サントスとパンジ
子供の頃ぬいぐるみ集めをしていた。
当時ヨークマツザカヤでデッカいオランウータンのぬいぐるみが目に留まった。
欲しかったが確か一万円位したはず。
母子家庭でそんな余裕も無く、
いいなぁ、欲しいなぁ、と母に呟いた。
そして二月十二日の誕生日プレゼントに母からあのオランウータンのぬいぐるみをもらった!
さすがにデッカいオランウータンではなかったが、その子供の子供で三千円はしただろう。パートで得たお金で余裕なんてなかったのに、お母さん。
凄く嬉しかった。
本当は犬が大好きでいつか飼いたいと思っていた俺。だけど住まいはアパート。
犬なんて飼えない、お金もかかる。
だからぬいぐるみを集めた。
男がぬいぐるみとは恥ずかしいのがあったんだけど。
ぬいぐるみには全て名前を付けていた。
直ぐに名前を付けた。
サッカーも好きだったので、
”サントス”と名付けた。
うちの家庭は母と俺と弟、3人。
3人がバレーボールのトスをいつまでも一緒に続けていようね、の意味も込めた。3って数字が好きだった母さん。
来たばかりのサントスはホシャホシャの毛並みだったが、彼も歳をとり毛並みもガサ付いてきた。
うちに来た当時のサントスを昔描いた。
なんていうか、サントスはパンジの弟みたいなものですな。
現在のサントスとパンジ
彼らは今、心の癒やしとして自分のそばに居ます。
ありがとう、パンジとサントス💛
…って女の子のブログかよ!