kemoxxxxxの日記

kemo cityからの脱出

BUCK-TICK 命 6

アルバム

『夢見る宇宙』から
MISS TAKE-I'm not miss take-
作詞作曲:今井寿
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丁度母が亡くなる前からよーく2人で聞いたんだっけ…なぁ、たかひろよ。
 
♪親愛なる現実-うつしよーよ 汚してくれよ♬
〜から始まるこの歌詞。
 
♭「シンアイナルウツシヨヨ」♯
で、終わるこの曲。
 
この曲を聴いてると、涙がこぼれ落ちてくるんだ。
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今井の作る曲はなんて、いっときの儚さを感じさせてくれるんだろうか…
素晴らしいね、全く。
 
イントロから始まる、ギターのリフは心の奥底に響き、それは深く刻まれます。
 
作詞今井寿
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このアルバムの中でダントツに良く仕上がっている。
 
☆うつしよ「現世」とは…???
ぼくが、宗教的世界観からの理解として書かせていただきますと、
『現在の世のこと。この世のことでもある。』
 
仏教用語では「現世」を「げんぜ」と読んだりして、輪廻転生の中で自身が生を受けたこの世界のことのようですね。
 
間違ってたらすみません、
訂正しますm(__)m
 
当方、知識が有りませんのでWikiで調べたのですが、
 
まず、神道では現世を古語としては「うつしよ」と読み、この世や人の生きる現実世界を意味する。
 
仏教では、、、
仏教における三世の一つであり、前世、今世、来世の今世にあたる。
 
金剛般若経」では「一切の有為の方は、夢幻泡影の如し」とあり、現世を夢幻、泡のように儚いものとして把握したことを窺える。このように仏教では現世を否定的なものとして捉えていた。ようですね。
 
このMISS TAKEでの今井の詞の、
『うつしよ』は上記の通り
『現世を夢幻、泡のように儚いものとして把握した』解釈だろうね。
 
母がモルヒネで意識朦朧としていた姿を見ながら、この曲を聴いていた。
 
まさに、『うつしよ』から去りつつある、母の姿をボーッと眺めていた。
生気が段々と薄れてゆく…母のやつれた顔。
 
あの日母が眠るベッドの片隅で母の顔をスケッチしていた。
 
ということで、
MISS TAKE~僕はミステイク~は聴くたび、
あの時の母を思い出すのです。
 
闘病時、まだ母が元気な頃、夢見る宇宙のDVDを見せました。
母もBUCK-TICKはよく見てくれましたね。
気に入ってくれて、曲もぼくと母の2人で聴いてくれました。
東方神起が一番好きだった母でしたが…
 
歌詞に、
”痛みをくれないか データが欲しい 
夢や幻じゃない 誰も見た事もない”
と二行あります。
 
その通りでしたね、母に関する全てのデータが欲しかった。
少しでも苦しくないように…
少しでも良くなるように…
 
ぼくも経験したことのない、見た事もない終焉の日。
それは、夢でも幻でもない現実が迫る。
 
そして曲は佳境に入っていきます。
”悲しい歌を上手く歌う おまえ 紛れもなく 逃れようもない おまえから”
「おまえ」=「癌」です。
その通りでした(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)号泣…
 
 
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また母を思い出すブログを書いてしまいました。
でもこの曲はぼくにとって、母を忘れないようにしてくれる大事な曲なんです。
 
ありがとうございます、今井さん。
 
【MISS TAKEーI'm not miss takeー】
作詞作曲:今井 寿
 
 

 

 

 

夢見る宇宙

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