kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

太陽光発電と原子力発電

反原発支持者は必ず高価な自然エネルギーを使用しているはずである。

原発推進論者は必ず福島県内に住んでいるはずである。

《7.11 参院・東日本大震災復興特別委員会・参考人質疑》

山本太郎「...えー、災害、大震災、からの避難者の方々、もちろん福島を始めその他の東北、東日本の方々も来て下さっているので、まずは元々20年東京に住んでいて、その電気が何処から来ているかも知らずに、あのー、自分が暮らして居たことに対してまずは、皆さんに謝罪をさせていただきたいと、本当に申し訳ありませんでした。 東京の電力の為に、皆さんに多大な迷惑をかけてきたことにまずは謝罪したいことと、えー、もうひとつは、本当に今も7年前の大きな震災と事故から今も苦しみ続けている状況と、そして意見を言うたびにタブー視されるような状況に陥っていることに関して、今の政治の体たらくという部分に関しても、お詫びを申し上げたいと思います。けれどもですね、今日本日皆さんに参考人として来ていただいたということは、ある意味政治に対しての希望であると、この復興特において心ある先生方が、このような場をセッティングして下さったことに対して、先輩の先生方にそして委員長にお礼を申し上げたいと思います。それでは質問に参りたいと思います……」(2018年7月11日参院 復興特 参考人質疑 山本太郎議員の冒頭の言葉)

  • 福島12市町村の将来像に関する有識者会検討会座長・大西隆

  • 東日本大震災の避難者の会Thanks&Dream代表・森松明希子の答弁


山本太郎議員がわざわざ毎度ご丁寧に被災者避難者に謝罪したところでどうしようもないし(与党議員には謝罪する心もない)、基本的にこの人は国会議員としての能力に欠けている。プロ市民が国会議員になってしまった…というところか。国会においての委員会質疑、答弁において声を荒らげ、パフォーマンスとしか取れない、大臣らに無礼な態度を取り、質問に時間をかけるだけのルールとマナーを守らない。発言を聞けば聞くほど、『ただの輩』としか思えない。これは国会の品位を落としめるものである。このような過激的な質問をするイチ野党議員が、仮に与党議員となり権力者となった場合は非常に恐ろしい独裁者となる典型である。ただ、今の腐った安倍政権において、このようなプロ市民議員も必要かも知れない。逆に安倍という愚宰相が山本太郎という議員を引き寄せたのかも知れない。要するに愚宰相を選んだ、我々愚民の責任である。百歩譲って、質問内容は多少一般大衆目線であるのが唯一の救いだろうか。

「自由党共同代表、えー山本太郎です。社民との会派希望の会を代表し、お聞きを致します…えー、どうして総理は8日間の外遊を取りやめられたのですか、教えてください。」

「・・・・・・」(閣僚・政府参考人ら)

(7/10参院内閣委員会『IR カジノ法案の質疑』西日本豪雨大災害真っ只中に「特定複合観光施設区域整備法案・閣法第64号」など審議できるか...普通さ。大臣曰く、国会で決めたスケージュールは絶対なんだってさ)


原子力発電について

私は反原発論者でもないし、原発推進論者でもない。どっちつかずと逆に大批判されるかも知れない。しかしそれは記事冒頭に挙げた人々が一体どれだけいるのか?と同じではないだろうか。

昨今、色々な意見を聞いて、両方の言い分を加味し私の原発に対するスタンスとして、まず当たり前に原発は無い方が良いに決まっている。仮にもしもだ、核のゴミを捨てる場所が決まってあるのであれば、多少未来の原子力について議論をした方がいい。

そういう発言をすると原発推進派と思われるが、日本のこれからの原子力技術の進歩においては、最新型の原子炉(実験炉)は数基くらいは必要だと思う(場所は必ず選ぶ)。それも東京都に作る。私が言う原子力技術とは廃炉技術のことだ。原子力発電所はもう各道県に建てられているのだから原子力技術を捨てることは出来ない。逆に原子力技術を進めるべきだ。原子力に詳しくない者が廃炉技術など確立出来るはずがない。

反対に過激的な思想を持つ反原発派の人達...あの反原発デモのやり方は、正直いかがなものかとも思っています。

徐々に見えて来たのですが、過激な反原発派の思想を持つ人達は左翼思想なのだと保守は言うんです。過激でなくても原発を無くそうと言ったら、右寄りの人達から左翼だと言われる。何故だろう?福島第一原発事故後7年経過したが、原発推進者はもう福島の事故は収束していると思っているのだろうか?原発推進論者は基本的に低線量であれば放射線は危険ではないと説明する。逆に放射線は身体に良いとまで言う。


服部禎男という日本の工学者、元電力中央研究所特別顧問で放射線ホルシミスの研究者がいる。この学者は恐らく御用学者だと思う。例えば小出裕章元京都大学教授などを糾弾している。反原発論者は国民に放射能の恐怖を植え付け、ありもしない放射能の間違った考え方を広め、恐怖心を煽っていると言っているのである。

放射線ホルシミスとは?

