kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

DETH WISH 死んでくれ

公開日:2016年3月31日 更新日:2019年8月28日

マイケル・ウイナーとチャールズ・ブロンソンの強力タッグ。


DETH WISH 3 スーパー・マグナム

1985年米国公開 1986年日本公開



TV版では冒頭、淀川さんの解説です。役者の説明をしています。「デスウィッシュ!やっつけろ!」なんて喋っています。

監督のマイケル・ウィナーは英国上がりです。一番のヒット作はブロンソンと組んだ、「DETH WISH」“狼よさらば”です。その続編が「DETH WISH 2」“ロサンゼルス”になります。


*ちなみに僕は日曜洋画劇場版の、スーパーマグナムが好きで何度も観ています。

このDETH WISHシリーズはⅤまでありますが、Ⅲが一番ブロンソンの絶頂期で最高のスター俳優としての実力を確立していました。

ファーストとセカンドには無いワイルドさと白熱したスリラー・アクション。サード以降はブロンソンの晩年期になってしまっています。

男が男に惚れる映画。

私、チャールズ・ブロンソンはアラン・ドロンと並んで、大好きな俳優なんです。猛烈な大ファンです。今は亡きブロンソンですが、今も私の心の中で彼は生き続けている。

さて、このDETH WISH 3 、音楽はマイク・モーランとDETH WISH 2 の“ロサンゼルス”から引き続きジミー・ペイジ(元レッド・ツェッペリン)が関わっている。

DETH WISH 3のオープニングテーマ曲とエンディングテーマ曲(共通)の音楽をジミー・ペイジが担当している。ギターとギターシンセサイザーを使った曲は最高にイカしてる!

これ、大好きですね!BGMとしてもマジで最高。古く臭くても聴いたらハマりますよ。80年代はいい時代だったなぁ。

キャストは主演チャールズ・ブロンソン、デボラ・ラフィン、そしてエド・ローターが出演。

エド・ローターが、なかなか渋い演技を魅せている。


※ネタバレ注意


★さてストーリーは引き続き、元自警団ポール・カージー扮するブロンソンがニューヨークのブルックリンの裏通り、ベルモント地区に住む友人に会いに来るところから始まる。しかし、カージーが友人宅に着いた時には旧友はギャング共に殺されてしまった。

最後に一言残して、カージーに「ここを頼む…」と託して亡くなる…そしてその場にいたカージーは、通報でどっと流れてきた警察らに冤罪逮捕されてしまう。

カージー(ブロンソン)を捕まえたシュライカー署長(エド・ローター)は、条件付きでカージーを釈放する。

カージーにこの街にいるのであれば、条件としてギャング共、「ダニを追っ払ってくれ。」とカージーに言う。断るなら「お前はブタ箱行きだ」と。

警察じゃ手に負えなく署長も動けない中で、元自警団ポール・カージーに署長が個人的に頼んだ形になる。

署長「正直言って一目おいてる。お前のファンさ、お前の事は全部調べた。俺は奴らに縛られてる。立場上な、だがお前なら奴らを倒せる。違うか?カージー?俺はお前がプロになった、そう見てる」

ここの2人のやり取りも面白い。

マーティン・バルサム、この人も必見の役者。

「十二人の怒れる男」に出演してました。

悪役でギャバン・オーハリークが出演。

私はこの「DETH WISH 3 」は日本語吹き替え版でいつも観ているので、ギャバンの吹き替え役が大好きな声優さんの堀 勝之祐氏。

好きなんですよ、堀さんの声。味がある。渋い!現在(2019年)お年は78歳になりましたが、まだまだ堀さんの声を聴きたいですね。

チャールズ・ブロンソンの吹き替えはやはり故・大塚周夫氏(85歳没)しかいない。

釈放後の弁護士がキャサリン役のデボラ・ラフィン。美しいですね。

やがて、ギャバン・オーハリークが演じるストリート・ギャングのリーダー、フレイカーとカージーは戦うことに。

見所はカージーとギャングの闘争だ。

カージーはウィルディ47.5マグナムを頼りになる友人と称して、秘書箱に取り寄せる。

44マグナムとは格段に違い、44は薬莢がピストルタイプ。

47.5マグナムは大物狩りに使われ、象も倒せる代物らしい。

ライフルを小さくしたもので威力は桁違い。

亡くなった旧友チャーリーとベネットは軍隊時代に持っていたマシンガンを2丁持っていた。それは30口径のブローニングマシンガン(M1919十機関銃)。戦争の記念で持ち帰ったシロモノらしい。

フレイカーを筆頭にギャング共は見境なく、市民を怯えさせていく。

カージは一人ずつ確実にギャングを倒していく。かっちょええ〜。

おまけにアイスまでボウズに奢ってやる気前の良さ!

