「機動戦士Zガンダム」アムロ・レイについて
公開日:2018年01月08日 更新日:2019年02月28日
初めは誰もがガンダム2代目主人公には違和感を持ったはずだ。
Zガンダムでもきっとアムロが主人公だよ。
えっ?「カ…カ…カミーユ??」フランス人の女性の名前???
しかも髪の毛はブルー?緑よりの変な色。時折ブルーに見えたり。父親フランクリン・ビダンはブロンドヘアーで、母親ヒルダ・ビダンはブルーヘアー。
母親の血が濃いってことかな?男の子は母親に似るからね。
まぁいいや。しかし一体、アムロは何をしているのだろうか?
アムロ初登場シーンにあっけらかん
ストーリーが進む度にアムロが出て来るのをボクらファーストガンダムのファンは待った。
クワトロ・バジーナって、シャアが出てきたのにアムロが出てこないはずが無いですよ!マジで!
オープニングのコレは一体なんなんだ?!Gに似てるこの謎のモビルスーツの頭の影が浮かび上がる!早くおせーて!富野監督!
え?え?え??!
アムロを待ち続けてストーリーを見てると、あれ? あのジオンのシャアが正義側なの?
Zガンダムの主人公、ティターンズの争いに巻き込まれ両親を早々に殺された、感傷に浸りまくってる戦争被害少年カミーユ(元々自らグリーンオアシスを飛び出したんだけど…自業自得では?)と、サブメインキャストであるエゥーゴ主力の赤いリック・ディアスのモビルスーツを操る、エースパイロット・クワトロ大尉のストーリーが淡々と進んでいった…。
なんだよ!地球連邦軍がティターンズと組んで悪の組織になって、反地球連邦軍エゥーゴがティターンズと争ってんのか!
一年戦争の英雄の一人、地球連邦軍の中佐であるブライトはバスクにぶん殴られて、エゥーゴに寝返ってるし…。ゼータガンダムって組織構成が複雑なんだよね。
いつの間にか忘れていた頃に、アムロのゼータでのファーストシーンがいきなり訪れる。
それは軌道上で撃沈された、エゥーゴの戦艦モンブラン(エゥーゴカラーのサラミス改)の大気で燃え尽きる爆発の光が空を走り、それを地上からサングラスを外して確認するアムロだった。
「あー!やっと出たか!俺たちのヒーロー!」(それより、サングラスのデザインがかっこ悪いよ!)
ところが地球連邦軍により、ニュータイプは危険分子としてシャイアンの豪邸に軟禁状態にされていた。
しかしそれに甘んじて、生気を失っている。 完璧な引きこもりだな、これは…。
復活するアムロへ
そこにカツ・レツ・キッカを連れたフラウが現れ、アムロはカツに挑発叱咤されることになる。
アムロ「僕は一年戦争で十分に戦ったよ、カツ君」
カツ「僕らにとって、いえ…母にとっては、アムロさんはヒーローだったんです!」
カツ「そんな事を言わずに地下にモビルスーツを隠してあるとでも言ってください!」
この後フラウも落胆し、4〜5日滞在予定も明日帰ると決めてしまう。アムロは「切符は僕が手配しておく」と空気を読んだのか、読めてないのか分からない態度でモヤモヤする。
恐らくまだこの段階でエゥーゴに参加することは決意をしていなかったはず。カツに牙を剥かれてもだ。 翌日空港で最後の最後まで言い訳をするアムロに、
フラウ「子供に戻ったって、何も手に入れられないのよ」
と諭す。これがきっかけになったのか、輸送機を脱出に使えると踏むと、ついに7年間の引きこもり生活と分かれる決心をする。
アムロはカツを連れて飛び立った。
シャアと再会した時もそう、やっぱり行動出来ない。もうなんだったら勢いで来ちゃったからね。
クワトロ「君を笑いに来た…そう言えば君の気が済むのだろ」
アムロ「好きでこうなったのでは無い、それはあなたにも分かるはずだ」
クワトロ「しかし同情が欲しい訳でもないのだろ…ならばカツ君の期待にも答えるアムロ・レイであってほしい。それが私に言える最大の言葉だ」
クワトロ「自分の殻の中に閉じこもっているのは、地球連邦軍に、いやティターンズに手を貸すことになる」
アムロ「宇宙に行けなければ出来ない相談だ!」
ここまでシャアに言われても、いざ実戦になるとネモにも乗れなかったアムロ。こりゃ重症だよ、アムロ。
視聴者のために、立ち上がってくれ!スーパーニュータイプ!