放射線ホルミシス(ほうしゃせんホルミシス、英: radiation hormesis)とは、大きな量(高線量)では有害な電離放射線が小さな量(低線量)では生物活性を刺激したり、あるいは以後の高線量照射に対しての抵抗性をもたらす適応応答を起こすという仮説である[1]。トーマス・D・ラッキーは、電離放射線による被曝が慢性・急性のどちらの場合でも確認されている、と主張している[2]。Wikipediaより引用

つまり簡単に言えば放射線は身体に良く、逆に老化による普段普通に生活をして呼吸をしている酸素、活性酸素の方が放射線より癌細胞を増やすのだという。これはあくまでも仮説であって、放射線が身体に良いはずがないと私は思う。

では何故歯医者でレントゲンを撮る時、鉛のジャケットを着せられたりするのだ?レントゲン室は鉛の壁とドアで出来ている。放射線技師は外に出て撮影しなければならないから、部屋から退室し患者の場から離れる。何故?

ではレントゲン室内で技師が撮影ボタンを押せるようにすれば?余計な被曝を避けるため?では身体に悪いんじゃあないか。被曝が身体に良いはずなんて絶対ない。酸素の方が放射線より身体に悪いんだと!あ、「絶対」とは言わないでおくか…過激的だものな。

あと「プルトニウムは飲んでも安心」の大橋弘忠。 日本の工学博士であり、東京電力の社員でもあった。まさしく御用学者ではないか!

御用学者 「プルトニウムは飲んでも安全の大橋弘忠」 www.youtube.com

ただ原発推進論者からは、小出裕章先生は原発を止めて日本の経済を失墜させる、反日左翼だと罵られている。私は小出裕章先生の話の方が理解出来る。


しかしだ、そうは言っていても例えば、私は非喫煙者であり煙草を吸う事は今後ずーっと有り得ない。出来れば外食などでは禁煙ルームで食事をしたい。しかし煙草に対しての極度な嫌煙的な考え方には、少し疑問を持つ。だから極端な原発反対!も考えてしまうんですよ。なんでもそうだが人は共存共栄していかなければ繁栄は望めない。だから私は「放射能なんて、とんでもない!」と声を張り上げる考え方でもないんですね。まぁとても難しい問題です。


さて、国として我々国民が使うエネルギーの確保と供給はとても重要な課題であります。


少し過去に振り返ります。今から半世紀前の時代、それは化石燃料(主に石油)の枯渇の危機と化石燃料を燃やすことで地球温暖化が進み、地球の温度が上がり南極の氷が溶け、海面水位上昇、そして異常気象が起こり、オゾン層の破壊など問題を数々嘘八百並べ上げ、CO2(二酸化炭素)・温室効果ガスを減らす為に欧米を中心とした各国が世界のエネルギー需要を新たな未来のエネルギーへと、変えて行くことに舵をきっていきます。それが原子力発電でした。

日本が選んだエネルギー戦略も原子力発電です。先進国も原発をどんどん推進して原子力発電所を建設していきます。原発はかつて自然エネルギーとして捉えられていましたからね。それはCO2を出さないウランを燃料を使うからです。核分裂がしやすいウラン235が4%、核分裂しにくいウラン238が96%を占めた、それをペレットというセラミック状に焼き固められた燃料集合体にして、原子炉内で核分裂反応による熱により水を沸騰させ、その蒸気でタービンを回し電力を生みます。

そして、日本では全国の道と県に原子力発電所は建てられていった(東京都・大阪府・京都府・沖縄県に無い不思議。謎。謎。謎。わかって書いているけど)。

まず大きな事故が1978年3月28日、米国のペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所事故が起きました。メルトダウンを起こし地球の裏側まで核燃料が溶け落ちて、中国まで到達するという“チャイナシンドローム”が話題になった。奇しくもスリーマイルでの事故は溶けた燃料デブリが格納容器内に留まった形で済みました。そして米国は原子力発電所を止め、廃炉を進めた。

