クラシック音楽
私は30過ぎてからクラシックを良く聴くようになった。
モーツァルト、ブラームス、リスト、シューマン、バッハ、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ショパン、リヒャルト・シュトラウス、ワーグナーなど…
一番好きなのはシューベルトの
D.929/Op.100
Andante con moto
ピアノから始まり、そしてチェロがゆっくりと流れ始める。
この序盤がたまらなく好きだ。
第1番が陽なら第2番は陰。
陽と陰は対だが、陰という影に魅力を感じる。
第二楽章は重々しさと憂愁味を湛えた緩徐楽章。展開部のないソナタ形式。
音楽は満面に情感をたたえ、集中力が高く、解釈は細部まで明晰で揺らぎがない。演奏全体は卓越した音楽的知性に貫かれている。
第1番と比べてより行動的、男性的、劇的(シューマンの言葉)な作風を持つのが特徴。4楽章から成る大規模な作品である点は共通してる。
シューベルトが国際的な名声を高めたのは死後のことで、生前は限られた人々に認められていたに過ぎなかったらしい。
彼は常勤の仕事は持たず、結婚もしなかった。
ピアノ三重奏曲第2番第2楽章は映画で挿入歌として多々使われている。
『バリー・リンドン』
1975年米
監督スタンブリー・キューブリック
『メカニック』
2011年米
監督サイモン・ウエスト
これはチャールズ・ブロンソンのリメイク版。
など…他にも使われてるのはあると思うが、私が観た映画ではこの2つしか知らない。
シューベルトは31歳の若さでこの世を去った。短い生涯に照らして考えれば、その作品の莫大さは驚くものであり、また多様なジャンルに渡っている。シューベルトは10代のうちに作曲を始め全作品の3分の2は21歳以前に書かれている。彼はロマン派ならではの豊かなハーモニーを持っている。
シューベルト:ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 D929 〜第2楽章: アンダンテ・コン・モート
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