そんなアムロのもとにベルトーチカ・イルマが現れ、彼女の強引な愛の尻たたきにより、覚醒し出してやがて動き出すアムロ。
眠っていたアムロの能力に、再び火はつけられた。
ベルトーチカ「女の愛撫で男を奮い立たせることができるのなら、女はそれをする時もあるのよ」
それからというものベルトーチカとアムロはイチャイチャ、キスしまくり。一体幽閉されていたアムロの7年間に何があったんだ?!
女の扱いが上手すぎるし、ひょっとしてあの豪邸の毎日の生活で・・・??覚えた・・・??
やがてカミーユとの連携で、ブランのアッシマーまで撃墜してしまう、かつてのアムロ・レイを取り戻したのである。やっぱりアムロ、一年戦争の英雄ですよ!
多分アムロは誰かに(女、女ね。女限定)尻を叩かれないと、行動出来ないタイプの人間か…しかも女に…まるで俺と同じじゃないかw
ここまで見てよーく分かった…結局ファーストの時からのアムロを見てて気付くのは、実力はあるけど行動力が無いというところだ。でもね、決断したアムロの行動は早いんですよ。
そこがクワトロ、シャアとまるっきり正反対だと思いますね。
ファーストでも、セイラがいなければウジウジした意気地無しで終わってたかも知れない。 ニュータイプと凡人との違いはチョットしたきっかけがなければ、ニュータイプも結局ただの人で終わるのかも知れない。
キリマンジャロ基地を落とすアムロの鬼神の戦い
カラバを支援するために地球上へのMS降下作戦を実行、衛星軌道上から援護する作戦に出る。アーガマは宇宙から地球のキリマンジャロへ威嚇射撃をしていた。
ヤザンのハンブラビに「海ヘビ」の直撃を受け、クワトロの百式は地球へ落下してしまい、カミーユのゼータは百式を追ってクワトロの命を救う。
そしてキリマンジャロへ降下した、二人は再び地球で戦うことになる。
そこではカミーユとフォウの悲しい別れがあった。
アムロ「なぜあの二人を止めなかった…あなたにはわかっているはずだ、また同じことを繰り返させるつもりなのか?」
そしてついに、クワトロはシャア・アズナブルであると自身の正体を明かし、ダカールで演説を行なうことになる。
アムロ「頑張れよ、シャア、カミーユ。無駄死にだけはするな」
カミーユとシャアを宇宙へ送り出したあとは、アムロはカラバで戦い続けた。
アムロとシャアはひとまずの別れとなる。 第35話〜38話までは「ゼータ」におけるシャアとアムロの別れを描いたエピソードである。
最終的な決着は「逆襲のシャア」に持ち越されるが、グリプス戦役での2人の関係は落ち着いた結果になった。
そしてファーストガンダムから見てきた、アムロとシャアの関係は感動的なシーンの連続となった。
特にアウドムラ艦内でのツーショットはすれ違ってきた意志が初めてひとつになった瞬間だった。
☆まとめてご覧下さい
クワトロ・バジーナについて
カミーユ・ビタンについて
ベルトーチカ・イルマについて
Zガンダム・レクエイムシリーズ
☆最後までお読みいただきましてありがとうございます。