そして1986年4月26日にチェルノブイリ原子力発電所事故が炉心融解ののち爆発を起こし、それまでの人類史上最大の原子力事故(レベル7)をソビエト連邦(現ウクライナ)がやってしまった。核の汚染はヨーロッパ全土に広がり、それは日本列島にまで放射能はやって来た。世界を阿鼻叫喚させた原子力の危うさ。ロシア人の事故対応や廃炉技術は、イギリスやドイツ、フランスなどアメリカのやり方とは違う。ロシアの廃炉方法はいささか強引である。国際条約制定以前では、高レベル放射性廃棄物の海洋投棄は一番多いのではないか。あと人に対しても優しくない、圧倒的強制人海戦術で原子力事故の収束をこなしていく。

ゴルバチョフの時代でソビエト連邦が崩壊し、冷戦が終了する。原発や原子力潜水艦などどんどん廃炉、廃棄を推し進める。ロシアにはずさんな核のゴミ捨て場が存在したのが分かった。有名な所ではマヤーク核施設。カラチャイ湖の汚染、ウラル核惨事など数々の事故を隠蔽していた。寂れた村にそのまま放置された原潜の村があったりする。何しろ日本にはロシアのニュースはまず入って来ない。隣国なのにだ。そしてイギリスなども廃炉を始めている。

ソビエト連邦崩壊によりソビエト圏にあった東欧の国々は独立国家共同体となる。ウクライナ、ベラルーシなどを入れて以下11ヶ国。しかしその国々のエネルギー政策はロシアに頼ざるを得ない状況だ。

その他ユーロ圏においては化石エネルギーの輸入は中東に依存している。あとはロシアからの天然ガスのパイプラインに頼る面もあり、自国でまだ原発を動かしていた。政治的な影響がそうさせていたのだ。

特に原発大国フランスは原子力を推し進める。あと北欧の国々も。原発は金がかかるのにやめない。フランスのアレバ社などは財政的に非常に大変な事になっている。一番先に真の自然エネルギーに変えていったのがドイツ。ヨーロッパの廃炉先進国はドイツではないだろうか。しかしドイツは太陽光、水力、風力、火力などで発電するも、なにぶん電気が足りない。自然エネルギー国を謳ってながら、足りない分はフランスからの原発の電気を買っていた。意味が無い。さすがドイツも強かだ。時代が進むに連れてフランスも老朽化していくので原子力発電所の廃炉を進めていく。

その後、日本でも原子力についての安全性など疑問が上がり議論されていたが、原子力に警鐘を鳴らしていた教授や科学者は少数派で原子力発電所の建設は加速していった。

そして夢のエネルギー「高速増殖原型炉 もんじゅ」が完成。試験運転を開始し、商業運転もままならないまま、とうとう1995年12月8日19時47分「ナトリウム漏出火災」という事故を起こし、しかも原子力ムラはそれを一時隠蔽した。

その後1999年9月30日に東海村JCO臨海事故が発生し、2人の犠牲者と667名の被曝者を出した、大事故である。この頃からウランの核分裂反応、連鎖反応による臨界事故、中性子線の恐ろしさが知れ渡ってきたが、日本という国は戦前の体質と全く変わらず、我関せず。右に同じ。多数決で決まり。それが議会制民主主義だと少数派意見は潰される。

そして2010年8月27日「高速増殖炉もんじゅ」が稼働再開を始めたのだが、燃料撤去クレーン作業中に装置が落下するという事故を起こしてまたも停止。落下した装置が型にハマってしまい取れないという、まさに高速という名のお笑い増殖炉。


翌年2011年3月11日に「東日本大震災」が発生し約2万人以上の方が津波にのみ込まれ、行方不明の上亡くなられた。


そして東京電力福島第一原子力発電所では1号機〜4号機が津波の為(地震で既に格納容器が破損?)に外部電源が喪失して、冷却水の供給がストップし冷却水は蒸発。圧力容器内で核燃料棒が剥き出しになり、メルトダウンを起こす。東京電力と国は結果良い対策も出来ずに1号機、3号機、4号機は水素爆発(核?)が起きた。

しかし最も放射性物質が拡散したのは、格納容器が破損した2号機である。その為大量の放射性物質が風に乗って日本列島に流れ、降り注いだ。『SPEEDI』(緊急時迅速放射能影響予測システム)により放射性物質の拡散被害を予測出来たはずなのに……。

このシステムに120億円以上の税金をかけた SPEEDI からはじき出されたこの情報は、住民のパニックを恐れる政府と福島県により隠蔽され、避難指示に生かされることはなかった。半径20〜30km圏内の市民に自主避難させたが、間違った避難方法を取らせ大勢の方が被曝することになった。