そしてエサはNIKONの一眼レフカメラ。それを見たギャングはここぞとばかりにカージーのカメラをひったくり、自慢の足で逃げる。 必見!カージーがウィルディマグナムを構える。

銃弾は見事的中!

何も無かったように帰るカージー。おばちゃんが「あいつ!この前のワルだよ!」と、歓喜の声をあげる。

次の日署長が事件現場に訪れ、死体を見る。

「随分風通しが良くなってるなぁ〜」と署長が一言。部下が「あの角から打ったようです、良い腕してますねぇ」

署長「お前らとはエライ違いだ。」

ギャングの中堅がヤられたことでフレイカーは動く。狙いはカージー1人。カージーを殺るしかない。

フレイカーとカージーの深夜の対決が始まった。が、またもやカージーに軍配が上がった。

しかしフレイカーはカージーの隙を突き、仲良くなり恋仲になりかけたキャサリンを殺してしまう。カージーは怒りを押し殺し、いよいよ白昼堂々とカージー・市民・警察 VS フレイカー率いるギャング集団の戦争が街中で行われる。

カージー1人に手こずり、フレイカーは隣町のギャングにも援軍を要請する。

伊達に何年も自警団をやっていた人ではない。

簡単にカージーを倒すことはできないのだ。

やっと、警察も乗り出す。

このフレイカーの憎たらしい顔!ギャバン・オーハリーク、素晴らしい俳優さんですな。

カージーは署長と合流、ウェスタンばりでギャング共を撃ち殺していく、2人のガン捌き!

どんどん、フレイカーを追い詰める。

弾が無くなったカージーは部屋へ戻り、弾丸を補給する。フレイカーは尾行していて、そこへすかさず署長がカージーを援護射撃!

だがフレイカーは防弾チョッキを着ていた。

署長「2人は同時に殺れないぞ!」

フレイカー「試すか〜?」

ラストシーンがコレ!

Death Wish 3 III End Scenes Charles Bronson - YouTube

フレイカーが目を背けた一瞬、カージーは携帯用ロケットランチャーを手に取り、建物ごとフレイカーを吹っ飛ばした。

署長は言う「今のうちに行けー、時間を稼いでるからな、早く逃げろ!達者でな」

最初は嫌な署長だなぁ、と思ったが最後は気持ちが良い。男と男の仁義だねぇー!!

カージーはその場をゆっくりと去っていく… END


憎しみは憎しみの連鎖…だが、死んでくれ。

このシリーズの主演、ポール・カージーはファーストのDETH WISHからギャングによる強盗被害、そして娘を強姦殺害され、妻も失い、その後は表向きは日中は設計士として働き、深夜になると自警団として徘徊し犯罪者共々を自らの手で処刑していく。

その活動は警察にもマークされるようになり、追われる立場となっていく。警察は犯罪者を野放しにして一般の庶民たちに難癖をつけて「この街では銃の所持は違反だ」と民間人をしょっぴいていく。

「いったい警察は何をしているんだ!」と!憤りを覚える映画である。

愛する者たちを惨殺されたら?

果たして冷静に犯罪者を許せるだろうか?

復讐は復讐を生み、どこかで人を許さないと憎しみの連鎖は延々とつづく。

だからと言ってそれが、自分の身に降りかかったらどうだろう。人間の尊厳を試される映画である。絶対に人を許さなければならないというケースもない。

根本には罪を憎んで人を憎まずだが…

それが許せずにこのポール・カージーの戦いはこの後も引き続き「DETH WISH 4」“バトルガンM-16”から「DETH WISH 5 」“狼よさらば地獄のリベンジャー”で全5作品は終わる。

また同原作の小説“狼よさらば”は2018年にブルース・ウィリス主演でリメイク作品として上映された。

リメイク版も良いが、やはり“狼よさらば”はチャールズ・ブロンソンの「DETH WISH」だろう。

さて、リアルな現実社会でも毎日犯罪者は減らずに、暴力いじめパワハラ、モラハラ…またネットの中でも無法者が存在し、多くの人を傷付けている。

匿名だからって安心してるなよ。7連投長文アンチコメント寄越したお前、IPアドレスが残ってるのを忘れるな。気持ち悪いんだよ!はい、ブロックでーす。

アンチ・スパムコメント・誹謗中傷・荒らし、人を傷付けて楽しいか?そんなサイコパス・ナルシスト・マキャベリストな奴らは、、、

さっさと死んでくれ!DETH WISH!そんな奴らに制裁をするのが、俺ポール・カージーだ!

最後までお読みいただきありがとうございます。