの稲村に笹岡さんがそちらへ手続きに行っていないか、尋ねる。
稲村「来る前に倒れたってことか…どうなの?駄目か?やっぱり」
司馬「どうも」
石川は笹岡さんを延命させる為、処置をする。司馬は無駄だ、苦しんでるのが分からないのか?と。
石川の具合が悪くなり、笹岡さんの部屋から一時立ち去る。
その間に司馬は笹岡さんの部屋へ訪れ、笹岡さんは司馬の襟を掴み苦しむ、その姿を見てわかった、と。
そして、ナースらを退出させる。
何かあれば僕が責任を取ると。
劇薬ペタロルファンを笹岡さんに打つ。
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微笑みを浮かべ、息を引き取る笹岡さん。
司馬は退出し、ナースが部屋に戻る。笹岡さんの異変を発見し、峰を呼ぶ。
石川らは何故だ?何故こんな早く逝ったんだ?と。
そこにナースが、ペタロルファンの事を言う。
石川「何故だ!何故ペタロルファンを打った!」
司馬「緊急処置だよ、俺が必要だから打った」
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石川は中川部長に事実関係の究明をお願いしに行く。
石川「司馬は墓穴を掘ったよ、これであいつもおしまいだ。僕にとって彼を倒すチャンスなんだ!」と。
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中川「あなたにしては軽はずみだったですね、どういうことなんでしょ」
司馬「どうせ死ぬクランケを無理矢理もたせてどうするんです、笹岡さんは早く死んだほうが、本人と皆んなの為だったんです。家族の負担は無くなるし、僕も別のクランケにつける、助かる見込みのある、ベッドも空くし、新しいクランケも入ってこれる、いい事づくめじゃないですか、安っぽいヒューマニズムでクランケを生かしておく事は僕はウンザリだ」
中川「なんでそんなにベラベラ喋るの?認めちゃっていいんですか?」
司馬「あなたを信じてますから、僕がここを去る時は、あなたも当然一緒だ、あなたはそのことを解ってらっしゃる。だから、喋るんです」
中川「納得しました」

中川は石川に、証拠がないんです、こればかりは仕方ありませんと。
石川は笹岡さんの家族へリークする。

中川「誰かがリークしたんだね、そうでも無きゃ笹岡さんの家族が、直接理事長に訴える訳がない。取り敢えず告訴は待ってもらったらしいですがね、事実関係を確かめにここに来るそうです。トラブル続きでね、あの人も相当おかんむりだったねぇ、実弾ももう通用しないでしょう、切り抜けられますか?司馬先生」
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司馬「あなた次第、、、でしょ?」
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中川「そういうことに、なるか、やっぱりねぇ」
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ペタロルファンで病院中その噂になる。
中川「司馬先生の事なんですがね、辞めて貰うかも知れません、彼の言い分も分からないではないんでね、親父さんを膵臓癌で、、、最期は植物状態だったようです、治らない患者の家族の気持ち彼はよーく分かってるんですねぇ」
大槻「だったら笹岡さんの家族ともっとよく話すべきだったんじゃ」
中川「彼はいつも独断で行動するからねぇ」
大槻「良いと思いますよ。こうなった以上司馬が責任を取るべきだと思います。司馬は先生に憧れて医者になったんです、だから先生からオペのミスを庇ってくれって頼まれた時かなりショックだったと思います、それからですよ、司馬が、人を信じなくなったのは。先生にはいつまでも立派な先生でいて欲しかったんじゃないですか」

理事長、中川部長、司馬、石川の会談。
理事長に事実関係を追求される、司馬は認め、病院を辞めることを決める。
司馬「辞めさせていただきます。」

石川は意気揚々と峰の元へ
石川「司馬が辞める、遂に倒したよあいつを、遂に!」

中川部長の部屋で、
中川「君が辞めても僕は辞めませんよ、僕には家族がいます」
司馬「あなたが辞めることはない、僕は死ぬまで黙ってます、先生、、、
色々ありがとうございました。」
司馬は退出する。

石川と司馬がすれ違う
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最終回
石川は最後血を吐いて倒れる。
司馬が石川先生を最後執刀する、石川は拒むが、峰先生の説得で執刀医を司馬に決める。
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司馬「これより、胃全摘、膵脾合併切除術を行う、宜しく。メス。コッヘル、レーザメス、腹腔内を検索する、癌病巣はレントゲン診断通り、胃体及び胃各部までほぼ全身を取り巻くスキルスだ、ステージを見る。Hはゼロ、Pもゼロ、SはS1、Nは、、、(峰、大槻と顔を見合わせる)」

中川部長の部屋にて
中川「皮肉なもんですねぇ、白と黒の2人が同じ目的に向かって、一緒に闘ってるんですからねぇ、僕はね、2人共失いたくないんです、あんなに熱い奴らなかなかいませんから、何とか頑張って欲しい、助かって貰いたいですねぇ」
稲村「部長…」

再び手術室
司馬「クーパー、結紮、、、結紮!」
峰「はい!、、結紮!クーパー」
司馬「右胃動脈の切離に移る、リネアカッター、十二指腸断端は埋没縫合とする、十二指腸の授動術に移る、膵頭部後面、13番のリンパ節は少し腫れてるかな、次、12番のリンパ節は、、、」
峰「リンパ節がだいぶ腫れてるようですね、転移でしょうか?」

司馬「ここで腹腔動脈の処理に移る、ケリー」
峰「結紮」
司馬「クーパー、環状静脈を結紮、ケリー」
峰「結紮」
司馬「クーパー、脾動脈は根部で、錐体部も同時に切離する、ケリー」
峰「結紮」
司馬「クーパー、左胃動脈も二重結紮後切離する、ケリー」
峰「結紮」
司馬「クーパー、食道周囲の処理に移る、再建術式はルーワイ、アンテコリカによって行う、自動吻合機を使用する、直角鉗子、食道から胃を切離する、メス、8番9番のリンパ節と12番のリンパ節と胃と一緒に摘出する、28ゲージオートスーチャーを用意しろ、空腸断端はリネアカッターにて処理する、リネアカッター、汗!続いて腸吻合に移る、バイクリル、クーパー、腹腔内を洗浄する、洗浄水、吸引、よし!ドレーンを挿入して終わりとする」
手術は奇跡的に成功する…

石川と司馬の最期の握手
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でも速攻、肺梗塞を起こす。
急いで司馬は石川の病室に走り戻る。
これでもか!って位胸を強打!
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そして目いっぱいの力でバンバン心臓マッサージを。
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石黒賢さん痛くなかったのか?
ここは、2人共に迫真の演技だ!

司馬「戻ってこい!石川ーっ!戻ってこいー!」
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石川先生が亡くなって、病室から出た司馬は中川先生とすれ違う。
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2人は無言で立ち止まるシーン、言葉無くても充分伝わるだろう、2人の感情を現している。
ここでも”大人たちの庭”が流れるんだけど、このシーンと曲が最高にマッチしてて泣けて来る…。
病院を出た司馬は、平賀に後ろから刺され、平賀を睨みながら崩れ落ちる。
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そして最後に。この時代だったからなんだろうね、とにかく皆んなタバコを吸う。
特に司馬は常にタバコ吸ってるシーンばっか。司馬役がヘビースモーカーっての設定があんのかも知んないけど。
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いゃあ〜とにかく皆んな吸うね、タバコ。しつこいけど、、、。