そして福島第一では深刻な事態が進行し、圧力容器が破損した中の燃料体は溶け落ち格納容器を突き破り、デブリとなり取り出せない状態になる。建屋の底まで溶け落ちるというメルトスルーが起こったのだ。

福島第一原子力発電所の事故が起こり、稼働していた日本全国の原発は停止を止む無くされ、しばらく全基停止状態だったが、徐々に各地の原発が新基準の名の元に再稼働していっている。現在稼働中は関西電力㈱高浜3、4号機、大飯3、4号機。四国電力㈱伊方3号機。九州電力㈱川内1、2号機、玄海3号機。許可が出ていて再稼働へ向けて調整中と思われるのが、東京電力㈱柏崎刈羽6、7号機。関西電力㈱高浜1、2号機、美浜3号機。九州電力㈱玄海4号機。審査中も続々と再稼働になるでしょう。


さて、海外と日本の大まかな原子力事故など原子力発電所の現状を簡単に振り返りました。

世界の動きはどうだろうか?またヨーロッパに戻って見ると、イギリスは2016年6月23日による国民投票により、EUを離脱を決定した。現在原発を新たに日立と建設しようとしている。イギリスはEU離脱して保守主義に傾倒。スペインは政乱が起きて若者達の失業率は依然として高い、イタリアは財政破綻待ったなし。フランスは若い大統領が極右保守政策を進めるも、なかなか方針を進められないでいる。EUで唯一強かったドイツメルケル首相の力も先のG7で強さに陰りを見た。欧州各国はそもそも移民でぐちゃぐちゃになっている。通貨ユーロ自体も揺らいできた。下手したら危ない。

アメリカは好き放題やる国である。全くどうしょうもない。もう何度か破綻しててもおかしくないのにまだ国の体を保っている。それはドルがまだ世界の基軸通貨だからこそではないでしょうか。世界はまだまだアメリカが中心となっている。いやアメリカを頼っていて、その背後に中国。

ユーロも危ない。ポンドは?元は?どこも信用ならない通貨ばかりで、あとは日本の円か?やはり今のところドルしかないのだが、いずれパンクするだろう。しかし日本は全くおかしい国である。プライマリーバランスがどうのこうのと言って、来年の10月に消費税が10%になった時、増税の間違いがきっと分かるはずでしょうね。

TPP11法案は可決し、日本は米国抜きのバカバカしい経済ゲームのコマに参加するのである。特に著作権物関連については50年から70年に延長だと?2018年にもなって世界の流れは中世紀に逆行しているのではなかろうか?そもそも著作権などは本人が亡くなったら、公の者になって当たり前だろう。そんなことまでして著作権による特許の金が欲しいのか?法人企業が引き継げることになるので、70年とは言わず永続的に金を搾り取る仕組みだ。喜ぶのはディズニーとか巨大な利権を持った企業組織しかない。日本はどの道損をするだけだと思いますよ。


エネルギー政策に戻します。先程の通り英政府が英国中部地方に新しい原発を建設の推進を決めた。それも日本の日立製作所と基本合意した。イギリス地元での投票で決まったらしいが、またも僅差。選挙や投票はどの国も実に怪しい。中国も中東サウジアラビアも原発を増設している。中国なんかは高速増殖炉に手をつけている。福島第一の事故があって、世界の核の汚染が進み、核のゴミ捨て場も決めていないのに、一体何故?世界には平和だと困る、一握りの権力者・財閥・富裕層がいるんでしょうね。


太陽光発電について

自然エネルギーの中では一番魅力的な発電だと思われた太陽光。何しろ宇宙から降り注ぐ、タダで得られる太陽の強力なパワーを使って発電するのです。研究開発推進する人々は心躍らせて進めたに違いないですね。

太陽光発電は日本も積極的に進めて行ったが、ドイツ、中国に技術は先を越されて行くことになった。新たな自然エネルギーに近いと思われた太陽光だったが開発していくほど、とんでもない赤字を垂れ流すものと分かり結局ドイツは太陽光発電事業から撤退した。

太陽光発電システムにはまだまだ課題が山積している。何しろ太陽光はタダで降り注ぐ強力なパワーであるから、研究者たちは革命的エネルギーだと開発をしていった。しかし大きな壁にぶつかり太陽光自体発電システムを製作するのに、どうしてもコストパフォーマンスが落とせないからなんです。

