一日一食
健康の秘訣。万病を治す。
ドイツなど欧州で取り入られている治療法。
日本的に言えば絶食療法、断食。
しかし、ファスティングは専門家と相談して行うか、きちんと調べて行わなければいけない。
僕は病気でもなんでも無かったが、ダイエットしようと決める前には血圧が高く、悪玉コレステロールも多く、標準より体重が増えていた。
そして一日二食から減らしていって、一日一食をしばらくの間続けてみた。
見事体重は減り、血液検査でも各数値を全てクリアしたのだった。
一日一食はそんなに良いか?と言えば、一概には簡単にそうは言えない。
肉体労働なんかはエネルギーが必要なので三食は摂った方がいいかも知れない。
しかし建設作業なんかも段々機械に頼るところが多く、作業的にそんなカロリーを消費しない。
身体を激しく動かさない労働は、エネルギーを必要としないのである。
だから過剰に食べる必要性がない。
ただ、とにかく現代人は食べ過ぎてる。
だから脳疾患、心疾患、癌、糖尿病は多い。
病気の原因はほとんど食生活にあると言っていい。
現代人への食の誘惑は多い。
野生の動物は病気になったり、怪我をすると自然と熱を出したり、食べることをやめる。
発熱をする、または食べないでジッとしていることで免疫機能が活発化して病気や怪我を治すことを知っているからだ。
これが自然の摂理なのだ。
人間は真逆な行為を行っている。
病気や怪我をしたら直ぐに病院へ行くだろう。
全ての医者が悪者だと言わないが、大抵の医者は風邪などで病院へ行くと、
「薬を飲んで栄養のあるものを食べて休養をとって下さい」と言う。
わざわざ免疫機能である発熱を解熱薬で下げ、胃腸に想像以上の負担をかける消化行為をさせるのだから、タチが悪い。
しかも栄養価の高いものほど、消化にエネルギーを必要とする。
本来ならば風邪くらいで病院へ行く必要はないのだが、医者が本当に言うべきことは、
「食べることを控えて寝ていて下さい」である。
食べ物を消化する力は相当なエネルギーを要する。
そのエネルギーはスポーツより消費するとも言われている。
食べれば食べるほど体力を失い、疲れるのだ。
そう、食事という行為を続けると消化器官が絶えず働いていることになる。その間は体内細胞は消化吸収の為にエネルギーを取られて、免疫細胞にエネルギーは行かなくなる。
ゆえに大食や裕福な社会においては病人が多いということだ。
そこで食物を摂らなければ、消化活動にエネルギーが行かなくなるのでほとんどのエネルギーを免疫機能に使うことが出来るのだ。
このような自然治癒力を利用しない手は無いはずだ。
ファスティング(断食)とはこのようなメカニズムで病気を治すのである。
植え付けられた知識とは恐ろしいものである。
「一日三食が健康」
「食事を摂らないと不健康」
と教わってきた。
思考停止は不幸を招くだろう。