kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

パチンコ店閉店ラッシュ 札幌

かつてパチンコの聖地であった北海道札幌市内のパチンコ店は生き残りに必死であり崩壊間近である。

令和2年に入ってからも市内のパチンコ店の閉店は止まらない。

今月の6日に老舗店舗の一つだった駅前若草とサン若草が営業を終えた。

駅前通りにあった若草ホールは閉店してから長い間放置されていたが、のちにその場所はアインズドラッグになり現在はカラオケ屋が入っているようだ。

若草で遊んだ記憶もあまりなく、まず勝った試しがなかった。店員も不親切で客層も感じが悪く入りずらい店だった。

逆にこの今の時代でよくここまで生き残れたなぁと思った。もっと早く無くなっていてもおかしくなかったのでは?しかしどうやら若草の閉店は既定路線だったようで、今回のコロナ問題により前倒しになっただけだった。

ギャンブル依存症とカジノ問題、健康増進法改正によって4月1日から施行された喫煙禁止問題、相次ぐ出玉規制により客離れが止まらないこの業界。

大手巨大チェーン店、特にマルハンが乗り込む前の北海道が、パチンコの聖地と呼ばれた時代でもある。

当時道内に競走の場を移した2強 マルハンVSダイナム の図式は現在ではほぼマルハンの一人勝ち。ただ店舗展開数は全国的にダイナムの方が多い。

1991年、札幌市内のパチンコ店は主に地元の中小零細企業によって占められていた。それがパチンコユーザーからしたら楽しい良き時代だったんだけれども。

当時のパチンコ店名を挙げていくと、まず狸小路界隈はドンキー狸小路店、BIG大王、シンセイ狸小路、パーラートマト、セゾン(PIAA→パチスロ大次郎)、ダスジャン。

すすきのではゴラク、楽園、シンセイすすきの、ワイド、クノイサス(玉五郎)、サイバーシティー

駅前通りすすきの方面は、お多福(丸石会館)、ダンク、ダービー。

駅前通り札幌駅方面は、若草ホール、パーラー時計台。

札幌駅前付近、駅前若草、サン若草、駅前ドンキー、ゴールドラッシュ駅前店。

以上、まだまだ忘れている懐かしい名前が出て来ると思いますが、私が覚えている札幌市街中心部の主力パチンコ店はこの位でしょうか。

特に週末土日競馬の盛り上がりは凄く、JRAの売り上げが急上昇中の年だったはずで、ウインズが賑わい、馬券を購入してパチンコをしながら店でレース結果を見るという方が多かったのでは?

ドンキーもガイアもBIG大王も各階に競馬用のモニターがあって、競馬中継が流れた。ウインズの目の前にあったダービーもモニターで館内は実況中継を流しながらの営業だった。

という私も馬券をウインズに買いに行っては、ダービーでフィーバークイーンを打ち、途中休憩中にしてからまたウインズに入るということを繰り返していたっけか。

競馬にパチンコ・パチスロ消費者金融から金借りて、まさにギャンブル漬け。どこもかしこもズブズブで凄い時代だと思いますよ。

競馬は別として、まだ当時はパチンコ・パチスロは遊ばせる店が多かったんでね、個々が何とか耐え凌いだんだと思いますよ。

大型チェーン店が市中へ侵食するように乗り込んでからは客を根こそぎ奪い取り、上に挙げた地場のパチンコ店を殲滅していった。

メガガイア狸小路(現・閉店)、KEIZ(ドンキー吸収後現・閉店)、ベガスベガス、ひまわり、イーグル、プレイランドハッピー、パーラー太陽(現・閉店)が札幌駅前から大通り、すすきの一帯に進出。

チェーン店同士も生き残りをかけてシノギを削ったが、このご時世においてチェーン店も市中心部での営業から続々と撤退していく。

現在メガガイア、KEIZ、太陽、イーグルは営業をやめている。

現存しているパチンコ店はすすきの地区ではプレイランドハッピー、大通り地区ではベガスベガス狸小路店、ベガスベガス4丁目店、札幌駅前地区はベガスベガス札幌店とひまわり駅前店の以上5店舗しか無くなり、他はすべて消えた。

勢力図がはっきり分かれ、まるでシマ分けの如く整理された。というか、これはどう見ても札幌駅前と大通りを押さえたベガスベガスの一人勝ちだろう。

2005年辺り、ベガスベガス札幌店(駅前)の経営が宜しくないという話が入った時がある。大通り地区のパチンコ店に客を取られ、近くにひまわりタワーもあり、KEIZ駅前店もそれなりに客を集めていたのでベガスの苦しかった時期は確かにあった。

あれだけ客で埋まっていた地下のパチスロがガラガラだった時も見たことがある。

札幌店の家賃が払えず、札幌店のベガスタワーをマルハンに売り渡すんじゃないか?という噂もあった。これが現実化していれば札幌中心部はマルハン一色になっただろう。

しかしそうはならなかった。

マルハンは市中心部に店舗を出店しない理由が何かあるような気がする。ベガスベガスを資金的にバックアップして、市中心部はベガスベガスに任せることにしたのだろうか?

狸小路店を出店してからの狸小路2丁目店の出店は異常に早かったようか気もするんだが。

何しろベガスベガスはカジノ関連でマルハンと一枚噛んでる企業でもある。だから足並みを揃えている可能性は十分ある。

ベガスベガス狸小路店は見事成功し、隣のKEIZ狸小路店を閉店させて、さらにBIG大王(現在はサツドラ)も閉店。向かいのメガガイア(現在はドン・キホーテ)まで閉店に追い込んだ。

あれだけ、すすきのに点在していたパチンコ店も今やプレイランドハッピー1店舗だけとなってしまった。

狸小路のパチンコ通りはベガスベガスの2店舗のみとなり、今や狸小路はドラッグストア商店街となっている。

パチンコ店とドラッグストアといや、先程のニュース今月6日に閉店した若草の地下にもダイコクドラッグがあり、抜けた若草のテナントには再開発計画がスタートするまでダイコクドラッグが増床することになるそうだ。

パチンコ店の跡にはドラッグストアが入るというのが多い。BIG大王もサツドラが入っているし、ダスジャン狸小路店もココカラファインが入っている。

ドラッグストア強いですね。でもアジア方面からの観光客が来ない中、ドラッグストアって今そんなに必要ですかね?ドラッグストアも閉店していくのでは…

ドラッグストアもゆくゆくは整理再編されていくんですかね…?

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