環境主義は行き過ぎると共産主義の方向へミスリードされていきます。環境破壊は禁ずるべきですが、少なくとも現在の太陽光発電技術には多少の疑問を考えざるを得ませんね。


世の中平等じゃないんですよ。不平等が当たり前なんです。

共産主義とは「人は全て平等であり、お金は支配してはいけない」という考えの元でソビエトが出来たわけです。そのスターリンに習って毛沢東も蒋介石率いる中華民国派を台湾へ追い出し、今の支那共産党を作りました。

共産主義は人々が平和に豊かに暮らせるのかと思いきや、王政国家より酷くなったんですね。

ソビエトの中でルイセンコという人物が出てきて「スターリンの元で小麦を育てるとよく育つ」なんて共産主義教育されて、人々の考え方がどんどん偏っていくんです。元々思想そのものがおかしいんで共産国家の上に立つものは変な事を考えるんですね。

それと同じで現在の日本の環境主義は共産主義的だと言っても過言ではないということです。科学に対して思想を先行させるというのは間違ったやり方だと思います。

私は専門家ではありませんし、素人なので自分の知識内で科学的に太陽光発電を改めて調べてみました。

まず太陽光発電には太陽光を当てるモジュール(パネル)を作りますね。そしてそれを支える架台、太陽光発電の電気は直流からできますから、交流に変えるために接続ボックスやら分電盤が必要になってきます。

その他昇圧機、モニター機器など諸々必要になってくるんですね。最終的にはバッテリー(蓄電池)が必要になってきます。ですから太陽光発電っていうのは、まず太陽電池を作って、太陽エネルギーから電気エネルギーに変えるための発電システムなんですね。

何故バッテリーが必要になってくるかというと、それは太陽が沈み太陽光がモジュールに当たっていない時には発電は出来ないんですね。少なくとも電気は変動しますから別に蓄電池が必要になるんです。つまり夜は停電になるってことです。しかも現在の蓄電池の技術面では、このバッテリーの寿命は非常に短い。そしてモジュール本体の耐用年数は敷設環境によりますが、約5~6年。モジュールを支える架台が約2~3年。

そして太陽光発電製造における生涯的発電量を考えると、太陽光で発電する為には大体4kWの電力エネルギーが必要になるんですね。そして太陽光で得られる電力エネルギーは約1kWなんです。わざわざ4分の1にする必要あるんですかね。非常に効率の悪いエネルギーとしか思えません。こうした太陽光発電なんかは管理も杜撰であるし、送電用の銅線が盗まれても気付かず発電していた事例もありますし、なにしろ景観を破壊します、森林はなぎ倒され更地にし、自然環境も破壊してます。だから欧州、ドイツは太陽光発電を撤退したのです。

問題はもうひとつ。太陽電池はシリコンで作られています。モジュールは電極になっており、内部が3層に分かれています。上から反射防止膜、太陽電池N型半導体(シリコン)、太陽電池P型半導体(シリコン)、そして電極。つまり上から電極・反射防止膜・N型半導体・P型半導体・電極のミルフィーユ状態ということです。

太陽光が表側のモジュール(電極)に当たることにより内部で「電子(マイナス)」と「正孔(プラス)」が発生し、その電子(マイナス)はN型半導体の方へ、正孔(プラス)はP型半導体の方へ引き寄せられます。

プラスとマイナスが離れた時点で「電池」になります。この時にN型半導体の側の電極と、P型半導体の側の電極を繋ぐことにより電気が発生する仕組みです。

シリコンとはケイ素のことです。また化合物半導体として2つの元素をイオン結合させた半導体も使われます。シリコンは地中から採掘して取り出すわけですけども、近年ではこのシリコンは環境汚染物質などといわれてますね。

リンク先《環境省》新規環境汚染物質?シリコーン化合物の環境汚染実態を探る 埼玉県環境科学国際センター 堀井勇一

シリコンだけではなく、モジュールも環境破壊のひとつであります。再利用リサイクルを進めようとしてますが、まだうまくいってません。モジュールの製造には水酸化ナトリウムやフッ化水素酸といった腐食剤の使用が必要になってきます。その他製造過程では水や電力が消費されるため、温室効果ガスの排出は避けられず、廃棄物も出るのが実際の問題なのです。

実はこの原子力発電と太陽光発電は表裏一体となっていて、どちらが正しいどちらが悪いというわけではないんですね。世の中完璧でクリーンでフリーなエネルギーなど、表の世には出て来ないのです。太陽光と聞けば聞こえはいいが、フタを空けてみたらなんとやら。

私は中道なのでどちらの意見も聞いて納得しますよ。ただ、皆さんもエネルギー泥棒には気をつけてくださいね。

《原発廃炉問題の行方》

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☆本日もご訪問ありがとうございます。ここまで読んでくださったあなたには感謝感激です。

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