ミヤマクワガタを飼うことにした
昨日、夜勤の出勤前にみきっぺが団地の窓に引っ付いているクワガタを発見し報告してきた。
虫全般が大嫌いな私とみきっぺだが、なぜか自分はカブトムシとクワガタムシは好き。
大好きという訳ではないけど、見ててかわいい。
みきっぺはまったく駄目だが、俺が2階の窓を開けて捕獲しようとしたら「ちょっと!何やってんの!」というから「連れてくわ〜」と言ったら、「言わなきゃよかった…」と後悔していた。
家を出るまであと15分。
簡易的な容器に入れておくといっても、家にはシャルロットという猫がいるから離しておかないと帰ってくるまでに食べられてるかもしれない。
虫かごはウチに無いので、食品タッパに入れて玄関に隔離しておくことにする。とにかく仕事まで時間が無い。
餌もこれといって無いので、冷蔵庫内にあったメイプルシロップをティッシュペーパーに垂らしておき、爪楊枝にシロップをつけて少し舐めてもらっておいた。
これでなんとか24時間はもってくれるだろう。
しかしみきっぺがこの小さいクワガタを恐れていた。
俺も虫は飛び上がる程嫌いだったけど、ある程度の蜂も追い払えるし、害虫とかでもG以外はみきっぺに「(」゚ペ)」助けて〜」と言われたら、処理できるまで成長した。
職場でも前に同僚の女性に蛾や蜘蛛を取って欲しいと頼まれたので掴んで逃がした。やっぱりあれだね、虫くらいでぎゃーぎゃー言ってたら男として情けないよね。
最後にクワガタを飼ったのは小学4年の時で、連続して買ったんだけど2匹ともあっという間にひっくり返って動かなくなって死んでしまった。ひとつは札幌市内で購入したのと、2匹目は小樽の潮祭りの時に購入したのをはっきり覚えている。
あの時も昆虫セット一式を買ったんだけど、スイカもやったし樹液もキュウリもあげたのにほとんど食べずになくなった(ネットが発達しているお陰で知ったけど、クワガタは特に仰向けにひっくり返ると死んでしまうらしい。それと細菌やダニなどでも死ぬよう。餌が腐ってしまうと細菌が繁殖するからいつも綺麗にしてなければダメなのだ)。
それ以来、クワガタってあっさり死んでしまうものなのか…と子供ながらに悲しくなってしまって、二度とクワガタは飼うまいと誓った。
それから20年後の30歳、大阪で浄水器の訪問販売営業を行っていた暑い真夏の炎天下の中で発見した一匹のカブトムシ。とても元氣でデカいカブトムシに惚れ惚れしてポケットの中に隠し入れた。
北海道でカブトムシは自生していないですからね。
それは大阪〜鳥取〜島根に遠征した時のこと。見つけたのは鳥取県米子市内の道路脇に佇んでいた。
この遠征はみんな売れなくてね、支社長も福岡の本社社長に売上報告の電話を入れる度に皆ピリピリしていたっけ。
そんな氣持ちをアゲる為に、子供の頃を思い出し手に取り浄水器の空のダンボールを住処用に作って入れてから蜂蜜を与えて一緒に移動し始めた。
すると売れたではないか!
2台目を売ろうと待機のエブリィ(営業車)にカブトムシをおいて、叩きまくった(ピンポンすること)。すると夜19時にエブリィに戻ると係長(大阪支社営業の先輩)に「加藤、うるさくてアレ捨てたで」といわれた。
なんと自分が売れずにイライラして俺のカブトムシがガサガサうるさいからと言って勝手に捨てたんだと!
