母の残した画 7
弟の娘の幼少期を描いた画
弟は大切に自宅の壁に飾ってある。
ぼくにとっては姪になる。
とても可愛い姪っ子だった。
当時、弟夫婦は共働きであめを母さんが一時期面倒を見ていた。
母さんとお嫁さんとの関係は上手くはいってなかった。
母さんはあめと一緒にいる間、楽しいの半分、大変なの半分だった。
あめはぼくには懐かなかった。
とうとう母さんはギブアップをして、お嫁さんにあめを預かれないと断った。
嫁さんはとても働き者で凄いな〜
と今でも感心に思っている。
対する弟は仕事がなかなか定まらず、やがて奥さんとの不仲が深まり離婚することになった。
一番はあめが可哀想だと思った。
弟も可哀想だと思った。
お嫁さんも可哀想だと思った。
母さんもそう思っていただろう。
誰も悪くない。
皆んなが悲しい気持ちになった。
そんな夫婦二人を見て、結婚はやはり計画的にしなければならないと思った。
金銭面でも余裕がなければ子供を作ってはいけないと思った(一概には言えないですけど)。
弟夫婦を見てて、結婚に対して嫌な印象を持ってしまった。
だからぼくは結婚のチャンスはあったけど、行動に移さなかった。
彼女も、もう大きくなって大人になった。17歳位だろうか?
あめに会う機会があれば会ってみたい…
あめはパパである弟を想っている。
弟も波乱万丈で大変苦労した人生を送ってきたなぁ、と思っている。
しかし時は過ぎるのは早い…な。
母さんの残した画ラスト2。