いくら先輩でもブチ切れしたら、そいつに逆ギレされて「おまえな、遊びちゃうんやぞ!んなもん車におくな!ボケ!」と一蹴された。
俺はこの件を忘れなかった。
この営業を辞めた理由のひとつにこいつが嫌な奴だったというのもある。
それ以来クワガタやカブトムシに縁がない。
飼っても寿命が短いしね。オスとメス飼って繁殖目的ならいいけど、幼虫はちょっといいや。
夜勤休憩中、みきっぺから写メが送られてきた。
どうやらメイプルシロップを舐めているって。
帰るまで元気で居てくれるだろうか?
夜勤明けて、帰宅する。
うん!元氣だね!
このミヤマクワガタはとても小さい。
みきっぺと出勤に一緒に出向いて、職場前で彼女を送ってからメガドン行こうかと思ったけど、夜勤明けの極度の疲れから断念し、やはり近くのホーマック戸倉店に行くことにした。
買ってきたのはコチラ!生き物たちの楽園。全部で1,780円也。結構かかったね!
やはり昆虫マットというものは必要らしい。
普通の土でも良いのだけど、大切に長生きしてもらう為にはやはりお金をかけた方が良い!
夜勤明けで眠いけど、風呂に入ってから早速住処作りに精を出します。
まずは消臭保水剤を下に敷き詰めます。この飼育ケースの大きさからすると約150〜200g。1〜2cm埋まる程度。
その上に昆虫マットを埋めていきます。
くぬぎとナラの屑みたいですね。これはいいですわ。10cmくらい敷けば良いかと。かなり大量に残りました。1〜2週間で掃除の為に入れ替えた方が良いみたいなので予備として保管しておきます。
問題はシャル(猫)がいたずらしないように隠しておかなければ!
最後に市販ののぼり木をおいて、昆虫ゼリーを穴にセットします。
クワガタは沢山食べるので量は氣にしなくて良いそうですが、1〜2日経った古いものは腐食やコバエが寄ってくるので、捨てて新しいゼリーと取り換えます。
さて、どうぞ、どうぞ!新しい新居に移動してくだされ!
クワガタは自然界では自由に生きられますが、人間が飼うと新たな環境の変化のストレスで死に至ることもあるそうで、ゆっくり順応してもらいます。そのためなるべく飼育ケースを自然界と同じ環境にしましょう!
のぼり木に着陸!やったね!
失敗した。やっぱり市販の枯葉を買ってくればよかった…。
なぜかというと、しばらくしたらのぼり木から降りて、こんな感じでのぼり木の下に隠れたまま動かなくなってしまった。
多分隠れる場所が必要なんだろう。
ホーマックまで行くの遠いし、コープには売ってない。とりあえず数時間でいいから眠ることにする…。
(。-ω-)zzz. . . (。•ω•) ハッ!
14時から18時まで眠った。身体がダルい。
飼育ケースを見ると、
あ!餌食べてるよ!
かわいい。クワガタやカブトムシが好きなのは動くスピードがノロノロしてること。早く動く昆虫は苦手。特にGね!
さてと。外から枯葉を拾っても来てもいいんだけど、目に見えない雑菌や害虫がクワガタに影響するから虫かごの中は綺麗にしたいんだよね。
クワガタがひっくり返った時や姿勢を直す時に落葉は必要。
ネットで調べると熱湯で煮沸消毒して、ドライヤーで乾かせば良いとあった。乾かす理由は濡れたままだとカビが生えてしまう可能性があるからだ。
早速枯葉を拾って来ることにした。さらに平木と差し木も拾った。そして煮沸消毒。
枯葉はドライヤーで乾かします。
落ち木は天日干しする為にベランダへ。
少ないかな?と思ったけど1匹だけだから十分でしょ!
枯葉を散らばめます。
イイネ!
まだのぼり木に隠れてるけど、そのうちまた上に上がって来るでしょ。無理に動かしたら彼にストレスを与えてしまう。
短い間だと思うが彼との付き合いが始まる。長生きしてよね!
ODA家の昆虫日記は続くよ。
【追記】
早速シャルがやってきて、クワガタを発見!不思議そうにみてますよ!
うわぁ、なんだべね?これ!
ん?!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。